市長定例会見(平成27年1月5日)

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市長定例会見(平成27年1月5日)

 平成27年1月5日(月曜日)

 市長から

 質疑


市長:
新年明けましておめでとうございます。今年もまたよろしくお願いします。
昨年ですけれども、公会堂がリニューアルオープンして、内部の音響装置ですとか照明、舞台装置等を一新いたしまして、また前庭、それからホワイエが使えるようになったということで、好評ではないかと思っております。今年はさらに利用率を高めるようにしていかないといけないだろうと思っております。
また、企業進出が昨年は割とありまして、WELLCOM(ウエルコム)ですとか、マックスサポートが第2オフィスをつくられたりですとか、それからイーウェルは今年の2月に操業開始ということでございますし、テムザックも今、(研究開発施設を)建設中ということです。また崎津がいなタウンにソフトバンクが太陽光発電所をつくられて、今はもう操業開始されているということで、割と企業進出のほうについては順調だったんじゃないかと思っております。また、ご承知のように流通業務団地も100パーセント活用がなったということで喜んでいるところでございます。
今年ですけれども、淀江町と米子市が合併をいたしまして、3月31日に、ちょうど10周年を迎えるということで、記念式典を予定しております。また、米子市の歌の作製を今、進めておりまして、3月31日には披露させていただきたいと思っておりますし、来年度にかけて美術館ですとかいろんな文化施設等でも記念事業を行ないたいと思っているところでございます。
それと、米子市の第2次総合計画が平成27年度まででございまして、平成28年度からの第3次米子市総合計画の策定を来年度中にはしないといけないということで、今取り組んでいるところでございます。
それから、まち・ひと・しごと創生本部、またその関連法案もできまして、米子市としても地方創生の総合戦略をつくらなければいけないと思っております。これは国とか県の総合戦略を踏まえてつくるということになっております。県の総合戦略が夏ごろまでにはつくるということで進めておられるようでございますので、米子市の総合戦略は今年中にはつくりたいと思っているところでございます。
それから、子ども・子育て支援新制度が4月からスタートということでございまして、これも、国の予算づけがどうなるかということがちょっと懸念されるところはあるんですけども、国は予定どおり進めるということでございますので、米子市としても待機児童の解消とか、なかよし学級の充実等を進めていきたいと思っております。それから、4月から中学校給食を完全実施するようにしておりまして、配膳室ですとか給食センターは一応完成したわけでございますけれども、試運転等をきちんとやって、間違いのないように、着実に実施したいと思っております。
とりあえずは、そのようなところでございます。

幹事記者:
各社さん、何かありますか?

記者:
地方創生に絡んだ総合戦略の件なんですけども、これ多分各自治体の努力義務だったと思うんですが、米子市としての狙いとか目的、そのあたり、ちょっとお伺いできたら?

市長:
目的というか、これは東京一極集中から地方の活力を生み出してということでございますけども、経済を活性化して雇用をいかに増やすかということは、先ほどもちょっと企業誘致等の関連で申し上げましたけれども、米子市の今までの総合計画でも課題として取り組んできたところだと思っておりまして、さらに、何ができるのか、国の施策等を見ながらやっていきたいと思っております。
また、少子高齢化対策というのも、今までも総合計画の一つの大きな柱だったわけでして、米子市の場合には、今の経済の活性化とか、企業誘致だとか、それからここに医大があるということで介護・医療のサービスが充実しているというようなこともあり、人口が今までそんなには減ってきてないという状況だったと思っておりますが、これからは日本全体で人口が減る中で、米子市もやっぱり影響を受けてくるということはあり得るだろうと思いますので、今の子ども・子育て支援新制度の充実等も考えながら進めていきたいと思っております。
ただ、いずれにしましても、国、県がどのような予算措置とか支援制度をつくられるかということもありますので、その辺も見きわめながら、今後とも雇用の創出、また人口減少をいかに食いとめていくかという対策は考えていかないといけないと思っております。

記者:
米子市として、何か専門部署を設けたりだとか、専門チームをつくったり、もしくは外部委員とかを設置される、そういうことは考えておられますか?

市長:
外部委員までは考えていませんけれども、「まち・ひと・しごと創生」につきましては、「米子市地方創生推進本部」というのを11月の末に設置しておりまして、その前に「米子市人口減少対策会議」というのをつくったんですけども、それを発展的にこの地方創生推進本部ということに変えまして、今、いろんな対策を考えようということで取り組んでいるところです。

記者:
新年度に何か専門部署を設けたりとか、そういうことは考えておられませんか?

市長:
この「まち・ひと・しごと創生」関係では、今の作業チームというんですか、推進本部はもうつくってありますけれども、新たにそのための新設の部署をつくるというようなことは考えていません。

記者:
有識者から意見を参考にして聞くとか、そういう外部委員会のようなものは?

市長:
今のところは特に考えていませんけれども、個別にお話もさせていただいたりすることは、当然ですけどもあると思います。

記者:
地方創生を進めていく上で、米子市としての強みっていうのはどこにあると考えておられるのか、逆に課題はどの辺だとお考えですか?

市長:
米子市の強みといえば、交通の要衝であるというようなことですとか、お医者さんの数とか、医療・介護サービスが他と比較して充実しているというようなところは有利な面じゃないかと思っております。それから自然が豊かで、外の人も割とおおらかに迎え入れるような気質もあるわけですので、そういうところは米子市の有利な点ではないかというふうに思っております。
課題ということからいくと、雇用の創出というのは本当に、今までも努めてきたところですけども、どれか一つ、何かあればこれでもう全てオーケーだというわけにいきません。やはり経済活性化というのは、今までの総合計画の中でも一本の大きな柱だったと思っておりまして、既存の産業、また既存の企業等の維持、発展を図りながら、そしてまた新たな雇用をもたらすような企業誘致にも努めていくということは、今後ともやっていかないといけないだろうと思っております。

記者:
先般、スカイマークが米子空港の路線について撤退していくということを検討してるという話が取り沙汰されてますが、今後、米子市として何か働きかけを計画されていることありますか?

市長:
ご承知のように、「米子空港利用促進懇話会」がありますので、そういう中で米子市もそれなりの役割を果たしていきたいと思っております。今、県のほうでも直接スカイマークとのお話もしていただいておりますので、そういうものも見ながら、「促進懇話会」の中で何ができるのか、考えていきたいと思います。

記者:
撤退ということになったら、米子市の観光入り込みとかにもやっぱり影響が?

市長:
あると思います。スカイマークがあるということで、非常に利便性も上がったわけですし、茨城とか神戸あたりにも観光協会とか市の職員なんかも行って、観光客の誘致等にも努めてきたわけですけれども、路線がなくなると、せっかく今までやってきたことが水泡に帰してしまうということにもなりかねないので、今後とも何とか維持してもらいたいというのが私たちの本当の切なる気持ちです。

記者:
今日、仕事始め式で職員に訓示をされたんじゃないかと思うんですが、どういうお話を?

市長:
昨年をちょっと振り返って、先ほど申し上げたようなことを言った上で、今年の予定、3月の合併記念式典、それから来年度の記念事業、それから総合計画の作成、また地方創生総合戦略の策定、それから交通体系の関係では、先ほど申し上げませんでしたけども、米子駅の南北自由通路等の整備事業、それから安倍三柳線ですね、これらはやっぱり着実に進めていかないといけないということを言って、それから学校給食ですね。それから長い目で見たら、中海架橋とか米子道の4車線化というのを今後とも取り組んでいかないといけないと。米子市の発展と市民生活の向上のために、これからも頑張っていこうという話はさせていただいたところです。それから、先ほどもちょっと言いましたけども、子ども・子育て支援新制度を順調に進めていくということが課題だということは言いました。

記者:
中海架橋は、今年、具体的に何かアクションとかあるんでしょうか?

市長:
一応BバイC(費用と経済効果の比)の調査はやりましたので、それを踏まえて安来市とも連携をしながら進めていきたいと思っております。私ども米子市からいきますと、国会議員の先生とか国土交通省への働きかけとか、そういうことは今までもやってきたわけですけれども、今後とも続けないといけないと思っております。安来市とも連携をしながら、安来市さんは島根県側に(働きかけを)やってもらっていますし、それから中海・宍道湖・大山圏域の市長会を通じての働きかけということもあり得るのではないかと思っております。前の中海市長会のときには、中海市長会として鳥取、島根両県に働きかけたことはあります。

記者:
合併10年ということですが、今までの評価と今後の課題といいますか、その点は?

市長:
合併時にいろいろ話し合ってきたことについては、ほぼ実施できたんじゃないかと思っております。まだ一部、上淀廃寺のあたりの整備がちょっと残っているんじゃないかと思いますけども、学校の耐震ももちろんのこと、淀江小学校のプールとか、それからケーブルテレビという話ですとか、かなりいろんなことでやってきたつもりです。そういう中で、民間レベルというか、いろんな機関においても、旧淀江の方も米子市民としていろいろ活動していただいていますし、この市役所の中でも、淀江出身だ、米子出身だということなく仕事してもらっていますので、かなり一体化というのは進んできているんじゃないかというふうには思っております。淀江はご承知のようにいろんな歴史、文化を持っている地域ですので、淀江支所に「よどえまちづくり推進室」をつくっていますが、米子市全体の発展のためにも、淀江の特徴を生かした、淀江に人が来てもらうとか、そういう取り組みも進めていきたいと思っています。

記者:
ちょっと古い話ですけど、ふるさと納税の制度が何か今年から変わるということで、その辺では結構何か期待感みたいなものとか、あるいは何かこういうことをしようというようなことってありますか?

市長:
今、来年度に向けての新しい取り組みに、どういうのがあり得るのかというのは検討しているところです。ふるさと納税を米子市は今まで頑張ってきて、県は別として、多分市町村レベルでは昨年度は米子市が一番だったじゃないかとは思ってはいるんですけども、結構他の市町村も頑張っておられまして、今年度はそういうわけにもいかないようですけれども、それにしてもかなりな額をいただいておりますので、さらに米子市のふるさと納税がいただけるようなことも考えていかないといけないと思っております。まだ検討中ですので発表できませんけれども、さらに充実させていきたいとは思っています。

記者:
具体的にこうっていうのはまだですね?

市長:
ええ、今のところはまだ詰めている段階ですので。

記者:
今年の市政の最大のテーマというと、一つだけ絞るとしたら?

市長:
市政というのは幅が広いものですから、なかなかその一つに絞れませんが、先ほど言いましたように総合戦略とか、もちろん地方創生もですね。それから総合計画もつくらないといけないわけですし、それから学校給食ですとか、今年度から来年度にかけてですけれども合併記念事業ですね。それから交通体系の面からいけば着実に進めていかないといけないのは米子駅南北自由通路等の整備事業、それから安倍三柳線ですね。安倍三柳線は来年度から着工ということになってくると思っています。自由通路のほうは平成27年度に基本、概略設計をやって、28年度に都市計画を決定して、29年度に詳細設計を行って、30年度着工と考えております。もっと早くというはなかなか難しいところがありまして、もちろんJRさんとか県とも連携をしながらということですけども、今の段取りで進めていきたいというふうに思っています。
そういう意味で、包括的に何か考えないといけないというのは、総合計画ということになってくると思いますけども、(地方創生の)総合戦略も来年度には重要な課題だと思います。

記者:
職員にこういう姿勢で仕事をしてほしいというのは何かありますか?

市長:
前から言っていることなんですけども、やっぱり自分で考えて、積極的に市政に貢献できるようなアイデアを出したり、それから公平公正な市政を行なうようにということだと思います。

記者:
年末年始はどういうふうに過ごされたんですか?

市長:
9連休ということだったんですけども、長男一家、次男一家が来まして、一番下の孫が4か月というのを連れてきまして、それで親がちょっといろんなところへ行ってみたいって出かけるもんですから子守させられて、私も4か月の子供を1時間20分抱き続けたというのは初めての経験だったと思いますけど。抱いて動き回ってないと泣くもんですから、家内もちょうど出かけちゃってて、一人で頑張ったところです。

記者:
初詣はどこに行かれたんですか?

市長:
初詣は、ちょうど雪が多かったのと、子供たちも来たもので、今年はまだ行っていません。

幹事記者:
各社さん、よろしいですか?

市長:
よろしいですか。どうもありがとうございました。また今年もよろしくお願いします。

(かっこ内) は、秘書広報課で補足しています。