令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

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令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

令和4年4月から令和4年7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。
なお、本調査は、原則として対象学年の全児童生徒が対象であり、米子市では小学校23校、中学校11校が調査対象となりました。※中学校は、米子市日吉津村学校組合立箕蚊屋中学校を含みます。

令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)

 

調査内容

児童生徒に対する調査

実技に関する調査(小・中学校ともに8種目)
 ※米子市の中学校は、20メートルシャトルランを実施
運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査

学校に対する調査

学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査

調査対象数

小学校5年生(23校)
1,224人(男子603人、女子621人)
中学校2年生(11校)
1,176人(男子614人、女子562人)

調査結果の特徴

実技調査

小学校5年生

体力合計点は、男子、女子ともに全国平均値を下回っています。
種目別では、男子は20mシャトルランが、女子は20mシャトルラン、上体起こし、反復横とび、ソフトボール投げが全国平均値を上回っています。男女とも持久力は優れているといえます。一方、男子・女子ともに握力、長座体前屈、50m走、立ち幅跳びは、全国平均値を下回っています。男女ともに柔軟性と俊敏性に課題があるといえます。

中学校2年生

体力合計点は、男子、女子とも全国平均値を下回っています。
種目別では,男子は50m走と20mシャトルランが、女子は20mシャトルラン、上体起こし、反復横とび、50m走、立ち幅跳びが全国平均を上回っています。その他の種目においては全国平均を下回っています。柔軟性、投力に課題が見られます。全体的な体力・運動能力の育成が必要です。

質問紙調査

〈食習慣について〉

「毎日朝食を食べますか」という問いに対して、「毎日食べる」という回答が、小学生女子、中学生男女で全国値を上回っています。

〈メディア視聴について〉

平日のメディア視聴時間については、3時間以上の視聴割合は小学生では男女ともに全国平均を下回る一方で、中学生はともに上回っています。男女ともに、中学生になると視聴時間が増加する状況がありました。

〈運動習慣について〉

学校の体育以外での運動時間については、小学生男女ともに、全国平均を下回る状況です。中学生は男女ともに曜日別で特徴がありました。部活動の実施状況が関係していると考えられます。

〈体格〉

小学生、中学生ともに全国平均値とほぼ同じ状況でした。

調査結果をうけて

 今回の調査で、本市の小学校5年生、中学校2年生の児童生徒の体力・運動能力、運動習慣等の状況は、体力合計点については全国平均と比較すると、低い傾向が見られました。各調査結果では、小学生は持久力、中学生は俊敏性の面で力がついていることが分かりました。一方で、柔軟性をはじめ、基礎体力面で課題が見られました。
 児童・生徒質問紙調査では、メディアの視聴時間について、3時間以上の視聴割合は、小学生では男女ともに全国平均を下回る一方で、中学生はともに上回っています。メディアの視聴時間、学習時間、体づくりの時間等をバランスよくつくることで、健康づくりや体力の向上につながると言えます。
 本市では、米子市教育振興基本計画、学校教育推進の重点に健康教育の充実を掲げ、児童生徒の体力の向上等に取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。したがって、米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援します。

資料

リンク・新しいウィンドウで開きます 令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)PDFファイル 668キロバイト)

 

 

掲載日:2023年9月21日