ご存じですか?発達障がいのこと

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ご存じですか?発達障がいのこと

発達障がいって?

発達障がいは、脳機能の働きに生まれつきの特徴があると考えられており、親の育て方や愛情不足、本人の努力不足などが原因ではありません。

発達障がいがある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手なことが多いため、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解されることもありますが、よいところや優れた能力が発揮される場合もあり、周りからみてアンバランスな様子や本人の困難さが理解されにくい障がいです。

発達障がいは、いくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障がい(近年はこれらを『自閉症スペクトラム障がい』といいます。)、注意欠陥多動性障がい(ADHD)、学習障がい(LD)などが含まれます。
同じ人にいくつかのタイプの特性が重なっていることも珍しくなく、また、環境や年齢によっても特性の現れ方が違うことがあるため、同じ障がいがある人でも、全く似ていないように見えることがあります。個人差がとても大きいということも、「発達障がい」の特徴といえるかもしれません。

自閉症、注意欠陥多動性障がい、学習障がいについての特性を表しています。

早期の気づき理解、適切な対応が大切

「発達障がい」は「発達期にその特性が明らかになる」という意味であり、幼少期から特性をもちながら成長し、大人になります。

発達障がいのある子どもは、その特性から、「課題をやり遂げ、満足感や達成感を感じる」「仲間と良好な関係を築く」「学習の場で力を発揮する」などの経験が乏しくなりがちです。家庭や保育園、学校では、失敗体験や、ほめられるより叱られたり注意をされたりすることが多くなることで、自己肯定感をはぐくむ機会に恵まれないまま、自己を形成していく場合もあります。
また、大人になると、職場でも業務内容のわかりづらさや、遂行のできにくさ、人間関係などに悩むことになります。

深刻なのは、自己肯定感が低いために周囲とのあつれきやトラブルを繰り返した結果、いじめや不登校、引きこもり、強迫神経症、不安障がい、チックなどを引きおこすことがあることです。

したがって、これらを防ぐためにも、発達障がいを早期に発見し、適切な機関に相談することが大切です。 
さらに、発達障がいは、その特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力が生かされ、社会へ適応する力を伸ばすことができます。

こんなことに気づいたらご相談ください

未就学児

「他の子と比べて何か違う」「何だか特別に育てにくい気がする」「発達の遅れを感じる」 など

相談先
  • 通園している保育所・幼稚園  など
  • 米子市こども相談課(電話:23-5456) 

小学生・中学生・高校生

「人とのかかわり方が苦手」「勉強を頑張っているのについていけない」「自分に自信がなくて元気がでない」「集団行動がとれない」「作文や漢字の書き取り、音読が苦手(このような知的には問題がないものの、読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を『ディスレクシア』といいます。)」 など

相談先
  • 通学している小学校・中学校・高等学校・特別支援学校(担任・特別支援教育主任・LD等専門員など)
  • 米子市学校教育課(電話:23-5432)
  • 米子市こども相談課(電話:23-5456)
  • 米子市まなびの支援室「ゆうーあい」(電話:22-5444)

成人

「対人関係がうまくいかない」「働いているが、なかなか仕事を覚えられない」 など

相談先
  • お勤め先
  • 米子市障がい者支援課(電話:23-5545)
  • 精神科・心療内科を持つ医療機関

リンク

発達障がいの理解について

リンク・新しいウィンドウで開きます … 発達障がいへの理解と支援(鳥取県ホームページ)
リンク・新しいウィンドウで開きます … 政府広報オンライン  発達障害ってなんだろう?(内閣府ホームページ)

鳥取県が作成した、発達障がいに関するリーフレットやハンドブックは、次のリンクから確認できます。

リンク・新しいウィンドウで開きます … 発達障がい啓発リーフレット・ハンドブック・DVD(鳥取県ホームページ)   

発達障がいの相談窓口について

リンク・新しいウィンドウで開きます … 発達障がいや発達障がい児の相談窓口(鳥取県ホームページ)

リンク・新しいウィンドウで開きます … 鳥取県内の発達障がいの診断を行っている医療機関一覧(鳥取県ホームページ)

リンク・新しいウィンドウで開きます … ペアレントメンター鳥取

掲載日:2023年1月17日