米子市では、交通政策の取組の方向性を示す「米子市公共交通ビジョン」を2019(令和元)年9月に策定し、「公共交通を活かした 住んで楽しいまち よなご」を基本理念に掲げ、既存の公共交通機関を活用したまちづくりの推進と利便性・効率性が高く持続可能な公共交通体系を確立するために、各施策に取り組んできました。
一方で、モータリゼーションの進展や少子高齢化に加え、近年の新型コロナウイルス感染症の影響によるライフスタイルの変化等により、公共交通の利用者は大きく減少し、地域の公共交通のおかれる状況は厳しさを増しています。
このような中、2020(令和2)年に改正された「地域公共交通活性化再生法」(以下、「活性化再生法」という。)では、すべての地方自治体に対して地域公共交通計画の策定が努力義務となるとともに、補助制度が計画と連動するようになるなど、地方自治体による公共交通への関わりがより一層求められるようになっています。
公共交通の活性化は、交通分野の課題解決にとどまらず、まちづくり・観光・健康・福祉・教育・環境等の様々な分野で大きな効果をもたらします。このことから、公共交通の維持・確保には、交通事業者だけでなく、行政や市民、企業・団体等、多様な主体がそれぞれの役割分担のもと一体となって継続的に取り組んでいく必要があります。
そこで「米子市公共交通ビジョン」を本市の公共交通を取り巻く環境の変化等を踏まえて整理し、改めて「米子市地域公共交通計画」(以下、「本計画」という。)として策定することとしました。
基本理念
「公共交通を活かした 持続可能なまち よなご」
基本的な方針
- 基本方針1:まちづくりを支える公共交通
- 基本方針2:使いやすく分かりやすい公共交通
- 基本方針3:くらしを支える公共交通
推進施策の柱
- 鉄道を活用した公共交通体系の整備
- まちづくりと連動した公共交通対策
- 広域連携による公共交通の活性化
- 乗継による移動利便性の向上
- サービス水準の向上
- 公共交通利用者に分かりやすい情報提供
- 路線の維持・確保
- 待合環境の改善
- 多様な移動ニーズへの対応
ビジョンの期間
2023年度(令和5年度)から 2027年度(令和9年度)
地域公共交通計画
米子市地域公共交通計画(計画編) ( 4.20メガバイト)
米子市地域公共交通計画(資料編) ( 3.41メガバイト)
米子市地域公共交通計画【概要版】 ( 1.48メガバイト)