今回はあいにくの雨に見舞われましたが、一般参加6名と自然保護観察会のみなさまが集まりました。
まずは、枡形に咲く草に注目。葉が放射状に広がり地面にくっついた状態がバラの花に似ている「ロゼット」と呼ばれる様子を観察しました。
内膳丸付近では、花芽と葉芽の見分け方を教わったり、花芽と葉芽がひとつになっている混芽を観察したり、花が咲く春の楽しみを見つけました。ちなみに、桜はひとつの花芽の中に4~5つの花があるそうです。満開時の豪華絢爛さの秘密はここにあるのかもしれないですね。お花見が待ち遠しいです。
また、今回のツアーではキノコたちも見つけました。裏側のヒダが網状になっているアミヒラタケや、膏薬のように見えることから名づけられたコウヤクタケ(膏薬茸)、膠(にかわ)のように軟質で黄金に輝いているコガネニカワタケなど、冬でもたくさんのキノコが見つけられました。
そして、今回はカモの観察もあり、様々な水鳥を見ることができました。鳥取県立博物館の清末先生からは、「スコープで観察するのも良いけど、水に潜る個体とそうでない個体を予想して観測するのも楽しいですよ」と教えていただきました。遠くから見ると一見同じような鳥でも、動きの違いから種類が異なることが分かりました。
次回は4月29日(月曜日・祝日)です。春を探しに城山へお越しください。
当日の様子
掲載日:2024年1月26日