各担当課からの予算要求について、市長査定が終了しました。
国は、日本経済について、雇用・所得環境が着実に改善するなど経済の好循環が生まれてきているとしています。しかし、本市における税収などに鑑みると、平成27年度に減収に転じ、平成28年度もほぼ横ばいの見込みであり、必ずしも経済の好循環を実感できる状況ではありません。
また、第3次米子市行財政改革大綱に基づき、行政各分野における歳出の抑制と歳入の確保に取り組んでいますが、高齢化の進展などにより社会保障関係経費が年々増加の一途をたどっていること、公債費負担の水準が高いことなどから、依然として厳しい行財政環境が続いていくものと見込まれます。
平成29年度の本市の当初予算は、本年4月に市長選挙を控えていることから、経常経費、義務的経費および継続的に実施している事業費のほか、特に急を要する経費の計上にとどめた骨格予算として編成していますが、上記の状況を踏まえ、「選択と集中」の観点を徹底し、経常的経費についてマイナス3パーセントシーリングに取り組むこととしました。あわせて、国や県の施策との連携を図るとともに、第3次米子市総合計画「米子いきいきプラン2016」で示したまちづくりの目標と基本方向に沿って、「生活充実都市・米子」のさらなる発展をめざした施策の推進に配慮することとしました。
これらの点を踏まえ、総合的な取組の中で米子の魅力を高め、またその魅力を内外に情報発信しながら、「日本一住みやすいまち米子 住めばますます米子がいいなと実感できるまち米子」を市民のみならず、多くの方に感じ取っていただけるよう、地域経済の活性化、保育や介護予防など少子高齢化対策の充実、教育環境、防災対策の充実などを図った予算編成内容としたところです。
この結果、市長査定後の一般会計当初予算案は、約592億円とし、平成28年度当初予算額と比べて約20億円の減額(3.3パーセントの減額)となります。
平成29年度一般会計当初予算要求の市長査定
各担当課からの復活要求調整後の最終査定結果です。
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平成29年度当初予算要求額…603億1,838万円
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総務部長査定額…592億1,500万円
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平成29年度当初予算案(市長査定後の額)…592億1,500万円
»28年度当初予算額612億3,000万円から20億1,500万円の減
資料1:
目的別当初予算査定状況
(資料はPDFファイルです。新しいウィンドウ・タブが開きます。)
当初予算査定状況・目的別(
60キロバイト)
資料2:
主な事業の査定状況
(資料はPDFファイルです。新しいウィンドウ・タブが開きます。)
主な事業の査定状況一覧表(
439キロバイト)
主な事業の概要(
2.19メガバイト)
資料3:
全事業一覧
全事業の予算編成状況は、次のとおりです。
(資料はPDFファイルです。新しいウィンドウ・タブが開きます。)
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議会費(
107キロバイト)
…市議会運営のためのお金
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総務費(
900キロバイト)
…庁舎や財産の維持管理、戸籍の管理、税金の徴収などのためのお金
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民生費(
740キロバイト)
…子どもやお年寄り、障がいのある方などへの福祉のためのお金
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衛生費(
362キロバイト)
…健康診断や予防接種、ごみの回収処理などをするためのお金
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労働費(
133キロバイト)
…失業対策など労働に関係するお金
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農林水産業費(
404キロバイト)
…農業や水産業の振興のためのお金
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商工費(
346キロバイト)
…商工業・観光の振興のためのお金
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土木費(
370キロバイト)
…道路や公園の整備など、まちづくりをするためのお金
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消防費(
123キロバイト)
…消防のためのお金
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教育費(
617キロバイト)
…小中学校の施設の整備や文化の振興などのためのお金
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公債費(
68キロバイト)
…市債の元金・利子や一時借入金の利子を支払うためのお金
掲載日:2017年2月24日