米子市景観審議会は、米子市内にある優れた都市景観の形成に貢献していて、市民及び事業者等に広く紹介すべきと思われる公共施設(国・県・市)を年に一度米子市景観審議会で選出し、『米子市景観審議会が選ぶ紹介したい公共施設』として市民の皆さんに紹介しています。
審議の結果、今年度は『中海湖岸遊歩道と米子市児童文化センター』及び『米子市上下水道局の施設群』を"紹介したい公共施設"として選出しました。
中海湖岸遊歩道と米子市児童文化センター

米子市景観審議会が選出した理由
中海湖岸遊歩道は、親水空間を兼ねた護岸として主に石材により階段状に整備され、市民レガッタや高校生のボート競技、がいな祭りの花火の観覧など、多くの市民に親しまれており、米子市文化ホールから続く彫刻ロードの終点でもあります。
遊歩道に面する米子市児童文化センターは、銅板葺き・円形の屋根を持つプラネタリウム棟が特徴的で、経年変化による緑青が周辺の松林と調和しています。中海湖岸の景観は、市民や各種団体等の協力で支えられています。
米子市上下水道局の施設群

米子市景観審議会が選出した理由
米子市上下水道局は米子市・境港市・日吉津村の約18万人に水道水を供給しており、13箇所の水源地の1つ「戸上水源地」では、大山・中国山地からの地下水が汲み上げられています。調整池の蓋である丸みを帯びた4つの大きな上屋群が、川に挟まれた平地、周辺の水道橋設備などと共に1つのまとまりを感じさせ、周囲の丘や河川の景観と調和しています。これら施設群は大山・米子市水道記念館(国登録有形文化財)と合わせ、米子市の水づくりのランドマークとも言えます。
掲載日:2025年5月14日