大正15年(1926)6月29日に竣工し、水道創設当時から昭和45年(1965)12月までの間、車尾中央ポンプ場上屋及び監視室として上水道の安定供給を支えてきました。
その後は米子市水道の創設当時をしのぶ歴史的な建造物として保存されていましたが、米子市制60周年記念事業の一環として、昭和62年(1987)11月に水道記念館としてリニューアルオープンしました。
外観は白壁に赤瓦、一部にアーチの窓があるロマネスク風のモダンな建築は、長年市民に親しまれてきましたが、平成10年(1998)2月には鳥取県の「県民の建物100選」に選ばれ、また、平成13年(2001)8月には隣接する水神社、創設記念碑と共に、国の登録有形文化財として登録されました。
水道記念館外観 |
|
米子の水道のあゆみをパネルや写真で紹介し、昭和20年代から30年代に使用していた水位計や塩素滅菌機などの展示、古くから米子地方に伝わる水にまつわる民話の紹介、水道に関するVTR観賞コーナー、平成12年(2000)10月6日に発生した鳥取県西部地震で被災した水道管の展示など、水道の仕組みを幅広くご紹介しております。
車いす用スロープを設置するなどバリアフリー対応となっておりますので、あらかじめお電話等で下記までご予約のうえ、どなたでもお気軽にご参観ください。
当時使用していた機器
|
|
取水のしくみ
|
|
|
|
掲載日:2015年4月2日