平成26年10月28日(火曜日)
幹事記者:
本日は、特に議題がないということで、来週も定例記者会見がなくなってしまうのでフリーでやっていただこうということです。
市長:
報告事項は、特にないんですけども、今日、「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」というのが、コンベンションセンターで1時半からありますので、よろしくお願いしたいと思います。最初は大臣(山谷えり子拉致問題担当大臣)とか、赤澤亮正副大臣とかいう話もありましたが、ちょうど今、北朝鮮で(日本政府代表団と北朝鮮との拉致再調査の協議を)やっているので、なかなか上の人は動けないということもあるんじゃないかと思うんですけども、今長(いまちょう)さんという対策本部の室長さん(内閣官房拉致問題対策本部事務局 総務・拉致被害者等支援室長)が来られるということです。それから武貞(たけさだ)さんという拓殖大学の特任教授が講演をされるということです。
それから、私のことですけども、11月3日から13日まで東京、それからインドに行かせてもらいます。3日は、武尊(たける)という、米子出身で、「krush」というキックボクシングの団体の58キログラム級でチャンピオンになっている選手がいまして、3日の午後に、K-1のワールドグランプリの試合に出場するということですので、4日からインドに行きますので、ちょっと先に行って見ようかと思っております。
それから、インドへの視察は4日から10日まででして、10日に帰ってきて、12、13日と全国市長会が東京でありますので、11日はこっちに帰ってこないでそのまま東京にいて、米子道の4車線化の陳情とか、それから米子市では東京、大阪、広島でふるさと経済活性化委員会というのを持っているんですけど、その会合等もやって、12、13日の全国市長会に出てから帰ってこようと思っています。
以上です。
記者:
国民のつどいが今日あるので、今、(日本政府代表団が)平壌に行ってることも含めて、市長としての何かコメントありませんか?
市長:
正直言って、夏の終わりから秋の初めまでに第1回の報告をするという話があって、私どもも大変期待していたんですけど、それが延び延びになっていて、今回、伊原局長以下が平壌に行って、今ちょうど協議しておられるということでございます。いずれにしましても、もう長い間、1977年10月から帰ってきておられないので、松本京子さんはですね。できるだけ早く帰ってきてもらいたいと思いますし、そのための集いでもあるので、たくさんの方に来ていただきたいと思っております。
あと、米子市の関係では、古都さんと矢倉さんも特定失踪者ということになっていますけど、できるだけいろんな情報が出てきて、全容が明らかになればと思っています。もし拉致されているということであれば、できるだけ早く帰ってきてもらいたいと思っています。平壌の会議については、今まさにやっておられるところなので、成果が出ることを期待しますけれども、見守りたいと思っています。
記者:
これが最後の機会じゃないかみたいな声もあるかと思うんですけど?
市長:
また何回も何回も続けるんじゃなくて、もうどこかで北朝鮮側がきちんとした全容を出して、拉致された人であれば速やかに帰すという決断を早くしてもらいたいとは思っています。そういう意味で、今回の一連の会議というのは大事な会合になるんじゃないかと思っています。今回、特別調査委員会を北朝鮮のほうがつくって、4つの分野について調査すると。それで、日本側としては拉致被害者が最優先課題だということを言っておられますので、その特別調査委員会の結論ができるだけ早く出て、そして全ての問題が早期に解決されるということをぜひ早くやってもらいたいと。北朝鮮もそういうことに同意してもらいたいと思います。
記者:
原発の関係なんですが、中国電力の社長が防災対策の費用について鳥取県側にも何らかの支援をという意向を表明されましたけれども、この点について市長の受けとめを教えてください。
市長:
私どもも国には財政的な支援ということは、話はしていますけども、なかなかそういう形にもなってこないんで、もちろん県からも事前に話があって、知事が広島に行かれるんで、その機会に中国電力に行ってこの話をされるということで、ぜひお願いしますという話はさせていただいたところです。私どもの職員も相当、この原子力防災関係で事前の訓練をやったり、対策を考えたり、いろいろやったりもしていますので、そういう費用というのはどこかで当然出してもらうべきだとは思っています。できれば中国電力に出してもらう、また、国レベルで出してもらうべきものは国レベルできちんと出してもらうということだと思っています。
記者:
今回の中国電力の社長発言は、非常に好意的に受けとめてると?
市長:
ちょっと文言は忘れましたけれども、必ずしも確約されたわけじゃなくて、検討するというような話になっているんじゃないかと思うんですけども、いい方向に行くことを期待しています。
記者:
平井知事は再稼働の前提にもなるんだみたいな発言もあったかと思うんですが、その点は、市長としてはどういうふうにお考えですか?
市長:
平井知事がおっしゃったのは、そういうところも再稼働の最終判断するに当たっての要素の一つにもなり得るというような趣旨だったんじゃないかと思います。(原子力防災対策費用の支援が)再稼働を最終的に判断するに当たっての要素の一つになり得るんじゃないかとは思うんですけども、それだけじゃなくて、やはりかかる費用というのは当然、再稼働の問題と切り離しても、原子力発電所があるだけであっても、訓練とか、それから対策だとか、必要な措置というのは今でもとっているわけです。その費用は当然どこかで見てもらうべきだと思っていますので、中国電力で見ていただけるものは中国電力できちんと見てもらいたいと思います。既にそういう費用はかかっているわけですから、それはもう再稼働とも切り離してでも、早急に対応してもらいたいと思います。
記者:
市長、さっき触れられた、来週ですか、米子道の4車線化要望がありましたよね。あれは市が単独ですか、期成同盟会(中国横断自動車道岡山米子線(蒜山IC~米子IC間)4車線化促進期成同盟会)として行くんですか?
市長:
期成同盟会としてです。
記者:
誰かご一緒に?
市長:
ええ、ほかの市町村長さんにも、今いろいろお声かけさせてもらっていると思うんですけども、タイミングが合う人は一緒に行っていただきたいと思っています。
記者:
要望先はまだ決まらないですか?
市長:
今調整しているんじゃないかと思いますが、国交省が主たるところになるだろうと思います。
記者:
市長、先日原発の防災訓練がありましたけれども、総括と課題など感じたことをお話しいただけますか?
市長:
例えば集合だとか、どうやって除染するだとか、車だけじゃなくて鉄道を使ったり、今回はヘリコプター等も使ったりしたわけですけども、そういう意味で、今回が3回目の避難訓練になりますが、いろんな課題を一つずつ解決しながら、より現実性を帯びた訓練になってきたと思っています。もちろんこれで終わりというわけじゃありませんので、これからも今回の経験も踏まえて、より効果的で現実的な訓練になるよう努めていきたいと思っています。
記者:
課題などは感じていらっしゃいませんか?
市長:
やってみて、交通の混雑のぐあいとか、どれぐらいの人が輸送できるだとか、そういうのをより現実に合わせてやっていかないといけないだろうとは思います。それから例えばヨウ素剤の配付とか、住民の皆さんに屋内退避の必要性や、状況に応じた対応の仕方とか、そういうのは、より住民の皆さんにわかってもらうようにしていかないといけないとは思います。
記者:
閣僚のダブル辞任なんかもあったり、後任の経産相もいろいろ金の問題が出てきているみたいですが、この辺、どう見ておられますか?
市長:
政治と金というのは、本当にこれはあってはならない問題だと思いますので、会計上の処理とか、きちんとしてもらいたいと思います。よほどのことがない限り、違法というのは最近はそんなにはないと思うんですけども、ただ、SMバーっていうのはちょっと、ひど過ぎるという感じはします。 小渕さんの例も、今、第三者できちんと見てもらうということをおっしゃってますし、うちわの問題は、新聞論調でも必ずしもこれは違反でもないんじゃないか、法としてどういうところまでは、というような論調もあるようですけども、どこまでがどうかって、その辺はきちんと司法で判断してもらいたいと思います。あとは記載の間違いとか、そういうのは初歩的なことなので、きちんとしてもらいたいと思います。
幹事記者:
いかがですか。いいですか?
市長:
よろしいですか。どうもありがとうございました。