第15回 米子市都市景観施設賞決定!

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第15回 米子市都市景観施設賞決定!

米子市都市景観施設賞は、市民の景観形成への意識を向上させるため、市内で平成元年度以降に建築・建設等されたデザインに優れ、良好な都市景観の形成に貢献されていると認められる民間施設を表彰するものです。
米子市景観審議会で応募作品の審査を行なった結果、令和6年度の米子市都市景観施設賞は、景観づくり部門1件、緑化施設部門1件が選出されました。これら受賞施設等の写真と、審議会からの講評を紹介します。

令和7年2月18日に執り行なわれた授与式にて、市長から表彰状および記念品を授与しました。

第15回 米子市都市景観施設賞 受賞施設及び受賞団体

景観づくり部門

角盤町商店街振興組合

本取り組みは、える・もーる1番街のアーケード周辺の景観づくり活動です。米子市にはアーケードが複数ありましたが、現在でも残っているアーケードは本取り組みが行われている「L-MALL FIRST AVENUE」のみとなっています。歩いて楽しいまちづくりの1つの拠点として、令和6年3月に85,000個のLED照明がアーケードに取付けられ、照明の明かりが映えるよう既存アーケードの骨組みは黒色塗装されました。
大型店舗の閉店以降、賑わいが少なくなっていましたが、角盤町商店街振興組合等により、アーケード下ではフェスタやマルシェ等の取り組みが定期的に行われ、周辺の賑わい創出につながっています。LED照明は様々な色合いや動きのある演出が可能なもので、思わず見上げて佇む場所となっており、夜間の賑わい景観づくりや行き交う人々の安心安全にも寄与しています。本取り組みでは継続的な活動の延長にハード整備も行われており、優れた賑わい景観づくりの一連の活動であると高く評価されました。こうした活動を今後も継続していただけることを期待しています。

活動団体:角盤町商店街振興組合

 緑化施設部門

 おーゆ・ランドの前庭・ファサード

本施設は、皆生温泉の既存の温泉・宿泊施設において、大通りに面する部分のアプローチ空間を再整備されたものです。既存の塀の一部や、歩道と敷地との間にあった生垣を撤去し、団体やグループで訪れた歩行者や自転車が滞留できる舗装スペースを設け、既存の松等の樹木を避ける形で温泉・宿泊施設へのゆったりとしたアプローチ空間を作り出しています。敷地と歩道との間には芝生による低い築山を複数設けることで、緑が立体的に見えるような工夫もされています。
本施設のある皆生温泉は、かつて防風林としての松林が多数ありましたが、各種開発により本数は減少しつつあります。本施設は開業当初から皆生温泉の玄関口として多くの松を残されており、今回のアプローチ空間の再整備においても松が大切に残されています。本施設は、皆生温泉の歴史的な景観要素である松の保全と共に、まちへの潤いと観光客へのおもてなしの趣を高める優れた施設であると高く評価されました。

所有者:皆生温泉観光株式会社
設計者:株式会社設計領域、西尾建設
施工者:西尾建設

お問い合わせ

米子市 都市整備部 建築相談課
電話番号:0859-23-5293

掲載日:2025年2月19日