平成26年6月10日(火曜日)
市長から
質疑
市長:
今日は米子市の歌を募集することにしましたので、それを報告したいと思います。
【資料】
米子市の歌の「作詞」・「作曲者」の募集について ( 11キロバイト)
米子市の歌募集要項 ( 62キロバイト)
この募集要項を見てもらいますと、目的ですが、今年度の(平成27年)3月31日が淀江町と米子市が合併してちょうど10年ということで、この記念となる年に米子市の歌を制定して、これが市民に親しまれ、歌い継がれていくよう普及に取り組むことによって、歌を通じて市民の米子市を愛する意識の醸成を図り、もって米子市の地域や人のさらなる一体化を推進しようとするものです。
もう一枚の資料に制定の経緯が書いてありますけれども、合併したときに(市の歌を)どうするかという話もありまして、旧米子市と旧淀江町は、両方それぞれの歌を持っていたんですが、新しい市になってから調整しようということになりまして、その後、合併してから4か月ほどたって、平成17年7月に米子市市章等選考会というのをやりまして、そのときに市の歌は何年か後の記念となる年に決めましょうという話になったということでございます。それで、今年度がちょうど10年目ということなので、今年、制定しようということでございます。
ちなみに、松江市とか安来市も10年目を契機に歌を制定される、ないしは制定されたようです。
募集の内容ですけども、歌詞と作曲者の登録を別々に募集します。今日から募集は始めます。歌詞の応募は7月18日まで、作曲者の登録の応募は7月31日までということで行ないます。
歌詞をまず選定して、それから作曲者として登録してある方にその歌詞を送って作曲をしてもらって、どれが一番いいかということを選考するという手順で行なおうと思っております。作曲者の登録の応募のほうにありますけれども、この作曲の応募の期間はおおむね平成26年8月中旬から9月下旬までを予定しております。
あと、選考の方法とか表彰・賞金と書いておりますけれども、選考は、主に音楽関係者ということですけれども、有識者で組織する「米子市の歌選考委員会」を立ち上げまして、そこで審査をしてもらうこととしております。表彰、賞金等はここに記載しているとおりです。
それで、最終的には(平成27年)3月31日に発表するということです。3月31日が合併のちょうど10周年記念の日で、式典をやることになると思いますので、その場で発表させてもらうということです。
以上、報告させてもらいます。
幹事記者:
それでは、各社、質問がある方は質問をしてください。
記者:
これは両方(歌詞・作曲者)とも、個人、団体、オーケーなんですか?
市長:
ええ。応募者の資格に書いておりますけども、団体での応募もできます。団体で応募する場合は代表者を決めてもらいたいということです。歌詞を応募する人が作曲者のほうでも登録することは可能です。
記者:
募集要項に暴力団はだめだみたいなことが書いてあるんですが、これは市の暴力団排除条例に基づく措置ということでいいんですね?
市長:
これはもう一般的に全ての事業において暴力団排除条例で暴力団を排除することとしています。
記者:
県内外、どこからでも応募できるんですね?
市長:
ええ、そうです。年齢も問いません。
記者:
平成の大合併を経験した自治体で、新しい自治体の歌を制定するのは最近あるんですか?
総務管財課長:
最近ですと、平成23年12月に松江市さんが、これは東出雲町との合併と開府400年を記念して制定しておられます。それで安来市さんが今年10月の予定で今作成をしておられると思います。
市長:
鳥取市は合併1年目につくったんだね。
総務管財課長:
はい、そうです。平成17年11月です。
記者:
これは「制定」というんですか?
総務管財課長:
制定です。
記者:
県内では、ほかはないんですね?
市長:
倉吉市はそのまま吸収合併ですから。
記者:
吸収合併だから、そのまま生かしておって、新しくつくってはいないと?
市長:
ええ。
記者:
新しくつくったのは、先行事例は県内で鳥取市だけ?
総務管財課長:
市でいえば鳥取市です。
記者:
ほかの自治体は?
総務管財課長:
町村については、申しわけありません、資料がございません。
記者:
米子市は、この歌をつくられて、どのように活用されたり、どのような場で流していったりとか、しっかり周知して?
市長:
私が記憶してますのは、「新年の集い」のときには米子市の歌を歌ってましたし、3月の表彰式(「米子市特別功労者・功労者・善行者表彰式」)のときにもやっていたというのは覚えてます。それからちょっと具体的にはっきり今覚えてないですけども、何か行事があるときに歌ってました。
記者:
その「新年の集い」というのは、関係者が集まってやる、新年の賀詞交歓会みたいな?
市長:
ええ。
記者:
3月の表彰式というのは、自治功労賞とか?
市長:
功労者とか善行者とか、自治振興や農業振興、商業振興に貢献されたかたがたの表彰です。
記者:
いろんな表彰ですね?
市長:
ええ。これも新市になったときを記念して、3月31日にやってたんじゃないかな。
総務管財課長:
合併の日が3月31日でしたので、合併後、3月31日に行なってます。旧米子市は4月1日に。
記者:
さっきも質問が出たんですけど、市として歌がないと格好つかないかどうかわからんですけど、一般の市民にどうして普及を図るか、どうして盛り上げにつなげていくんですか。一般市民は、合併前の歌も知らん人がほとんどじゃないですか。庁舎内だけのあれですか。朝夕、防災無線で流すわけでもないし?
総務管財課総務係長:
今後、これまでになかった取り組みとしては、学校の教育活動、あるいは公民館の生涯学習活動の中で活用していただくとか、その他、いろいろこれまでになかったような取り組みがないかということを他都市の状況も勉強させてもらいながら検討して、普及に努めていきたいと考えています。
記者:
合併された平成17年の3月以降、今回これをつくるまでの間というのは、この毎年やってらっしゃった表彰式のときは歌を流してたんですか?
市長:
いえ、流してません。「君が代」だけです。
記者:
じゃあ、この間というのは、前の歌は、米子であれば米子の歌は、いわゆるお披露目されるような機会はずっとないままで来ていたんですか?
総務管財課長:
はい。旧米子市と旧淀江町に、それぞれ歌があったんですけれども、合併後は使用してないです。
記者:
市長、市の歌をつくると発表されたんですけども、どういう思いでつくるのかというのが、あまり伝わってこない感じがするんですが。市長としてどのように…?
市長:
やはり、目的に書いてますように、いろんな機会に米子市を思えるような歌をみんなで歌って、それで一体感の醸成というか、ふるさとを思う気持ちの意識を高めていこうということです。今までもそれぞれの歌はあったんですけども、10年目ということと合併が落ちついてということもあり、今回つくることにしました。今までもあったわけですので、やはり何らかの形で米子市の歌というのはあったほうがいいと思いますので。
記者:
歌をつくって置いとくだけじゃ何にもならんので、市民の人が生まれて死ぬまで米子市の歌を聞いたこともない、歌ったこともないというようなんじゃあつくっても意味がないし、どんなときに、誰が歌うかというのもしっかり決めていかないと、わずかな賞金といえども、無駄になるような気もするし。
記者:
先進地とか、いろいろおっしゃってましたけど、具体的にどこか候補を挙げてみてください?
総務管財課総務係長:
松江市にこの前、視察に行ってきました。それで、松江市さんのほうでは普及のためにリーフレットをつくられたりとか、各種の歌が入ったものやカラオケ状態の音源とか、そういったものをCDに落として、それを無料で市民の方々に配付されております。米子市もそういった事例を参考にしながら、普及のための素材をまずはつくって、今、インターネットの世界ですので、ホームページではそういった音源を載せたりとか、昔はあまり考えられなかった方法も今は存在するわけですから、そういった形のものも取り入れて普及に努めていきたいという気持ちでおります。
記者:
では、ホームページでボタンを押せばこの曲が流れるというような感じですね?
総務管財課総務係長:
そうです。
記者:
選考方法で有識者、音楽関係者とありますが、ある程度もう具体的に選考委員長とか、何か決まっているんですか?
総務管財課長:
まだ、今お願いをしようとしているところです。
記者:
基本的に米子の方関係?
総務管財課長:
米子に在住しておられる方を基本に考えております。
記者:
大体こういう選考委員というのは、肩書のある年配者がたくさん出張ってくるんですよね。で、若い人の感性が入らないで、何だこの歌はというようなことになりかねないんで、高校生とか、そんなのをたくさん入れたらどうなんですか?
総務管財課総務係長:
今回の選考委員会は、資料では具体的には書いておりませんけど、音楽経験、学識経験があるという専門的な知識、経験でもってある程度評価するということを中心に、8人で構成するように今考えています。ただ、技術的な審査もございますので、今、高校生の方を直接入れるというようなことは、念頭にはございません。
記者:
今言うように、重たい歌も必要かもわからんけど、みんなが、若者もぱっと口ずさめるような軽い歌もいいんじゃないだろうか?
総務管財課総務係長:
先ほど先進地っていう話のときにお答えしたんですけど、松江市さんの歌を聞かせていただいたんですが、公募ですから結果的に選ばれた歌詞、曲の雰囲気というものは、いわゆる昔風のものではなかったように思います。あくまで公募ですから、どのようなものが選ばれるかというのは、応募がどういうふうなものがあるかとか、選考委員会のお考えによって決まってまいりますので。
記者:
応募は広くあるんでしょうけど、選ぶ人の感性だから、年寄りが選ぶんだったら、そんな歌だろうし、若者が選ばんとあかんね。
記者:
だから、そこら辺のアイデアとしましてね、例えば投票とかね、実際審査のほうも一般にオープンして、最終には何曲残りましたと、皆さん投票してくださいみたいな、そういうようなやり方だってあるわけですよね?
記者:
AKBみたいに。
市長:
AKBは投票しますけど、なかなか歌詞をどれにしますかって投票しても…。
記者:
だから、それは別に投票で決定するわけじゃないんですけども、選考委員さんもおられて、でも一般の人たちが聞いたら、これがいいよっていうようなものも参考にするとか、そこらがちょっとアイデアとか、何か枠を広げたほうが、市民の関心を呼び起こすような一つの道具になりゃせんかなみたいな。いつも何かこう、お役所でこうやられるときは、これがあって、選考委員さんでこう決めましたとか定番になってるんで。そこら辺をもっと何かうまいぐあいに。
記者:
選考委員には議会から入ってくるんでしょう?
総務管財課総務係長:
いえ、入りません。米子市の場合、もうだいぶん前から、基本的に、職員や議員というのは、なるべくそういった審議会に入れないというようにしてますので。
記者:
それはいいことです。
記者:
応募作品の条件のところで、幅広い年代に親しまれるというのが書いてありますが、もうちょっと何か具体的に条件はないんですか。例えば米子という言葉を2回入れるとか、大山を入れるだとか、日野川を入れなさいだとか?
総務管財課総務係長:
そういった固有の名詞を入れることを考えたときもあったんですけど、作品というのは、条件をどんどん課して狭くしていくようなものを候補としていくべきではないのかなと考えて、最終的にはなるべく縛りをかけないという応募にしました。
記者:
ここに書いてある、米子の自然や歴史、文化、人とのつながり、ふるさとへの思いというのを考えれば、おのずと何か出てくるでしょうという?
総務管財課総務係長:
はい。けども、固有名詞を入れるという条件は入れないほうがいいのではないかなと。
記者:
市長、これジャズ風なものをつくったら?
市長:
メロディーが決まれば、いろんなバリエーションやアレンジはあり得るんじゃないかなという話はしています。例えば「大山賛歌」があるでしょう。あれはもうクラシック風だったり、いろんなバージョンがありますよね。そこまでやるかどうかはちょっと別ですけど、そういうようなことも、メロディーさえ決まれば考えていこうかなというような話もあります。まだ最終的にどうなるかわかりませんが、選考委員の人なんかとも話をして(考えてまいります)。
記者:
歌詞ですけど、この表現の中で、「1番から2番ないし3番まで」というのは、要するに1番だけでもいいということですか。
総務管財課総務係長:
いえ、2番までか3番までということです。
記者:
曲のお披露目は3月31日に?
総務管財課総務係長:
3月31日を予定しています。
記者:
何か式典みたいなものがあるんですか?
市長:
合併10周年記念式典みたいなことをやろうと今、計画はしてますので、その場で歌も発表する予定です。
幹事記者:
ほかに、皆さん、ありますでしょうか。では、よろしいですか。
市長:
よろしいですか。どうもありがとうございました。
掲載日:2014年6月13日