平成17年度の一般会計・特別会計・企業会計(工業用水道事業)の決算がまとまりましたのでお知らせします。
比較に使用した前年度の数値は、旧米子市・旧淀江町・新米子市(合併した平成17年3月31日の1日分)のそれぞれの決算額を合算したものから、合併による重複収支部分などを差し引いたものです。
なお、このページで使用している財政用語の意味は、「財政用語集」でご確認ください。
… 「財政用語集」
一般会計の歳入…526億9,913万円

【内訳】
- 市税…179億2,609万円(34.0パーセント)
- 地方交付税…88億8,755万円(16.9パーセント)
- 市債…59億5,640万円(11.3パーセント)
- 国庫支出金…53億8,606万円(10.2パーセント)
- 県支出金…23億8,214万円(4.5パーセント)
- 国・県からの交付金等…37億2,980万円(7.1パーセント)
- 諸収入・その他…84億3,109万円(16.0パーセント)
歳入は、前年度に比べて4.9パーセントの減となりました。
これは、市債(市の借入金)が前年度に比べて25.9パーセント減ったほか、県支出金が14.4パーセント減るなど、特定財源(使いみちがあらかじめ決められたお金)が減ったことが大きな要因です。
一方、税制の改正などにより市税収入が1.8パーセント増えたほか、地方交付税が5.4パーセント増え、地方譲与税の伸びなどにより、国・県からの交付金も2.2パーセント増えるなど、一般財源(市で使いみちを決めることができるお金)の中には伸びが見られたものもありました。
一般会計の歳出…521億2,657万円

歳出は、前年度に比べて4.9パーセントの減となりました。
土木費は、前年度までに終了した事業が多かったのに対して、新たに取り組んだ事業が少なかったことから、17.0パーセント減りました。
教育費では給食調理場施設整備事業が終了したことなどから、8.1パーセント減りました。
一方、障がいのあるかたへの支援費関係の支出の増などから、民生費が前年度に比べて2.8パーセント増えました。
また、クリーンセンター関連経費の増により、衛生費が2.2パーセント増えました。
市民1人あたりの主な使いみち
…平成17年度決算額を、平成18年3月31日の人口で割った額です。

子どもや高齢者、障がいのあるかたへの福祉のためのお金
…97,714円
主な事業
- 保育所運営
- 障がい者支援費支給
- 介護保険、老人保健、国民健康保険への繰出金

商工業、観光の振興のためのお金
…38,814円
主な事業
- 中心市街地の活性化
- 企業立地の促進
- コンベンション・シティーの推進

道路や公園の整備など、まちづくりをするためのお金
…36,929円
主な事業
- 皆生温泉環状線改良
- 道路新設改良
- 下水道事業への繰出金

小・中学校の施設の整備や文化の振興などのためのお金
…25,861円
主な事業

健康診断や予防接種、ごみの回収処理などをするためのお金
…19,817円
主な事業
特別会計
国民健康保険事業や下水道事業のように、保険料や使用料などの収入で運営していく事業は、その事業にかかるお金の流れをわかりやすくするために、一般会計とは別に「特別会計」を設けることになっています。
米子市では、15の特別会計を設けています。
特別会計の収支
(単位:円)
会計名
|
歳入 |
歳出 |
差引額 |
市営葬儀事業 |
3,141万 |
3,145万 |
マイナス4万
|
国民健康保険事業 |
129億6,376万 |
123億7,067万 |
5億9,309万
|
南公園事業 |
2,526万 |
750万 |
1,776万
|
住宅資金貸付事業 |
6,473万 |
2億7,093万 |
マイナス2億 620万
|
土地取得事業 |
3億3,982万 |
3億3,982万 |
0
|
下水道事業 |
66億4,416万 |
81億6,920万 |
マイナス15億2,504万
|
高齢者住宅整備
資金貸付事業 |
553万 |
546万 |
マイナス7万
|
老人保健事業 |
144億8,181万 |
146億7,196万 |
マイナス1億9,015万
|
駐車場事業 |
1億6,199万 |
5億4,592万 |
マイナス3億8,393万
|
農業集落排水事業 |
11億5,246万 |
11億4,956万 |
290万
|
流通業務団地
整備事業 |
1億7,214万 |
42億 152万 |
マイナス40億2,938万
|
崎津団地
開発促進事業 |
34億1,687万 |
34億1,685万 |
2万
|
市営墓地整備事業 |
5,711万 |
4,859万 |
852万
|
介護保険事業 |
94億1,564万 |
92億4,892万 |
1億6,672万
|
市営墓苑事業 |
73万 |
34万 |
39万
|
赤字決算になった会計(市営葬儀事業、住宅資金貸付事業、下水道事業、老人保健事業、駐車場事業、流通業務団地整備事業)は、平成18年度の歳入を繰り上げて17年度の歳入にあて、補てんしました。
工業用水道事業

1日1,800立方メートル、年間65万7,000立方メートルの工業用水を供給するとともに、水道施設の保守管理を行ない、契約水量の安定・確保を図りました。
【内訳】
収益的収支
水道事業の運営に伴う収入と、それに要した経費の収支です。
単年度における経営状況を示します。
収入…2,135万円
収入のうちわけ
- 工業用水道料金…1,932万円(90.5パーセント)
- 預金利息等…203万円(9.5パーセント)
支出…1,554万円
支出のうちわけ
- 総括業務費等…925万円(59.5パーセント)
- 維持管理費等…568万円(36.6パーセント)
- 減価償却費…61万円(3.9パーセント)
収益的収支の差である「純利益」は、平成17年度決算では581万円でした。
資本的収支
配水管の布設や更新、配水池の建設等施設整備に要した経費と、まかなった財源の収入をいいます。
収入…0円
支出…102万円
支出のうちわけ
資本的収支の収入不足は繰越利益剰余金などで補てんしました。
【資料】
平成17年度決算状況 (
21.2キロバイト)
掲載日:2006年9月27日