全国でツキノワグマによる人身事故が発生しています。
クマによる人身事故を防止するためには、クマに出会わないようにすることが最も重要です。
また、農地や集落周辺における生ゴミや放任果樹等については、クマ類を誘引し、執着させ、効率的に栄養を得られることにより、クマ類の冬眠を遅らせ、被害防止の支障となることから、それらの管理・除去の徹底について注意をお願いします。
クマとの遭遇を避けるために
- 夕方から早朝にかけての一人での外出は避ける(散歩、ランニング等)。
- 入山時はラジオや鈴で音を出しながら行動する。
- 誘引物(生ゴミ、廃棄果実、食料品、ペットフード等)を屋外に放置しない。
- 柿等の果樹園には電気柵を適切に設置する。
- 収穫予定の無い柿や栗の実は除去する。
もし出会ってしまっても、慌てず冷静に!
クマがこちらに気づいていない場合
- クマに気づかれないよう、静かにその場を離れてください。
クマがこちらに気づいている場合
- 背中を見せずにゆっくりと後退してください。
- 大声を出したり走って逃げたりするのは、クマを刺激するのでやめましょう。
- クマとの間に、立木などの障害物をはさみましょう。
クマが攻撃してきた場合
- クマ撃退スプレーを持っている場合は、クマの顔をめがけて噴射してください。
- 攻撃を避けられない場合は、防御姿勢をとって頭と首を守ってください。
子グマを見つけた場合
- 母グマがすぐ近くにいる可能性が高いので、すぐにその場から離れましょう。
参考
…「クマによる人身被害の防止に向けた伊藤信太郎環境大臣の談話」(令和5年10 月24 日)
…「特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(クマ類編)」(令和4年3月改定)
…「クマ類の出没対応マニュアル」(令和3年3月改定)
…「クマ対策専門家緊急派遣事業」
参考(鳥取県公式ホームページへのリンク)
… クマ出没状況(クマにご注意ください!) 出没マップあり) …出没マップが掲載されています。
… リーフレット「ツキノワグマとの共存をめざして」
掲載日:2023年10月18日