令和5年度の一般会計・特別会計の決算をお知らせします。
なお、このページで使用している財政用語の意味は、「財政用語集」でご確認ください。
… 「財政用語集」
一般会計
令和5年度の一般会計決算は、歳入の総額が819億8,635万円、歳出の総額が811億495万円となり、令和5年度へ繰り越した事業を実施するための財源を除いた実質収支は、5億5,304万円で、黒字決算となりました。
歳入…819億8,635万円
【内訳】
- 国・県支出金…226億8,600万円
- 市税…192億9,685万円
- 諸収入…116億8,543万円
- 地方交付税…109億9,880万円
- 譲与税・交付金…49億4,441万円
- 市債…44億464万円
- 使用料・手数料など…19億2,276万円
- 繰越金…15億2,658万円
- その他…45億2,088万円
歳出…811億495万円
【内訳】
- 民生費…313億6,171万円
- 総務費…123億5,741万円
- 商工費…119億8,358万円
- 土木費…75億8,958万円
- 公債費…61億1,450万円
- 教育費…56億4,940万円
- 衛生費…42億6,483万円
- 農林水産業費…12億55万円
- その他…5億8,339万円
市民1人あたりで見ると
市民1人あたりの歳出決算額…56万2,748円
…令和5年度の歳出総額を、令和6年3月31日の人口で割った額です。
主な内訳
-
子どもや高齢者、障がいのある方への福祉のためのお金
市民1人あたり…21万7,276円
-
消防業務のためのお金
市民1人あたり…1万2,293円
-
健康診断や予防接種、特別医療などに使われたお金
市民1人あたり…1万7,229円
-
教育費のうち学校教育に使われたお金
小学生1人あたりでは…33万1,507円
中学生1人あたりでは…16万8,661円
市の借金
米子市の借金である令和5年度末市債残高(一般会計)は、約585億円です。
一般会計の市債残高は、昨年よりも約15億円減少しました。
具体的な使いみち
使いみち |
金額 |
道路橋りょう・河川・公園 |
105億3,737万円 |
学校・公民館などの教育施設 |
141億6,018万円 |
清掃工場などのごみ処理施設 |
17億9,897万円 |
市営住宅 |
8億8,493万円 |
保育園などの福祉施設 |
15億7,504万円 |
消防署・ポンプ車などの消防施設 |
6億2,838万円 |
災害復旧 |
3億5,262万円 |
その他 |
67億7,637万円 |
特別な市債 |
217億6,388万円 |
「特別な市債」は本来、国が現金で交付すべきものなどについて、市が借金して賄っているものです。返済のためのお金は、地方交付税として国から補てんされます。
特別会計
公営企業のような特定の事業を行なう場合には、特定の歳入を特定の歳出に充てるため、一般会計と区別して特別会計を設置しており、米子市では8の特別会計を設けています。
会計名 |
歳入 |
歳出 |
差引額 |
国民健康保険事業 |
138億2,978万円 |
133億8,478万円 |
4億4,500万円 |
土地取得事業 |
4,765万円 |
4,765万円 |
0円 |
駐車場事業 |
1億3,444万円 |
5億6,904万円 |
-4億3,460万円 |
市営墓地事業 |
5,087万円 |
1,473万円 |
3,615万円 |
介護保険事業 |
155億5,395万円 |
154億431万円 |
1億4,964万円 |
後期高齢者医療 |
22億3,036万円 |
22億2,129万円 |
907万円 |
米子インター周辺工業用地整備事業 |
2,055万円 |
2,055万円 |
0円 |
米子インター西産業用地整備事業 |
9億5,935万円 |
9億5,935万円 |
0円 |
近隣都市や類似団体との比較(令和5年度決算)
類似団体の平均値は、令和5年度地方財政状況調査をもとに算出した速報値です。
経常収支比率
財政構造の弾力性(ゆとり)を判断するための指標で、数値が大きいほど財政の硬直化が進んでいることを示します。反対に数値が小さければ、財政にゆとりがあり、さまざまな状況の変化に柔軟に対応できることを示します。
米子市 |
91.4パーセント |
鳥取市 |
88.7パーセント |
倉吉市 |
90.4パーセント |
境港市 |
90.3パーセント |
類似団体平均 |
93.6パーセント |
市民1人あたり市債現在高
市債は、一般家庭でいうところの「借金」です。
市民1人あたりの市債現在高(普通会計負担分)で、将来負担の適正度をみることができます。
米子市 |
406,733円 |
鳥取市 |
620,403円 |
倉吉市 |
635,050円 |
境港市 |
372,393円 |
類似団体平均 |
356,287円 |
財政力指数
地方公共団体の財政力を示す指数で、高いほど財源に余裕があるといえます。
指数が1を超える地方公共団体は、普通交付税の不交付団体となります。
米子市 |
0.65 |
鳥取市 |
0.50 |
倉吉市 |
0.43 |
境港市 |
0.54 |
類似団体平均 |
0.69 |
市民1人あたり基金現在高
基金は、一般家庭でいうところの「貯金」です。
市民1人あたりの基金現在高で、財政調整基金(将来、財政の健全な運営に役立てるために積み立てられるもの)と、減債基金(将来、市債の償還に充てるために積み立てられるもの)と、その他特定目的基金(社会福祉の充実や、環境の保全など、特定の目的のために積み立てられるもの)の、3つの基金を合計したものです。
米子市 |
83,508円 |
鳥取市 |
59,295円 |
倉吉市 |
134,551円 |
境港市 |
130,530円 |
類似団体平均 |
115,337円 |
人口1,000人あたりの職員数
人口1,000人あたりの特別職を除く職員数です。
この指標を類似団体と比較することで、職員数の適正度をみることができます。
米子市 |
5.86人 |
鳥取市 |
6.72人 |
倉吉市 |
8.11人 |
境港市 |
6.94人 |
類似団体平均 |
6.42人 |
「類似団体」とは…
全国の市町村を「人口」、「産業構造」の2要素の組合せによって類型ごとに分類したもので、米子市(令和2年度国勢調査147,317人)は、人口10万人から15万人までで、第2次産業と第3次産業の合計が90パーセント以上(うち第3次産業が65パーセント以上)の類型の都市になります。
なお、今回の比較では、類似団体の中からさらに面積が類似する団体(15団体)を選びました。
【資料】
地方消費税交付金(社会保障財源化分)が充てられる社会保障施策に要する経費(
35キロバイト)
数値は項目毎に四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。
掲載日:2024年10月3日