令和2年度米子市景観審議会が選ぶ紹介したい公共施設

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令和2年度米子市景観審議会が選ぶ紹介したい公共施設

令和元年度より米子市内にある優れた都市景観の形成に貢献しており、市民及び事業者等に広く紹介すべきと思われる公共施設(国・県・市)を年に一度米子市景観審議会で選出し、『米子市景観審議会が選ぶ紹介したい公共施設』として市民の皆さんに紹介しています。

審議の結果、今年度は、『米子市水鳥公園とネイチャーセンター』と『一級河川加茂川』を"紹介したい公共施設"として選出しました。

米子市水鳥公園とネイチャーセンター

つばさ池西岸からみたネイチャーセンター。壁面や屋根の仕上げは木材が使用され、
水鳥公園周辺の自然環境との調和が図られている。

米子市景観審議会が選出した理由

1995年に開園された米子市水鳥公園は元々存在していた自然環境ではありません。中海干拓地の一部として残されていた湿地とそこに集う水鳥に対して、1981年に水鳥公園設置を求める8万人にものぼる署名が集まり、1989年に公園設置決定、1990年度には財団法人日本野鳥の会による調査・計画が行なわれ、整備されています。

ネイチャーセンターは木造2階建、2棟が連結された建物で、外観は壁面の仕上げ材や屋根のカバー材として木材が使用されています。2階張り出し部分を支える木架構、切妻形式で高窓を持つ屋根、建物周囲に成長した植栽によって、中海・粟島・つばさ池の自然景観と調和するだけでなく、水鳥・野鳥との共生も図られています。

一級河川加茂川

river
中海河口側をみた風景。令和2年度『Yonagoヒカリ★マチ満喫イベント』のひとつ、白壁土蔵ライトアップのもの。加茂川横の白壁土蔵を淀江傘や影絵で彩ったライトアップを実施した時の様子。

米子市景観審議会が選出した理由

加茂川は米子市の西南部を流れる一級河川です。江戸-大正時代にかけては商都米子を支える物流の大動脈であり、今でも地域のお祭りや住民の散歩道、城下町を巡る観光コースとして利用されるなど、多くの人々に愛される存在です。
加茂川周辺の水辺空間は、歴史・文化・観光・環境といった観点からも大変優れた価値があり、人々の暮らしと自然が調和した景観が形成されています。
こうした点からも、当該エリアは米子市の景観形成重点区域に指定され、良好な景観の保全が図られていることから、加茂川を中心とした米子市の誇るべき景観の一つと考えられます。

米子市内にはさまざまな公共施設があり、それぞれ素晴らしく、ランドマーク的なデザインの建築物をはじめ、橋梁、緑地など建設物についても紹介していきたいと思います。

お問い合わせ先

郵便番号683-8686  米子市加茂町1丁目1番地
米子市都市整備部 建築相談課 景観担当

電話:(0859)23-5293
ファクシミリ:(0859)23-5394
メール:kenchikusoudan@city.yonago.lg.jp

掲載日:2020年11月20日