米子市は、鳥取県の西部、山陰のほぼ中央に位置し、南東に中国地方最高峰の大山、北に日本海、西にコハクチョウ渡来南限地でラムサール条約登録の中海を有する、豊かな自然環境に恵まれた街です。
市の大半は平坦な地形で、東にある標高751.4メートルの孝霊山とそれに連なる大山の山すそ、また南部に標高100メートル程度の山が点在する程度です。その一帯には、大山や中国山地に源を発する日野川のほか、法勝寺川、佐陀川、宇田川などが流れ、日本海へと注いでいます。
そして、道路、鉄道、空港などの利便性も高く、古くから地域の交通結節点・宿泊拠点、人の行き来が盛んな「山陰の商都」として栄えてきました。そのため、米子市民は明るく開放的で、外からの移住者を快く受け入れる気質があります。
日本海に面して「海に湯が湧く」皆生温泉は、「トライアスロン日本発祥の地」であり、昭和56年から毎年開催している「全日本トライアスロン皆生大会」には全国から鉄人が集結し、過酷な熱いレースが繰り広げられます。
市民にとっても、春夏秋冬を通じて海水浴、登山、サイクリング、スキーなど日常生活の中でレジャーを楽しめる環境が整っています。日本海に面した弓ヶ浜海岸は「キス釣りの聖地」として知られており、毎年7月には投げ釣りの全国大会が開催されるほどです。また皆生温泉に近接して、潮風と青松につつまれたシーサイドコース「米子ゴルフ場」があり、気軽にゴルフを楽しむことができます。
レジャーのほかにも、米子城跡や飛鳥時代後期の遺跡上淀廃寺跡、彫刻ロードがあり、日常風景の中で歴史、文化、芸術を身近に感じることができます。
大山山麓の地下水を原水とする水道水は、ブナ原生林の豊かな土壌に育まれてミネラルを適度に含んでおり、それをペットボトルにした「よなごの水」は、まろやかでのどごしがよく名水として広く認められています。
なお、本市の特色として、鳥取大学医学部付属病院をはじめ医療機関が充実していることが挙げられ、高齢者にも子育て世帯にもやさしい環境です。企業、商店等が集積する市街地と住宅地や農地がある郊外など、同じ市内でも地域により特徴があり、それらがうまく融合している暮らしやすい街、それが米子市です。