市長定例会見(平成29年11月8日)

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市長定例会見(平成29年11月8日)

 平成29年11月8日(水曜日)

 市長から

  • 主要地方道米子境港線 通称”医大通り”の命名について
  • 米子の魅力を伝える「ことば」の発信について
  • 平成29年度米子市原子力防災訓練(島根原子力発電所事故対応)実施について

 質疑


市長:
本日、私のほうから3点、皆様にお知らせをしたいと思います。 1点目ですけれども、タイトルとして、「主要地方道米子境港線 通称"医大通り"の命名について」でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 主要地方道米子境港線 通称”医大通り”の命名についてPDF 158キロバイト)

この地図で示しておりますルートですけれども、ここを、一般に巷間、「医大通り」っていうふうに呼ぶ人もいますけれども、はっきりとした名称が、いわゆる公式に認められたものがあるわけではございません。このたび、ここを「医大通り」と、いわゆる通称名を命名することによりまして、通りの名前を明らかにし、地域住民の皆様に、医大がある通りというところを愛着を持ってもらうということをこれからしていきたいというふうに思っております。
実は、まず第一弾として、この「医大通り」を命名したいと思うんですけれども、市内のいろんなところに通り名をこれからつけていきたいというふうに考えております。この狙いは、一つは、地域の皆様が自分たちの身近に、いつもふだん通っている通りを、いわゆる通称といいましょうか、愛称で呼ぶことによって、より親近感を持ってもらい、愛着を持ってもらうということ、これが一番の狙いでありますけれども、同時に、重要なことは、例えば観光客の皆様が、今どこを歩いているのかわかりやすいようにしていくという狙いもございます。例えば県道何号線とか、こういった公式の名称は当然あるわけですけれども、それだとなかなか地図の中でわかりづらいところがございます。例えば「皆生通り」というのはもう皆、どこを指すか大体わかっていますけれども、これも地図に載っているわけではございませんので、例えば観光客の皆様に「皆生通り」を通ってあそこへ行ってと言っても、「皆生通り」がどこにも表示していないということではいけませんので、そういったことをしていきたいと思っております。その第一弾として、この「医大通り」ということの命名を今回考えたところでございます。この目的のところに書いておりますけれども、米子にとりまして、この鳥取大学の医学部と附属病院、これは大変重要な存在でございますので、末永くこの地で皆さんに仕事をしていただくという思いも込めまして、まずこの第一弾を「医大通り」にしたいと思います。ちなみに、この「医大通り」という名称についても一応議論をしておりまして、正式には鳥取大学医学部であり、かつ附属病院ということでありますので、医大という名称は既にないのではないかという意見もございました。ただ、いろいろな意見がある中で、やはり地元の人が医学部並びに附属病院を総称として医大と呼ぶことが多うございます。例えば今日は医大に行ってくるけんとか、今日は医大で検査だわみたいな言い方をしますけれども、医大という呼び方が地元市民にとって最も一般的ではないかというところで、このたびの件、「医大通り」とさせていただきたいと思っております。
実施時期等につきましては、資料のとおりでございます。まず1点目は以上で終わりたいと思います。

続きまして、2枚目のペーパーになりますけれども、米子の魅力を伝える「ことば」の発信について、でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 米子の魅力を伝える「ことば」の発信についてPDF 143キロバイト)

いわゆるシティプロモーションといいまして、我々のまち、我がまちをいかにプロモート、つまりいろんな形で、広告宣伝でもあったり、あるいは観光誘客であったり、移住定住へのいろんな魅力の発信であったりと、総称してシティプロモーションと申しますが、これを米子市においても本格的展開をしていこうということを考えております。その最初の手がかりといたしまして、このたび、庁内で発行しています機関誌で、この米子の魅力を伝える言葉を職員に募集しましたところ、数多くの応募がございました。その中からいろいろ考えて、一つの言葉を最優秀作品として、このたび皆様にお知らせをする次第でございます。
「水 まち 自然 エンジョイ!米子」、これを一つ選ばせていただきました。提案理由に書いてありますとおり、米子はまず「水」というものが、水道水であったり湧き水であったり、日野川や日本海、中海に象徴される水辺の環境であったりと、非常に水は象徴的なものであると思っております。それからやはり暮らしやすさ日本一にも輝いた「まち」、このことを書きまして、そして、海も山もすぐ近くにある、この自然環境というもの、これを楽しんでいこうという意味で、「エンジョイ!米子」というような言葉が並んだ、この言葉を最優秀作品として、今後、例えば懸垂幕を作って掲げたり、いろんなところでキーワードとして使いながら、このまちの魅力を発信していく企画に使っていきたいと思っております。
ちなみに、これの今後の活動についてですけれども、11月14日付でシティプロモーション推進チーム会議というものを立ち上げます。庁内から募集した職員と指名した職員の混成チームでシティプロモーション推進チームというものを組成いたしまして、14日に第1回の会議を開催することとなっております。今後も言葉であったり、あるいは風景を切り取った写真であったり、いろいろな形で米子の魅力というものを庁内から発信をしていき、そして市民の皆様にもよく認知をしていただき、そして、それが市外、県外の方々にもしっかり届くように努力をしていきたいと思っているところでございます。 2点目の「ことば」についてはこれで、以上でございます。

続きまして、3点目でございますが、平成29年度の米子市における原子力防災訓練の実施について、でございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 平成29年度米子市原子力防災訓練(島根原子力発電所事故対応)実施についてPDF 169キロバイト)

これは、表記しておりますとおり、島根原子力発電所の事故対応の訓練でございます。今回が6回目となるわけでございますが、目的自体は大きく変えておりません。日時としまして、初動対応訓練は、11月17日金曜日の午前中、住民避難訓練は19日の日曜日を予定しております。
訓練内容になりますけれども、初動対応訓練は、オフサイトセンター(島根原子力防災センター)における米子市ブースの設置・運営、これは一つの想定でございますけれども、そして災害対策本部会議の運営をし、あるいは、首長同士によるテレビ会議の実施をするなど、いわゆる緊急時における対策について訓練をする予定でございます。
住民避難訓練につきましては、大きな目的は、いわゆる避難計画をつくっていく中で、多様な避難手段による住民避難の実施をするというところにあると思っております。前回は海上自衛隊や海上保安庁の船を利用した避難をやりましたけれども、それも一つですし、今回もその一つですけども、例えば避難退域時の検査会場というものは今指定してございますけれども、そこが仮に使えなかったときということも想定をいたしまして、このたびはイオンモール日吉津さんにも協力をいただいて、そこを検査会場にするということも今回、初めて実施をいたします。このように、いろんな手段をふだんから使えるようにしておいて、いざとなった緊急時の避難に役立てていきたいと思っているところでございます。訓練内容等は、そこに記載したとおりでございますので、あとはご質問で対応させていただければと思います。
以上になりますが、1点だけ、ちょっと私のほうからお礼がございます。報道各社の皆様で今度、11月11日に行なわれます米子城・鳥取城・月山富田城の山陰三城跡のシンポジウムについて、いろいろと新聞等で報道していただいておりますことを、この場をおかりしましてお礼を申し上げます。米子城を取り巻く、これもシティプロモーションの一環になるかもわかりませんけども、非常に大切な市政における事業になってくるだろうと予想しておりますので、このたび、もし多くの皆様がお集まりいただければ、一つの契機になるのかなと、そのように思っているところでございます。以上でございます。

幹事記者:
それでは、各社、質問があればお願いします。

主要地方道米子境港線 通称"医大通り"の命名について

記者:
医大通りのことで聞きたいんですけれども、どうして第一弾がここだったのかということなんですけども。

市長:
きっかけとして、まず最初に、この通り名称をつけていこうということ自体は、その必要性を感じておりました。10月の31日でしたけれども、これは鳥取県経済同友会西部地区が主催をしましたシンポジウム、パネルディスカッションがございまして、そこに鳥取大学の副学長兼病院長の原田先生、それから医学部長の廣岡先生、そして私も招かれましてパネルディスカッションをいたしました。そのときに、やはり米子市として、鳥取大学医学部並びに附属病院とのかかわりをこれから強く意識していきたい、そのような思いの中で、私のほうからこういうことはどうでしょうかと提案したところ、その場でご快諾をいただきまして、この話が成立したという経過がございます。そのお話を受けて市役所内でも協議をして、今日このような形でプレスリリースさせていただくという運びでございます。

記者:
観光客とかっていうと、城山もあるので、医大じゃなくても、城山通りとかでもよかった(のでは)。

市長:
実はこれから話をしていくことになるんですけども、例えば内堀通りだとか、あるいは外堀通り、これも今は案の段階なんですけども、そういった名称も考えますと、つじつまは合ってくるのかなと思います。もちろん城山といいますと、城山はいろんなところから見えますので、もう城山は、それはそれで一つのシンボリックなものであろうと。やはり通り名称はある程度位置関係といいましょうか、歩いている人がここだなとわかる部分も必要ですので、そこはいろいろこれから協議を重ねながら、とりあえず医大通りは一つ決まりましたけども、さっき言ったような名称も、ここでいいのかとか、この名前でいいのかというのは一個一個確認をしながら作業を進めたいと思っています。

記者:
こういう名前にしましたっていうことを、鳥大さん側は何ておっしゃっているんですか。

市長:
大変うれしいということを率直に言っていただきました、廣岡先生にしても原田先生にしてもですね。

記者:
このPRはどうされていくんですか。例えば看板を立てるとか。

市長:
まずは看板を立てるということが一番大事だと思っています。さらには、地図をつくってらっしゃる会社に対しても働きかけて、通り名称を地図に落とし込んでいただくと。ひいては当然米子市が発行する観光パンフレット、そういったものにも通り名称でやっていきたいと思っていますし、そういうような形でPRしていきたいと思っています。

記者:
ほかに、けやき通りとか駅前通りとかあって、通り名というのはいろんなところにあったと思うんですが、これいわゆる市がお墨つきを…。

市長:
そういうことですね、おっしゃるとおり。

記者:
そういう感じでいいんですか。

市長:
ええ。例えば駅前通りも、大体ここだなっていうのは皆さんわかっているんですけども、それが地図に書いてあるわけでもなく、ましてや市として、あるいは県もそうですけども、命名しているわけではないと。これは県道の場合は県と協議しながら、ここからここの位置を、例えばじゃあ駅前通りとしてよいかっていうことを一つ一つ詰めながら、これから設定をしていきたいと思います。けやき通り、皆生通りもそうですね。

記者:
何か今までの鳥大さんとの関係を考えると、ちょっと機嫌取りじゃないかって邪推もしちゃうんですけど、そこら辺はどうですか。

市長:
これは最初に申し上げましたとおり、米子市全体に対して展開していきたいと思っている事業でございます。その第一弾が医大通りであったというふうに受けとめていただくのが一番いいと思っております。

記者:
今おっしゃった看板は、いつごろ、何か所ぐらいかける思惑ですか。

市長:
今度の12月議会に補正予算を提出いたしまして、可決されれば4か所にプレート看板といいましょうか、そういうものを設置したいと考えております。

記者:
看板になるのかな、標識になるのかな、何になるんだろう。

地域政策課長:
今現在、この医大通りの起点から終点までの間に4か所、既に中心市街地の案内といいますか、観光案内の案内板を設置しておりますので、そこにプレートをつけ加えるような形を考えております。

記者:
これは予算はいくらですか。

市長:
まだ見積もり段階ですね。

財政課長:
ええ、そうですね、今査定中です。

記者:
将来的には通り名を、市内で幾つぐらい、こういった形でつけようかなってお考えですか。

市長:
無理やりつけるということになると、ちょっとやり過ぎかもしれませんので、ある程度観光客の方が歩く想定がなされる場所にはなるべくつけていきたいということと、そこに名称がなじむかどうか、その辺が一つのポイントではないかと思います。もちろんこのプレートをつけていくということには予算も伴いますので、予算措置についてもその都度考えながらという作業になるのではないかと思います。

記者:
今おっしゃったのは、主に観光客の利便ということですか。

市長:
それもあわせて考えなければいけませんので、やたらめったらつけられるかと言われると、ちょっとわかりませんが、ただ、事情が許せば、なるべくその地域にもつけられるといいなとは思っております。

記者:
今、市長の頭の中に、検討してもいいなと思っている名前はどこですか、けやき通りと皆生通りと。

市長:
先ほど出た駅前通りだとか内堀通り、外堀通り、このあたりはまずいくだろうと思っておりますけども。ただ、それをどこからどこの区間にするかとか、これを具体的に詰めていくことになります。それと、つけ加えて申し上げますと、下町観光のボランティアガイドさんたちが、小さい路(みち)と書いて小路(しょうじ)と読みますけども、小路に名前をつけていらっしゃいますので、これもどういう形でか、何とか一緒な話にしていきたいなとは思っています。

記者:
小路も市として公的に認知するというか。

市長:
そうですね、そういう方向でいきたいと思っています。

記者:
そういう表記をしたいということ。

市長:
ええ。これは下町観光、特にこれはどっちかというと観光の度合いが強いかもわかりませんけども、やはり下町のくねくねした道を歩いているときに、今どこを歩いているのかということがわかりやすいようにする必要はあると思っています。

記者:
市としては、こういった通称を公的に認知する作業は、今まであちこちにありましたか。20年前、30年前にここに1か所あったとか、過去のケースは。

市長:
米子市としてはないですね。

記者:
他市の先行事例は、何か聞いていますか。

市長:
他市はあります。東京なんかは、もういろんな通り名がありますし。

記者:
境港は水木しげるロードみたいなね、あれは正式な、市が認知したものだけども、ほかに。

市長:
鳥取市も若桜街道とか、そういうのは地図にも載っていますね。

記者:
それは公的に認知しているわけですか。

市長:
そう思いますけども。

記者:
参考までに聞きたいんですが、ここで発表して、これが公的に認知したことになるということでしょうけども、内部手続上は規則か何かにのっとった行為なんですか。

地域政策課長:
そういったものは特にありません。例えば今回、県道ですので、県との調整というのは事前にさせていただいて、許可といいますか、書類上のやりとりではないんですけれども、了解は得ていまして、特に手続というものはございません。ただ、もしも看板の設置ということになると、いろいろな規制がございますので、その規制は当然守っていかないといけません。その通り名を市が認知するという作業については、市道であれば問題はないと思うんですけども、県道、国道ということであれば、そういった関係機関との協議が必要になってくるというふうに考えております。

記者:
内部文書的に落とし込んで保存するような作業があるわけですね。それは、規則は特にはないということですか。

地域政策課長:
はい。

市長:
今後は、やはりルールをつくっていかないといけないと思っています。とりあえずこのたびは第一弾をこれでやりますけれども、今後どういう構成員で協議をするかとか、そのあたりについては、数が増えてきますと、やはりいろいろ調整することも増えてきますので、ルール化していくことは必要だと思っています。

記者:
どういったペースで命名していこうというお考えですか。

市長:
なるべく早くというのはあるんですけれども、ただ、今回の医大通りのように、非常にわかりやすいところ、これはある程度早くできるのではないかと思っています。ただ、内堀通りとか、(区間が)ちょっと短くなるんじゃないかなと思われるようなものとか、どこで切ったらいいのかなというのがちょっとわかりにくいもの、こういうものになると、ある程度協議をして詰めなければいけないという事情が出てくると思います。加えまして、予算措置の問題もこれからは出てくると思いますので、今、何年までに全部完了するということは目標を定めておりませんけれども、協議そのものはある程度早い段階でスタートしてもいいのではないか、そのように思っているところでございます。

記者:
市長のプランでは、例えば3か月に1つの通りとか、半年に1つの通りとかということですか。

市長:
そうですね、皆さんからどれぐらいの意見というか、提案があるかにもよるんですけど、私だけだとなかなか、ここの通りの名前をどういう名前にしようかというのは思い浮かばなかったりもしますから、やはり有識者の方も集めて、それをやりたいなと思っておりますので、ある程度出そろってしまえば、発表は早いかもしれません。ただ、手続はちょっと遅くなるのかもわかりません。それはやはり予算の問題もありますので。なるべく急ぎたいと思いますけども、この3年ないし、それぐらいの間にはある程度の目星、めどはつけて形にしたいと、それぐらいの目標を持っております。

幹事記者:
そのほか、ご質問はございませんでしょうか。

米子の魅力を伝える「ことば」の発信について

 記者:
2枚目の「ことば」のことで聞いていいですか。

市長:
はい、どうぞ。

記者:
ここに、水がいいんだとアピールしていますけど、産業廃棄物処分場が計画されて、あそこが、有名な湧き水の小波上の泉というところもあって、湧き水が大丈夫だろうかということで、水への思いが地元を中心に揺らいでいると思うんですよね、本当に大丈夫だろうかと。市長もご存じだと思うんですけども、あそこの環境アセスメントをやったときの最初の、事業主体が環境プラントの段階の環境アセスメントで、処理された、汚染された処理水が名水まで届きますと、地下をくぐってですね、そういうアセスメントもあったようなことも含めて、今、この湧き水を含めた水は大丈夫だという、この打ち出しが、しても適当だろうか。どうですか。

市長:
産業廃棄物最終処分場の場所、これは一般廃棄物もあわせて処分場になっているわけです。今は一般廃棄物だけですけども。そのごみ対策というのは、どんな形であれ、やらなければいけませんので、ごみの最終処分の問題につきましてはですね。だから、とにかく安全というものが大事であるということは再三申し上げてきたと思います。水に影響があってはいけませんし、今のところセンター(鳥取県環境管理事業センター)が実施した実地調査ですね、アセスメントとかではなくて、さらに踏み込んだ実地調査の中では、その産業廃棄物処分場の計画の場所と水源とはつながっていないという一つの見解が出ております。ですので、いろんな意見や感想はあるとは思いますけれども、そこは市としてはきちんと安全性の確認をした上で物事は進めていくということで間違いないと思っています。

幹事記者:
そのほかよろしいでしょうか。

平成29年度米子市原子力防災訓練について

記者:
避難訓練の件ですけども、今回はっていうのでイオンさんって、これは、要するに(避難退域時検査会場が)指定する場所でできないのを想定してって、何でできないからここに指定したっていうことなんでしょうか。それがないと、単にこれ、場所を移しただけにしかわからないのですけど。

防災安全課長:
大山町の指定する施設が今回使えないということで、この指定する施設以外での開催ということで、淀江支所も考えてみたんですけども、さなめホールにイベントが入っていまして駐車場が使えないということもあったり…。

記者:
それは要するに、そういう想定をしているわけじゃなくて、そもそもの場所としてが使えないからっていうことなんですか。それとも、こういうときに実際は指定したんだけども使えないと、そこを想定、見越した上での訓練なんですって話なのか、物理的に使えないからここにしたって話なのか、どっちなんですか。

市長:
両方ですね。

記者:
物理的に使えない話は別に訓練にどうでもいい話で、想定外のことが起きたときに、緊急でやるから訓練になるんで、そのあたりの意義づけがないと、このアンダーラインを引いてあるところはあまり説得力がないですよね。

市長:
両方と言わざるを得ないですね。たまたま今回、この日がそういう、あえてイベントを動かしてまでやる必要はないのではないかという判断、かつ、であれば、万が一のときにも、もしかしたら使えない何かがあるかもしれない。そのときに、じゃあやはり代替手段を持っておくことが妥当ではないかということで、このたびはこういうイオンモール日吉津さんにお願いをしました。

記者:
実際、これは、(避難退域時検査会場に)指定している場所はどこですか。

防災安全課長:
7か所ございまして、名和農業者トレーニングセンターですとか、中山町農業者トレーニングセンター、あと東伯総合公園体育館、伯耆町岸本B&G海洋センター、江府町立総合体育館、あと倉吉の関金農林漁業者等健康増進施設、これは智頭のほうの施設ですけども、旧那岐小学校、以上7か所を指定しております。

記者:
そうすると、県内7カ所が使えないというのでイオンでやるって、そういう話なんですか、今のは。

防災安全課長:
避難者への負担も考えて、中部、東部まではちょっと負担が大きいだろうということで、西部の中で考えた結果がこうなったということです。

記者:
それで、イベントというのは、何か体育祭が開かれているとか、そういうことですか。

防災安全課長:
ええ、民間の団体の何かがあったと聞いています。

記者:
だから、訓練を想定していったときには、イベントの開催というのはもう既に入っていたということですね。

防災安全課長:
そうなんです。

記者:
だから、これは動かせない。だけど、それで終わりにするんじゃなくて、さっき市長がおっしゃられたように、万一使われていた場合にどこにするっていう話を想定した場合ということでイオンに参加してもらうと、そういうことですね。

防災安全課長:
そうですね。当然複合災害が考えられますので、そういった場合には、当然この7か所全てが使えるということにはならないと思いますので。

記者:
この訓練のときに、夜見とかから来られる方は、何を使って来る予定になっているんですか。

防災安全課長:
大型バス、あとJR、それと陸上自衛隊のヘリコプターです。ヘリコプターについては、正確に言いますと、公民館からは陸上自衛隊の高機動車、それが駐屯地まで行きまして、駐屯地からUH-1のヘリコプターで日吉津小学校まで飛んで、日吉津小学校からイオンまでは車でという。今のところ、そのヘリには副市長に乗っていただく予定にしておりまして、市長は一時集結場の夜見公民館、弓ヶ浜小学校の避難の様子を視察していただいた後に避難退域時検査会場のイオンモール日吉津に入って知事と合流する予定になっています。

記者:
除染は、以前にも江府とか大山町とかでやった、大きなアーチ型のやつを。

防災安全課長:
あれも使います。大型除染テントですね。あの大型バスが一気に、水をかけて、その水も飛び散らないような形のテント型になったものを導入しております。

記者:
今言った高機動車は陸自なんですけども、ヘリはどっちのヘリ。

防災安全課長:
陸上自衛隊です。

記者:
従来からあるやつですよね。

防災安全課長:
乗務員以外は5人乗りだそうですけども。それで、4人が夜見の住民の皆さんで、一人が副市長という形です。

記者:
すみません、ちょっと前のページの初動対応訓練の参加機関で見ると、これ鳥取県側だけで、あとオフサイトセンターはあるにしても、島根県が一部参加するとか、そういうことはないの。

防災安全課長:
これは2県6市の枠組みの訓練ですので、島根県側も同様の訓練を実施予定です。首長等によるテレビ会議の実施というのがありますけど、これは当然、島根県知事、松江市長、出雲市長、雲南市長、安来市長にも出ていただく予定にしております。

幹事記者:
ほかに、質問はございませんでしょうか。では、会見はひとまずこれで終わらせていただきます。

市長:
ありがとうございました。

掲載日:2017年11月14日