よなごびと

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米子(よなご)での日々の暮らしをエンジョイしている人たちを紹介する『よなごびと』。「広報よなご」平成30年11月号から掲載がスタートしました。

よなごびと第66回「内田美恵さん(ほうき民話の会 会長)」

”語り継がれてきた宝物を
次世代にも残したい

ほうき民話の会 会長 内田美恵さん

「とんと昔があったげな」

米子弁で語られる民話は穏やかに、時にユーモラスに表現され、私たちを昔話の世界にいざないます。「ほうき民話の会」は、山陰歴史館の2階で奇数月に「民話のへや」を開催し、民話を地元の言葉で語る活動をしています。「もともと民話が好きで参加しました」と笑顔を見せるのは、会長の内田美恵さん。会は、鳥取県西部で伝承される民話を次世代に語り継ぐために、平成14年に発足しました。勉強会も実施し、民話を語り口調に直す「再話」の作業もしています。「耳で聞いてお話を理解できるよう、余分な言葉を省きながらも、情景が思い浮かぶように心がけています」と内田さんは言います。また、民話の舞台になった場所には足を運び、「実際にその場を見て知ることは、語りをより豊かにする」と、研さんを重ねます。市内の公民館をはじめ、県西部の催しにも出かけて民話の語りを届ける活動が認められ、令和2年には日本財団の社会貢献者表彰を受賞しました。

「民話のへや」は、奇数月の第三日曜 日午後1時30分から、山陰歴史館2階で開催される

民話語りの魅力を尋ねると、「聞いていると、どこか懐かしく、ゆったりした気分になる」とほほえみ、「高齢の方から小さなお子さんまで、あらゆる世代の方に楽しんでもらえる」と、内田さん。

現在60代〜80代の16人で活動しており、会員も随時募集中

今後の活動については、「民話は先人たちが語り継いできた宝物。地元の言葉と共に、絶やすことなく次世代に残したい」と意気込みます。

掲載日:2024年4月24日

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