市長定例会見(平成29年1月4日)

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市長定例会見(平成29年1月4日)

 平成29年1月4日(水曜日)

 市長から

 質疑


市長:
明けましておめでとうございます。また今年もよろしくお願いいたします。昨年の出来事は、年末にいろいろ話しをさせてもらったので、今後のことをお話しさせてもらおうかと思うんですけども、私の任期もあと3か月ちょっとということになったわけでして、今いろいろ進めていることを任期いっぱい推し進めるということと、それから、次の市長さんが円滑に職務に入っていただけるようバトンタッチをするということが、残された任期の私の務めかなと思っております。
私の今後ですけれども、一米子市民として、市民の皆さん、職員の皆さん、皆さんが頑張っていただいて、この米子がさらに発展していくよう努めていただくことを楽しみにしながら見守っていくというのが私の今後になっていくんじゃないかと思っております。今まであまり自由に旅行したりなんかできなかったので、少しそういう好きなこと、今までできなかったこともやってみたいなとは思っていますけれども、残された人生を有意義に過ごしていきたいと思っています。

幹事記者:
各社、お願いします。

記者:
市長、まず初夢を見ましたか。選挙戦を戦っているような自分の姿は。

市長:
そういう悪い夢はもう見ないようにしていますけども、初夢はあまり記憶にないですね。孫が来ていましたので、孫と遊んだりはさせてもらいました。

平成29年度予算編成について

記者:
新年度の当初予算について、何かご自身の思ってらっしゃることは。

市長:
当初予算は、骨格予算になると思います。肉づけ予算は6月なり7月の議会に向けて新しい市長さんがつくられるということになると思いますので、骨格予算としては今行なわれているような事業が円滑に行なわれるような予算づけをしていくということになってくると思います。

記者:
政策的な経費を思い切ってもう減らしておくとか、あるいは必要なものは必要だからということで、ある程度踏み込んでつけておく、上げておくという、何かそこら辺のさじかげんはあるんでしょうか。

市長:
まだ実を言うと、骨格予算も議論していませんので、どういう予算編成になるのか、私も今わかりません。今までの例からいくと、骨格予算といったら本当の骨格予算でして、ただ、財源がありますので、肉づけ予算でどれだけ残せるかというのは、予算をつくってみないとわからないので、そこは今、どういう形になるかというのは言いにくいです。いずれにせよ骨格予算は骨格予算としてつくっていくと。それで、一部、肉づけ予算に回すものは回していくということになるとは思います。

次期市長について

記者:
新市長に期待されるものは何かあるんでしょうか、(在任期間の)長いベテラン首長として。

市長:
私もそうだったんですけれども、行政というのはやっぱり継続性がありますので、もちろんめりはりとか重点の置き方というのはそれぞれの市長さんによって違ってくるという面はあるとは思うんですけれども、基本的には今まで、私だけじゃなくて、歴代の市長さんもずっといろいろやってこられたことがあると思うんですけれども、それも理由があってやってこられたということなので、その辺を理解して、それの上を行くような、乗り越えられるような行政をしてもらいたいと思います。
それと、やはり行政というのは結構幅広い分野にわたっていますので、新しい市長さんも市長になられたら、だんだんわかってくるとは思うんですけれども、いろんな分野があるわけなので、特定の分野だとか特定の団体に偏るということじゃなくて、公平公正な行政執行に徹してもらいたいということがあります。それと、やはり将来を見据えて、将来に負担を残すようなことのないような行政運営をしていってもらいたいと思います。

記者:
それは、財政健全化を進めてほしいと。

市長:
財政健全化も含めて行財政運営ということですね。もちろん行政面でもそうですし、財政面ももちろんそうですけども、後の人が困ることがないような、バランスをとって運営をしていってもらわないといけないだろうと思います。その3点ですかね。

記者:
財政的にはまだ大盤振る舞いできるような状況にないと。

市長:
大盤振る舞いというか、今の経済状況とかを見ると、右肩上がりで来たような時代というのは当分来ないんじゃないかと思います。国のほうも結構厳しい状況にあるわけなので、そういう中で行財政運営をやっていかないといけないわけですから、やはり非常に厳しい状況の中で行政運営、財政運営をやっていかないといけないというのは今後当分続くだろうと思います。
これも時代の流れの中でということになるんですけども、私がちょうど市長になったころというのは、国なんかの政策の変わり目でもあったし、それからずっと右肩上がりで来たのが、バブルがはじけてリーマンショックがあってという中での運営ということになってきていたので、正直言ってかなり厳しいというか、場合によっては当時の言葉で言えば赤字再建団体とか、そういうことにもなりかねないような本当に危機的な状況でした。その状況は一応は脱したと思っていますけれども、他の自治体と比べて、指標なんかで見ますと必ずしも米子市はもう大丈夫ですというわけにはいかないので、ここ当面はやはり厳しい状況は続くだろうと思います。

記者:
市長選に今2人名乗りを上げておられるわけですが、市長ご自身や後援会としての対応というのは何か。

市長:
これからどなたが出てこられるかもわかりませんし、二人の人は一応立候補表明しておられますけども、今後どうなるかわかりませんので、私自身で態度を決めてるようなことはありません。

記者:
お二方のうち、どちらが考えが近いと感じていますか。

市長:
お二方で終わるのかどうかもわからない状況の中、今それを申し上げるような段階ではないと思います。

大山開山1300年祭について

記者:
大山開山1300年祭は、プレイベントが今年もう始まると思うんですが、改めて市長としての意気込みを。

市長:
これは、この地域にとっては非常にいいチャンスだと思います。米子市にとってももちろんそうですし、大山町にとっても、その周りの江府町、伯耆町、南部町だとか、日野郡のほかの2町も含めて、それから境港市、日吉津村もそうですけども、やはりこの鳥取県西部圏域にとっても、この地域の盛り上げという意味では大変いいチャンスだと思いますし、中海・宍道湖・大山圏域にとっても、やはりこれはいいチャンスだと思うので、みんなで盛り上げて、この地域に対する国内外の関心が向くように、みんなで努めていかないといけないだろうと思っています。

記者:
松江市や出雲市との連携というのは何かございますか。

市長:
松江や出雲、安来、境港もそうですけども、みんなこの1300年祭というのには関心を持っておられて、中海・宍道湖・大山圏域の市長会と、それから商工団体、商工会議所などでつくっておられる協議会(中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会)が一緒になって1300年祭の合同勉強会も行ないましたけども、松江や出雲など、他の4市もみんな関心を持っておられて、一緒に盛り上げていこうという気持ちは持っておられますので、もちろん1300年祭でこの地域に来られた方がそういうところに行かれることはあるだろうと思いますし、鳥取県西部だけじゃなくて、中海・宍道湖・大山圏域市長会、またこの圏域としても盛り上げていくべきものだろうと思っています。

記者:
松江市と出雲市も市長選を控えていますが、今後、そういうふうな米子との連携等をどう深めていったほうがいいとかっていうアドバイス的なものはありますか。

市長:
アドバイスというよりも、もともと中海・宍道湖・大山圏域ということで一緒にこの地域を盛り上げてやっていこうということですので、それは松江や出雲の方も当然そういう気持ちでおられると思いますし、どういう方が出てこられるかわかりませんけれども、その意識はみんな共有していただければと思います。今の市長さん方は当然ですけれども、みんなそういう意識は共有しておられると思いますし、また、(選挙後に)誰が市長になられても、そういう意識は共有して、この圏域を一緒になって盛り上げていこうということになるのではないかと思います。

記者:
大山町が主にPRとかも強目にされてると思うんですけども、米子市としても日本遺産関連としたら広域で取り組んでいかないといけないと思います。米子市の役割はどういったところにあるというふうに思いますか。

市長:
米子市は、大山に対する交通の入り口的な面もあり、山陰の交通の要衝だと思います。そういう意味での役割というのはもちろんあると思いますし、それから宿泊拠点としての役割もあると思います。そういう意味で、もちろん大山自身をいかに売り込んでいくかというところも米子市自身もかかわってくるところだとは思うんですけれども、ただ、それは米子市の圏域の中にあるものだけじゃないんですよね。どっちかというと、米子市の中に、圏域にあるのは地蔵信仰とか、その辺の派生的に出てきた部分なので。
それとやはり大山町、それから江府町や伯耆町とかが大山圏域ということで、もっと向こうまで行けば三朝町や、関金、倉吉市ですね、それから中部の地域も大山とかかわっているところがあるので、やはり大きい意味でこの圏域全体をいかに底上げするかということだと思います。そういう中で米子市の役割というのは、やはり交通、それから宿泊拠点、それから地蔵信仰ということであればその一部ですね、その辺が米子市の役割でもあるんですけれども、米子市はこの辺の中心的な都市でありますので、またみんなと一緒になって、米子市だけにあるものだけじゃなくて、ほかの圏域のものについても、米子市がそれを主体的にやるということはなかなか難しいと思うんですけども、一緒になって盛り上げていくということは必要だろうと思います。そういう意味で、米子市は一緒になって盛り上げるときの、鳥取県西部という観点からいけば、鳥取県なんかとも連携しながら、中心的役割をやはり担っていかないといけないと思います。

記者:
去年、香港便が就航したりですとか、そういった大きなことがあったんですけども、そういうところでも力を入れていかないといけないというふうにお考えでしょうか。

市長:
そうですね、香港便とかソウル便については、米子市だけじゃなくて、県とか境港市とか、一緒になってやっていくことですので、そういう中で米子市も役割を果たしていきたいと思います。当然いろんな切り口があると思うんですけども、鳥取県西部ないしは大山圏域という中で米子市も役割を果たしていくべきだし、それから米子市自身が観光の宣伝なんかしますよね。その中でやはり大山があるんだというようなことも含めて、米子市も宣伝していくというのはあると思うんです。ただ、香港便とかソウル便とかっていう外国を相手にするということになってくると、これはもう米子市だけの話じゃなくて、やはり県とか圏域で一緒になってやっていく話だろうと思います。

幹事記者:
ありがとうございました。

市長:
よろしいですか。どうもありがとうございます。また今年もよろしくお願いします。

 

掲載日:2017年1月6日