本市を取り巻く社会情勢は、4次行革大綱(令和2年度~6年度)の策定から約5年を経過した現在においても、少子高齢化の進展に伴う生産年齢人口の減少、社会のデジタル化が一層進行していることに加え、自然災害の頻発・激甚化や感染症といったリスクの顕在化、物価高騰等、新たな課題も生じています。特に、ポストコロナ期において、人手不足は官民問わず顕著となっており、生産年齢人口の減少が社会への大きな影響となって現れてきています。将来にわたり持続可能な組織を実現していくために、更なる人口減少に伴う組織のダウンサイジングを図りつつ、限られた経営資源を有効に活用し、生産性を維持・向上させていくための本気の取組を職員一人ひとりの問題として捉え、行っていく必要があります。
そのため、4次行改大綱で掲げた「2040年問題」(※)への対応を継続しつつ、徹底的な生産性の向上を図り、持続可能な組織づくりに繋がる取組を加えた第5次米子市行財政改革大綱を策定します。
(※)高齢者(65歳以上)の人口が最大となり、生産年齢人口の減少がピークを迎えることにより、2040年に
顕著に表面化する様々な社会問題の総称です。

第5次米子市行財政改革大綱の概要
実施期間
令和7年度から令和11年度まで
名称
「米子市次世代進化プラン」
※本大綱は、今後生じる様々な行政課題に柔軟に対応することができる持続可能な組織へと進化し続け、また、その組織を次の世代につなぐことを目指したものであり、このことを明確にするため、第5次米子市行財政改革大綱の名称を米子市次世代進化プランとします。
取組の柱
- 業務の効率化に向けた抜本的な見直し(生産性の向上)
- 職員の能力発揮の最大化
- 柔軟かつ安定した財政運営
推進体制と進行管理
施策を確実に実施していくため、市長を本部長とする「米子市行財政改革推進本部」による総合調整と進行管理の下に、全庁的な取組として推進していきます。また、推進状況については、随時公表するとともに、市議会との連携を密にし、その理解と協力の基に各施策を実施して行きます。

第5次米子市行財政改革大綱・実施計画
第5次米子市行財政改革大綱(
1177キロバイト)
第5次米子市行財政改革大綱実施計画(
204キロバイト)
掲載日:2025年3月27日