平成23年度第1回米子市公共事業評価委員会を開催しました。
日時
平成23年6月1日(水曜日) 午後1時30分から
場所
米子市役所5階 議会第1会議室
出席者
委員(五十音順)
伊木委員(委員長)、大西委員(副委員長)、高増委員、福田委員、山﨑委員
米子市
野坂市長(中途退席)、本池教育委員会事務局長、角教育委員会事務局次長兼文化課長、長谷川文化課係長、政木図書館長、永見生涯学習課長、渡部生涯学習課課長補佐、横木生涯学習課主幹、入江維持管理課長、錦織維持管理課課長補佐、湯澤建設住宅課長、前田建築住宅課係長、西村建築住宅課主任、内田地域政策課課長補佐
事務局
湯浅企画部長、高塚企画課長、石川企画課主任
議題
公共事業の事前評価について
米子市公共事業評価実施要綱に基づき、「図書館・美術館整備事業」の事前評価を行ないました。
【資料】
(資料はPDFファイルです。新しいウィンドウ・タブが開きます。)
米子市公共事業評価委員会資料(事前評価対象事業)図書館・美術館整備事業
( 2.24メガバイト)
【参考資料】
(資料はPDFファイルです。新しいウィンドウ・タブが開きます。)
米子市公共事業評価実施要綱( 150キロバイト)
米子市公共事業評価委員会要綱( 97.8キロバイト)
傍聴者数
2人
議事の概要
平成23年度第1回米子市公共事業評価委員会会議録概要
( 299キロバイト)
評価の結果
「図書館・美術館整備事業」は、実施とする。
付帯意見
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エントランス広場の大屋根について
「図書館と美術館の一体感創出のため」設置するとの説明があったが、「一体感の創出」は、企画や運営などソフト事業によっても創出可能と考える。
市民からの要望があったという点は理解するが、広場全体の景観を大きく損なうだけでなく、開放感がなくなり、圧迫感が強まることが懸念される。美しい景観を損ねてまで「一体感の創出」のために大屋根が必要かどうか、十分な議論が必要である。
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図書館の読書環境について
整備事業完了後の蔵書数は増加の予定で、十分とは言えないものの最低限目的を果たせるレベルと考える。一方で図書館の基本的で重要な目的である開架図書数については、ほとんど変わらない。バリアフリー対応等、様々な意見や制約があるのは理解するが、この点について十分な議論が必要である。
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図書館2階の多目的スペースについて
中心市街地活性化事業の一環で、にぎわい創出のためのスペースとして位置付けられているとの話であるが、活用手段が見えない。図書館整備の基本的な目的である開架図書数の充実が増築後も十分でない中、限られた増築部分の使い方としてこれでよいのか、十分に議論する必要がある。
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太陽光発電の導入について
環境への配慮から、太陽光発電を導入して自然エネルギーの有効活用と電力量の低減を図る計画が織り込まれているが、本整備事業の目的やコストパフォーマンスを考えると、必ずしも図書館に太陽光発電設備を付ける必要はなく、むしろ建物本体や内部の充実を優先する必要がある。
米子市の環境対策の広告塔的な位置付けであるならば、別事業として補助メニューを探したほうがよいと考える。
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カフェの設置について
美術館に設置する予定のオープンスペースについては、市民からカフェテリアとして利用の要望が多いとのことである。運営についての懸念は理解するが、そうした使い方ができないか再検討していただきたい。
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コンセプトの明確化について
市としてどのような意図をもってこの整備事業に取り組まれるのか、中心市街地活性化計画での位置付けも含め、全体的なコンセプトを明確にするほうが望ましい。
また、計画案の一つ一つがどのような議論の中で出たのか明らかにしたうえで、今後の議論がなされることが必要である。
掲載日:2011年7月13日