このたび、国の文化審議会(会長:佐藤信)は10月20日(金曜日)に文部科学大臣に対して米子市尾高にある尾高城跡(おだかじょうあと)を国史跡に新規指定することを答申しました。
尾高城は、鎌倉時代に始まり、戦国時代に山城として整備され、さらに安土桃山時代の石垣整備を経て、江戸時代に大名の城を規制した一国一城令による廃城までの約400年間にわたり営まれた山城です。
米子市は、今まで未調査であった本丸・二の丸について令和3年度から発掘調査を行ったところ、中世城館から石塁や石垣を持つ近世的な城郭への変遷が分かる遺構が良好に残っていました。戦国時代以来、交通の要衝として争奪され、幸松、杉原、吉川、中村氏等の城主の変遷による各段階での改修等の状況が良くわかることが評価され、このたび国史跡に指定されました。
今後の予定
※「中井先生と歩く現地ウォーク」は参加申込み人数が上限に達したため、受付終了しました。
現地見学をご希望の方は現地説明会(申込み不要)へお越しください。
尾高城跡国史跡指定記念シンポジウム
【日時】令和5年11月25日(土曜日)午後1時開場
【場所】米子市文化ホール(イベントホール)
※参加無料
※要申込 先着150名(11月6日(月曜日)午前8時30分から受付開始)
【内容】
- 記念講演
滋賀県立大学名誉教授 中井 均 氏「よみがえる尾高城ー縄張りと発掘成果からの分析ー」
-
基調報告
鳥取県立鳥取東高等学校教諭 岡村 吉彦 氏
米子市経済部文化観光局文化振興課主任 日下部 かさね
中井先生と歩く現地ウォーク ※受付終了しました
【日時】令和5年11月26日(日曜日)午前10時
【場所】史跡尾高城跡(梅園駐車場)
※参加無料
※要申込 先着30名(11月6日(月曜日)午前8時30分から受付開始)
現地説明会
【日時】令和5年11月26日(日曜日)午後1時~午後3時
【場所】史跡尾高城跡(梅園駐車場)
※参加無料・申込不要
お問い合わせ先
米子市文化振興課 史跡整備推進室
TEL:0859-23-5436
掲載日:2023年11月6日