重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にご注意ください。
令和4年5月に県内で初めてネコの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症例が確認されました。また、人においても県内では令和2年以降、これまでに3名の患者が確認されています。
多くの場合、病原体のSFTSウイルスを有するマダニに咬まれて感染すると考えられます。また、発症している野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出されているので動物とのふれあいにも注意が必要です。
SFTSに対しては、現在のところ、有効な薬やワクチンはありません。
野山や田畑でダニに刺されないことが重要です。
特にダニの活動が活発な4月~12月は要注意です!
詳しい情報は、次のリンクでご確認ください。
… 重症熱性血小板減少症(SFTS)について(鳥取県)
ダニによる感染症の予防について
ダニに咬まれないよう、次のことに注意しましょう。
- 長袖、長ズボン、手袋などを着用し、肌の露出をしないように注意しましょう。
- 地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
- 野山に行った後や畑作業をした後は、すぐに体を洗い、咬まれた痕がないか確認し、着替えましょう。
- ペットを連れて野山に行った後は、ペットにダニが付着していないかを確認しましょう。
体調不良等の動物を触る場合には次のことに注意しましょう
ダニに咬まれた動物からの感染も報告されていることから、体調不良等の動物を触る場合には次のことに注意しましょう。
- 動物との過剰な触れ合い(口移しでエサを与える、動物を布団に入れて寝るなど)は避けましょう。
- 動物に触った後は、必ず手を洗いましょう。
- 動物のマダニを適切に駆除しましょう(駆除剤等の使用)。
- 動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際は早めに医療機関を受診しましょう。
- 体調不良の動物等を取り扱う際には、手袋や防護衣を着用しましょう。
- 野生動物との接触は避けましょう。
SFTS以外の感染症や詳細な情報について
… ダニの感染症に注意しましょう!(鳥取県)
掲載日:2021年6月9日