教育長所信表明

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教育長所信表明

米子市教育委員会教育長の浦林 実でございます。

現代社会は、グローバル化、急速な情報化や技術革新などにより、社会の多様性や人々の生活に大きな変化を与えています。その変化に主体的に向き合い、よりよく生きていくことが求められています。

 そのような中、本市においては、米子市教育振興基本計画を策定し、
「ふるさとに学び 未来へつなぐ 学びのあるまち米子」
を基本理念と定めています。

そして、基本目標として以下の4点を挙げ、様々な取り組みを行っています。
「心を育む学びのあるまち」 「学ぶ楽しさのあるまち」
「郷土で育む学びのあるまち」 「健康で安心して学べるまち」
心を育むための人と人との関わり合い、学びの楽しさを感じられる様々な体験活動、豊かな自然や歴史・文化遺産を生かした郷土に誇りを持てる学びの創造、生涯にわたり健康で明るく活力ある生活を送るためのスポーツの場の提供などを大切にしていきます。

平成30年4月1日の組織改編で、それまで教育委員会の所管であった文化課、体育課が経済部文化観光局のスポーツ振興課、文化振興課となりました。教育委員会と市長部局で力を合わせ、市民生活の一層の向上に努めて参ります。

私は、長年学校教育に携わってきましたが、その基本姿勢は、「すべての子どもを成長させる」ということでした。そして、今は、「米子市のすべての子どもを最大限成長させる」ということを目標に掲げています。

「自信を持って頑張れ」とか「自信を持ってやればできる」などという言葉を聞くことがありますが、自信というものは持とうと思っても持てるものではなく、いろいろな努力や苦労を乗り越えた先に自然と身につくものだと思います。
子どものうちに努力し、小さなことであっても「できた」と実感することは、大きな経験となり、自信になります。そして、努力が成果に結びつくという経験を繰り返すことは、大人になってもそれぞれの世界で活躍するための原動力となると信じています。

学校、家庭、地域など様々な場で、繰り返し、繰り返し、人の持っている力を最大限引き出し、自分のすばらしさを実感し、自信を持って生きていくことができる、そういった米子の教育にしていきたいと考えています。

そして、子どもたちをはじめ市民の皆様方に「米子に住んでよかった。米子で学べてよかった。」と言っていただける教育をめざして、教育委員会が一体となって精一杯取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

教育長肖像 

平成30年12月1日

 

掲載日:2018年12月4日