AEDを設置しました

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AEDを設置しました

市役所にAEDを設置しました

平成18年7月3日、米子市役所本庁舎1階 総合案内の前に、いざというときに誰でも使うことのできる救命機器AED(自動体外式除細動器)を設置しました。
7月上旬には、淀江支所、ふれあいの里、市民体育館、淀江体育館、ゆめ温泉、米子市公会堂、米子市文化ホールの各施設玄関周辺の壁に1台ずつ、AEDを設置する予定です。

AED(自動体外式除細動器)とは…

AED(Automated External  Defibrillator)とは、心疾患、特に心筋梗塞などが原因で突然倒れた場合に、コンピュータが傷病者の心臓のリズムを自動的に調べ、除細動が必要かどうかを自動的に決定し、どういう操作をすべきかを音声メッセージで指示し、電気ショックを与える救命機器のことです。

心臓が停止すると、4分以内に脳に障害が発生します。
人工呼吸や心臓マッサージをすぐに始めることは、脳に発生する障害を遅らせることができ、とても大切なことです。
しかし、元気だった人が心疾患、特に心筋梗塞などが原因で突然倒れた場合には、「心室細動」と呼ばれる心臓の動きが多いことも知られています。心室細動とは、心臓の筋肉が不規則にブルブルと震え、全身に血液を送り出すというポンプの役割を心臓が果たせない状態で、そのまま放置すると死に至ります。
人工呼吸や心臓マッサージの前に、この心室細動を取り除き、心臓のリズムを正常な状態に戻す必要があります。
そのためには、心臓に電気ショックを加えて心室細動を取り除く「除細動」を早期に行なうことが最も適切な処置です。
除細動の実施は、心臓が停止してから5分以内に行なうことが、蘇生、ひいては社会復帰のためにたいへん重要なことです。
一般的に、心室細動になってから除細動をするのが1分間遅れると7パーセントから10パーセントの割合で生存退院率が下がるといわれています。救急車が到着するまでは平均で約6分間かかりますが、その間何もしないでいると、生存へのチャンスを半分以上も失ってしまうことになるのです。
このことからも、傷病者が倒れた現場にいた人が、その現場で早期に除細動を行なうことの重要性がわかります。

平成16年6月に厚生労働省により、「非医療従事者による自動体外式除細動(AED)の使用のありかた検討会」の報告書が取りまとめられました。
その中で、救命の現場にたまたまいあわせた人がAEDを用いても医師法違反にならないことが確認され、法的責任追及も生じないとされました。
それ以降、全国の駅や空港、公共施設などにAEDの設置がすすめられています。

掲載日:2006年7月3日