平成20年度予算案
平成20年度当初予算額 … 834億 569万円
- 対前年度予算と比べて15.4パーセントの減
- 金額にして152億1,341万9千円の減額
一般会計予算額 … 488億9,800万円
- 対前年度予算と比べて0.7パーセントの減
- 金額にして3億2,884万5千円の減額
特別会計予算額 … 345億 769万円
- 対前年度予算と比べて30.1パーセントの減
- 金額にして148億8,457万4千円の減額
予算編成の基本的な考えかた
国の平成20年度予算は、「経済財政改革の基本方針2007」を踏まえ、歳出全般にわたって、これまで行なってきた歳出改革の努力を決して緩めることなく、引き続き「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」に則り、国・地方の信頼関係を維持しつつ、国・地方それぞれの財政健全化に取り組むこととしています。
また、国・地方を通じた巨額の債務、高齢社会を背景とする社会保障経費の更なる拡大により、国庫財政も極めて厳しい状況にあることから、地方交付税や国庫補助負担金なども、今後とも一層縮小されるものと考えられ、地方財政は、中長期にわたって、極めて厳しい環境下におかれることと想定されます。
米子市では、平成17年度に策定した「米子市行財政改革大綱」に基づき、行財政改革の断行に全庁体制で取り組んできました。
しかし、近年、扶助費をはじめとする義務的経費は増加の一途をたどり、非常に苦しい財政運営を強いられています。
また、単年度の実質的な収支は、ここ数年にわたって赤字が続いており、多種多様な行政需要に対応するため、基金などを取り崩して歳入不足を補ってきましたが、現在、その基金も枯渇しようとしています。
その一方で、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」が平成19年6月に公布されたことに伴い、この法律に規定する4つの財政健全化判断比率について、早期健全化基準、または財政再生基準以上にならないように予算編成を行なう必要が生じています。
米子市の危機的な財政状況を克服するためには、事務事業の徹底した効率化を行ない、限られた歳入を真に必要な分野に重点的に配分するとともに、市民の皆さんや地域などとの協働により地域課題を解決するなど、真に自立した地方自治体として、責任ある行財政運営を行なっていくことが重要となっています。
平成20年度の予算は、このような現状を踏まえ、財政の健全性の確保に留意しつつ、今一度、「市政運営の基本は市民福祉の向上にある」という原点に立ち返り、「新米子市総合計画」に示した市の将来像、「生活充実都市・米子」の実現に向けた施策の具体化を目指し、市民が安全で安心して暮らせる生活環境の実現を図ることに重点を置いて、編成を行ないました。
4つの「まちづくりの基本目標」ごとの予算額
子育てを応援し、お年寄りが元気な米子
「ひと」がいきいき
- 164億6,940万1千円(一般会計)
- 264億 262万2千円(特別会計)
ゆとりある心豊かな米子
「こころ」がいきいき
- 31億3,091万4千円(一般会計)
- 2,906万6千円(特別会計)
「暮らし」がいきいき
- 64億9,323万1千円(一般会計)
- 73億7,134万8千円(特別会計)
「自然」がいきいき
活力みなぎる米子
「産業」がいきいき
- 50億1,808万4千円(一般会計)
- 4億6,378万円(特別会計)
「よなご」がいきいき
- 44億1,449万1千円(一般会計)
- 2億4,087万4千円(特別会計)
【資料】
平成20年度予算の概要(案) (
1.08メガバイト)
掲載日:2008年2月29日