空き家の管理は所有者の責務
空き家が放置されると、屋根瓦や外壁材の落下による通行人への危害、放火などの犯罪の誘発、害虫の発生など、地域の生活環境に様々な悪影響を及ぼします。
「空家等対策の推進に関する特別措置法」では、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、所有者等(所有者のほか、相続人や占有者なども含みます。)は空き家を適切に管理する責務を負うと定められており、所有者等の管理不全が原因で事故が発生し、他人に損害を与えてしまった場合は、損害賠償を求められる場合もあります。
そのような事態を防ぐためにも、空き家は適切に管理しましょう。ご自分で管理するのが難しい場合は、民間の空き家管理事業者に依頼しましょう。
空き家の管理方法
内部
建物を傷めないために、できるだけ頻繁に行ないましょう。
通風・換気 |
すべての窓・収納扉(押入れ・クローゼット)の開放、換気扇の運転 |
通水 |
各蛇口の通水、各排水溝に水を流す |
清掃 |
室内の簡単な清掃 |
外部
ご近所の迷惑にならないように念入りに行ないましょう。
郵便物整理 |
ポスト・玄関への郵便物・配布物の整理 |
敷地内清掃 |
敷地内の落ち葉やごみの清掃 |
草取り・庭木のせん定 |
草取り、越境している枝やツルのせん定、庭木のせん定、消毒 |
点検
大雨や台風、地震のあとは必ず点検を行ないましょう。
雨漏りの有無 |
すべての部屋に雨漏りがないか確認 |
建物の傷み |
建物に傷んでいるところがないか確認 |
設備の傷み |
水漏れがないか確認 |
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掲載日:2021年9月16日