米子市を始めとした鳥取県西部特産の白ねぎ、このうち在来種の改良を重ねて育成した鳥取県オリジナルの品種「伯州美人(はくしゅうびじん)」が、令和6年8月27日(火曜日)に農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録を受けました。
地理的表示(GI)保護制度とは?
地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品のうち、品質等の特性が産地と結びついており、その結び付きを特定できるような名称(地理的表示)が付されているものについて、その地理的表示を知的財産として保護し、生産者の利益の増進と需要者の信頼の保護を図るための制度です。
… 農林水産省ホームページ(地理的表示(GI)保護制度)
地理的表示(GI)に登録されるメリットは?
地理的表示(GI)は、生産地と結びつきがある特性をもつ産品のみに使用することができるため、登録されていない産品の名称使用を禁止し、不正使用については国が取り締まることで、登録産品のブランド価値や、生産者の利益を保護しています。
また、GI登録された産品のみ、その名称を使用することができるため、表示された名称を信頼して購入した消費者やバイヤーにとっては一定の品質が保証されており、安心して購入することができます。
登録産品の概要
名称
伯州美人
登録生産者団体
鳥取西部農業協同組合
生産地
鳥取県米子市、境港市及びその周辺の大山山麓(日吉津村、南部町、伯耆町、大山町、日南町、日野町、江府町)
登録日
令和6年8月27日(火曜日)
「伯州美人」とは?
伯州美人は、古くから鳥取県西部地区で栽培されていた白ねぎの在来種です。現在一般的に栽培されている品種に比べ、太くて柔らかく、甘味が強いのが特長です。一方で、葉が柔らかくて長く、風や雪に弱いため栽培が難しく、生産者はわずかにまで減少していました。
掲載日:2024年8月27日