市町村の会計は、1年間のお金の出入りを記録する単式簿記で行なわれています。
この方法では、その年にどのような収入があり、それをどのように使ったかはわかりますが、市の所有する学校や公園など、これまでに社会資本として整備されてきた資産がどのくらいあるのか、また、借金などの負債をどのくらい抱えているのかなど、今までに蓄積された情報が読み取れません。
これに対し、企業会計では、1年間にどのくらい利益をあげたかを示す損益計算書や、今までに取得した資産の内容を表す貸借対照表(バランスシート)を使って、経営成績や財産の蓄積内容を知ることができるしくみになっています。
そこで米子市では、平成12年度から普通会計を対象に、所有する資産や負債の状況を一覧できるバランスシートを作成しています。
しかし、地方公共団体では、普通会計以外に水道事業、下水道事業、国民健康保険事業などの公営事業会計でさまざまな事業を行なっています。
さらに、地方公共団体が直接行なう事業とは別に、一部事務組合や市が出資などを行なっている外郭団体でも、地方公共団体と連携協力して行政サービスを実施しています。
こうしたことから、市全体の資産と負債の状況などを総合的に把握するため、今まで作成していた普通会計分バランスシートに加えて、これ以外の公営事業会計を加えた「市全体のバランスシート」と、一部事務組合、さらに地方公共団体と連携協力して行政サービスを実施している外郭団体までを含めた「連結バランスシート」を作成しました。
市全体のバランスシート・連結バランスシート
平成20年度連結バランスシートと説明 ( 87.3キロバイト)
平成19年度連結バランスシートと説明 ( 87.5キロバイト)
平成18年度連結バランスシート (サイト内リンク)
平成17年度連結バランスシート (サイト内リンク)
平成21年度以降は、市全体の資産及び負債の状況等を総合的に把握するため、普通会計分に加えて、これ以外の公営事業会計と一部事務組合、さらに地方公共団体と連携協力して行政サービスを実施している外郭団体までを含めた連結財務書類(連結財務4表)を作成し、公表しています。
米子市の財政分析(連結財務4表) (平成21年度以降)
掲載日:2010年8月9日