米子城の外堀でもある旧加茂川は、城下町のたたずまいを今に残しています。
この旧加茂川ではいろいろな生き物を見ることができます。コイやフナなど淡水の魚はたくさんいて、この時期は稚魚が群れを成しています。ボラもよく見かけますが、最近目にするようになったのはエイ(アカエイ)、スズキなど、海の魚です。
エイは中海から遡上してきたものと思われますが、咲(わら)い地蔵のある覚証院橋(かくしょういんばし)付近から国道9号線の旭橋付近でよく見かけます。大小のエイが何匹も泳いでいることもあり、川底近くを羽ばたくように泳いで、餌を探している姿を見ることができます。エイの近くにはボラやスズキが泳いでいて、エイの巻き上げた泥の中の餌を狙っています。まるでエイの上にボラが乗っているような姿に、川端のお地蔵さんもほほ笑んでいることでしょう。
今年の夏は、旧加茂川で水族館気分を味わってみてはいかがでしょうか?
なお、エイの尾には猛毒のとげがあるので、気をつけましょう。
![ボラの群れ](/secure/27642/DSCF5903-2.jpg)
![上から見たエイ](/secure/27642/DSC_0185-2.jpg)
![上から見たエイ](/secure/27642/DSCF5891.JPG)
![後方から見たエイ](/secure/27642/DSCF5893.JPG)
![上から見たエイ](/secure/27642/DSCF5896.JPG)
![後方から見たエイ](/secure/27642/DSCF5899.JPG)
掲載日:2017年8月3日