平成24年度予算案
平成24年度当初予算額 … 927億5,028万円
- 前年度予算と比べて2.7パーセントの増
- 金額にして24億621万円の増額
一般会計予算額 … 562億2,700万円
- 前年度予算と比べて0.5パーセントの増
- 金額にして2億6,800万円の増額
特別会計予算額 … 365億2,328万円
- 前年度予算と比べて6.2パーセントの増
- 金額にして21億3,821万円の増額
予算編成の基本的な考えかた
我が国の経済は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で緩やかに持ち直しているとされています。しかし、昨年夏以降の急速な円高の進行や世界経済の減速等の影響もあり、景気回復の度合いは極めて緩やかなものとなっています。地域経済においても、今後の設備投資や生産の動向は不透明であり、個人消費も一進一退の動きが続くものと見られることから、当面、景気は全体として弱含みで推移するものと予想されています。
このような状況を背景として、本市の税収は、平成20年度以降減少に転じており、一時の急激な落ち込みからは下げ止まりつつあるものの、以前の水準に戻るまでにどの程度の期間を要するのか不透明な状況です。一方、社会保障関係費は年々増加しており、公債費も高い水準で推移しています。また、老朽化しつつある公共施設の維持補修等への対応も課題となっています。本市では、平成22年3月に策定した「第2次米子市行財政改革大綱」に基づいて、行政各分野における徹底した歳出の抑制と歳入の確保に取り組んでいますが、行財政環境は依然として厳しい状況にあります。
これらを踏まえ、平成24年度の予算編成では、「選択と集中」の観点を徹底し、経常的経費についてゼロシーリングに取り組むこととしました。あわせて、国や県の施策との連携を図るとともに、昨年策定した第2次米子市総合計画「米子いきいきプラン2011」で示したまちづくりの目標と基本方向に沿って、「生活充実都市・米子」のさらなる発展を目指した施策の推進に配慮することとしました。また、近年頻発している大雪、台風、地震、津波等の災害を教訓として、災害に強いまちづくりに要する経費についても予算措置に努めることとしました。
この結果、地域防災計画の見直し、津波ハザードマップの作成、原子力災害対策の充実、小・中学校の耐震化及び大規模改修、公会堂・図書館の耐震改修などの防災・安全対策、工業用地再整備事業や企業立地促進補助金などの企業立地対策、緊急雇用創出事業等の雇用対策について予算化を図るなど、「安心・安全なまちづくりと地域活力の向上」に重点を置いた予算編成内容としています。
「まちづくりの基本目標」ごとの予算額
『ひと』がいきいき
生涯健やかで
安全・安心に暮らせるまちづくり
- 214億3,643万1千円(一般会計)
- 286億6,803万9千円(特別会計:国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療)
『こころ』がいきいき
人を大切にし、
豊かな心と文化を育むまちづくり
- 49億143万4千円(一般会計)
- 973万1千円(特別会計:住宅資金貸付事業)
『ふるさと』がいきいき
人と自然が調和した
快適で住みよいまちづくり
- 68億597万6千円(一般会計)
- 75億173万円 (特別会計:下水道事業、農業集落排水事業、市営墓地事業)
『あした』がいきいき
活力とにぎわいを生み出す
元気なまちづくり
- 80億8,499万8千円(一般会計)
- 3億4,378万4千円(特別会計:流通業務団地整備事業、土地取得事業、駐車場事業)
『市役所』がいきいき
市民のために挑戦する
市役所づくり
【資料】
平成24年度予算の概要(案) (
498キロバイト)
掲載日:2012年2月28日