設立の背景・趣旨
皆生温泉は、1900年に漁師が海中に湧き出す温泉を発見したのが始まりと言われ、2020年には開発100周年を迎えました。記念すべきメモリアルイヤーはコロナ禍に見舞われ、皆生温泉の宿泊客数は、約40万人(平成31年)から約26万人(令和2年)へと激減し、現在も多くの温泉旅館にとって苦しい経営が続いている状況です。
このような状況下において、「皆生温泉の30年後を見据えた未来への投資を進めていきたい」という皆生温泉関係者の強い思いのもと、「皆生温泉エリア経営実行委員会」が令和3年8月に立ち上がりました。この組織は、温泉関係者、地元金融機関、建築デザイナー、観光振興団体、米子市で構成され、外部有識者の意見等も取り入れながら様々な視点で皆生温泉の未来の姿を検討し、実現に向けた取り組みを実施しています。
活動内容
団体旅行から個人旅行がトレンドとなった現代においては、温泉地としての魅力を磨き上げ、「選ばれる温泉地」になっていく必要があります。当実行委員会では、「日帰り駐車場の検討」、「夜の灯り」、「空き物件の活用」、「海・砂浜の通年利用」、「公園・海岸遊歩道の有効活用」といった切り口で、温泉街の滞在環境を整えるため、地域住民や事業者のみなさまからの意見を踏まえたエリアデザインの検討や、環境整備にあたっての実証実験等を実施しています。そして、宿泊客だけでなく地域住民や日帰り観光客にも愛される温泉地をめざします。
構成委員
【会 長】伊坂 明(皆生温泉まちづくり会議・株式会社皆生グランドホテル)
【副会長】坂内 和孝(皆生温泉まちづくり会議・皆生温泉観光株式会社)
【委 員】港 英明(皆生温泉まちづくり会議・有限会社皆生シーサイドホテル)
【委 員】福本 一宇(皆生温泉まちづくり会議・有限会社白扇)
【委 員】岩﨑 康朗(皆生温泉まちづくり会議・米子市議会)
【委 員】細羽 正(皆生温泉まちづくり会議・皆生温泉旅館組合)
【委 員】國須 多加志(米子信用金庫)
【委 員】宮里 隆志(商工組合中央金庫)
【委 員】吉田 輝子(キミトデザインスタジオ)
【委 員】石倉 准次郎(米子市観光協会)
【事務局】米子市観光課
掲載日:2021年4月30日