市長定例会見(平成26年8月5日)

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市長定例会見(平成26年8月5日)

 平成26年8月5日(火曜日)

幹事記者:
では、時間になりましたので、市長、よろしくお願いいたします。

市長:
こちらのほうから特に予定した、報告するようなことはありませんけれども、何かご質問とかご意見がありましたらお願いいたします。

記者:
スカイマークについてなんですけれども、エアバス社との大型旅客機の購入をめぐる交渉が行き詰まってまして苦境に陥ってます。米子―新千歳の路線について、休止も検討に入っているというような情報も入ってますけども、これについてどのように今受けとめておられますか?

市長:
私も突然にああいう報道がされてびっくりしたところです。いずれにしてもきちんとした経営を再建していただいて、今、既定の路線があるわけですけども、これはできるだけ維持されるようにと思っています。県のほうでもいろいろスカイマーク本社からの情報等も収集されるというふうに伺ってますので、県とも連携をしながら、また米子空港利用促進懇話会等もありますので、そういうところとも連携をしながら、できるだけ既定の路線が維持されるように努めていきたいと思っています。

記者:
米子市としても情報収集の強化に努めていくというようなお考えということなんでしょうか?

市長:
そうですね、米子市独自で派遣して本社から情報を収集するというようなことはなかなか難しいと思うんですけども、県は東京事務所等も持っておられますし、そういうところからも情報を私どももいただいたりして、連携しながら努めていきたいと思っています。

幹事記者:
よろしいでしょうか。そのほか?

記者:
今日、裁判所のほうで米子市と市内企業の和解の協議が行われているのは聞かれてますか?

市長:
今日なのかどうか、私も具体的な日にちは知りませんけども、和解の案が提示されて、それに沿って今、和解が進んできてるということで、この前終わりました議会の最終日に、議会にも説明をさせていただいて、和解についての予算措置もさせていただいたところです。いずれにしても和解案が裁判所のほうから提示されて、それに沿って両者が合意の方向へ向かっていると伺っていますので、米子市としてはそれに必要な予算措置は講じたところです。

記者:
今日、ちょうど和解の協議をされてると思うんですよ、裁判所のほうで。当然今までの流れからすると和解という方向に恐らく行くんでしょうけれども、受けとめというのはどういうふうに思ってらっしゃいますか?

市長:
市のほうで見落としがあったということは裁判所も言っておられるわけですので、その部分については私どものほうにも非があるというのが裁判所の見解だというふうに承知しています。そういう中で双方の主張の中で合意できるラインが出てきたということですので、本市としては受け入れたいと思っています。

幹事記者:
そのほか、何かございますでしょうか?

記者:
この間の議会でも、どなたかが質問なさってましたけど、こういう我々との記者会見で、もっと市長さんのほうからいろんな積極的な発信をされてはどうかというような意見がありましたけど?

市長:
今日はたまたま(報告事項が)なかったんですけれども、いろいろ私どもも準備して、またいろいろ発言させていただきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

記者:
どんどん、またよろしくお願いします。

市長:
はい。もちろんそのつもりで、皆さん方にもご協力いただきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。

記者:
先日、安倍政権の地方創生本部(まち・ひと・しごと創生本部)の準備室が立ち上がりましたけれども、人口減対策であったり都市と地方の格差是正であったりとか、そういうことに国を挙げて取り組んでいこうということで、野坂市長もかねてからそういう課題解消についてはおっしゃられていたわけなんですけども、この本部について、何か期待であったり注文であったり、そのあたりをお伺いできますでしょうか?

市長:
いずれにしましても、地方はいろんな問題を抱えているわけで、そういう中で、政府のほうでそういう創生本部を立ち上げてやろうということを示していただいたのは大変ありがたいことだと思っております。ただ、まだ中身が決まってきてないので、今後どういう中身になってくるのか、また多分全国市長会あたりでも、今までの流れの中で提言をしていかれるだろうと思うんですけども、そういう中で、本当に地方の実情に合ったような対策を考えていただければと思っております。
特に地方の活性化、それから今、子ども・子育て支援新制度がどういう形になるか、これもまだ見えてこないんで、私どもも具体的にフォローできないところはあるんですけども、少子高齢化対策とか、それから、うちなんかは特に関心があるのは「サービス付き高齢者向け住宅」の扱いが今後どうなっていくのかということです。平成27年度からは住所地特例を適用するということのようですけども、うちとしては、もう既に入っておられる方もおられるんで、それをさかのぼるということも考えていかないかんだろうということを思っているところです。そういう対策とか、それの遡及効果というか、そういうことも考えてもらわなきゃいかんと思って、市長会等にも提言させてもらっているんですけども、そういうところとか、きめ細かな対応を考えてもらいたいと思っています。

記者:
先ほど子ども・子育ての話が出たんですけど、条例(子ども・子育て支援新制度に係る各種基準条例)は、大体9月議会に提出するという自治体が多いようなんですけど、米子市もその予定なんでしょうか?

市長:
作業がどこまで進んでいるのか、私もつまびらかに知りませんけれども、ただ、国の方針が本当に9月までに出るのかどうかによってくるんじゃないでしょうか。子ども・子育て支援新制度も非常に重要な制度だと思うんです。ちょうど今日、県庁で行政懇談会があって、子育てなんかの話も出るって聞いてはいるんですけれども、今示されてる中では、この認定こども園なんかの単価が必ずしも十分ではないというような話を聞いてます。ただ、それが最終的になるかどうかわからないんで、今の段階では何とも言えないですけども、もし仮にそういうのがずっと最後まで続くということになると、待機児童の解消等も難しくなるんじゃないかなという気はしてます。

幹事記者:
そのほかよろしいでしょうか?

記者:
非核平和都市宣言を米子市も宣言されていて、そのことに関しまして今月の市報にも載っていましたけれども、米子市は以前、全国協議会(日本非核宣言自治体協議会)に加入していたのに、今は脱退しているというようなことのようですが、何かその非核平和都市宣言を宣言している自治体同士の連携から脱退されないといけなかった理由というのは何かあるのかなと思いまして、ちょっと伺いたいと思います?

市長:
どういうことで脱退したのか、私も細かくは知りません。ただ、連絡協議会とか、いろんな市の団体があって、それはみんな会費を払わないといけないので、それを整理したことはありました。そういう中で、特に加入してないと、どうしてもメリットがないとかいうようなもの以外は、その中でかなり整理したはずです。脱退してるんであれば、そのときにあわせて脱退したのかもしれません。

記者:
わかりました。

記者:
北朝鮮の拉致問題の特別調査委員会ができてから1か月ということもありますし、今日の報道なんかでは、9月の上旬には拉致被害者のことなんかで情報が提供されるんじゃないかというような報道もありますけれども、米子は松本京子さんがいらっしゃるとか、拉致の問題も非常に深刻な状況だと思うんですが、今後の展開での期待ですとか、そういったことがあればお願いできますか?

市長:
これも本当に、松本京子さんはぜひ帰ってきていただかなきゃいけないと思っているわけでして、もし帰ってこられるということになったときの万全の体制をつくらないかんということで準備は進めております。それで、一部の機材等は既にレンタルで確保したりというようなこともしているんですけれども、とにかく万全を期して、速やかにふるさとに帰ってきていただいて、平穏な生活が送っていただけるようにしなければならないと思っています。
もちろんこれは米子市だけじゃなくて、国とか県とかも連携しながらということになりますけれども、米子市の役割というのはしっかり果たしていきたいと思っています。
それで、現地対策本部的なもの(現地合同支援本部)を、この米子市役所の中につくることになっていまして、私がその本部長になるということになっています。帰ってこられるということが決まってから1週間とか10日とかいう初動の体制はきちっととっていきたいと思っています。

記者:
ありがとうございます。

市長:
松本京子さんの場合には、入境を確認できなかったという北朝鮮側の発表だったと思うんです。だから、帰ってこられる可能性は十分あるんじゃないかというふうに思っています。また、帰ってきていただきたい、いただかなきゃならないと思っています。

幹事記者:
そのほかよろしいでしょうか。それでは…。

市長:
よろしいですか。どうもありがとうございます。

掲載日:2014年8月11日