米子あっちこっち第20回【米子を飛び出して束草あっちこっち】

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米子あっちこっち第20回【米子を飛び出して束草あっちこっち】

こんにちは、米子市国際交流員の신 나리 (シン ナリ)です。
山は紅葉で彩られ、空は青く澄んで、お出かけ日和が続いております。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

すでにいろんなところで取り上げられましたが、10月5日から8日まで、米子市の姉妹都市である韓国の束草(ソクチョ)市を訪問してきました。

 束草市の象徴でもある「エキスポタワー」
束草市の象徴でもある「エキスポタワー」

私は国際交流員をしてすでに5年目になりますが、出張で韓国に行くのは実は今回が初めてで、この間、コロナでできなかった人の行き来が本当にコロナ前に戻ってきたなと実感できました。
ただ、時期的に米子-ソウル便が復活する前だったので米子-東京-ソウルという遠回りの道を選ぶしかなかったのが唯一の残念な所でありました。

個人的に束草市は2回目の訪問で去年の5月に旅行で行った以来ですが、今回行ったら去年は工事中だったところが立派なホテルになったり、おしゃれなお店が続々と出来たりで、またお祭り期間中ということもあり、とても活気あふれる街でした。
散策路が整備されている束草の湖「ヨンランホ」 
散策路が整備されている束草の湖「ヨンランホ」

さらに今回の訪問では、観光地としての束草市だけではなく豊かな自然環境を活かしている湖や海辺の散策路にも行くことができてとてもよかったです。

また出張が終わってからは里帰りもでき、ソウルでずっと気になっていた展示会に行くこともできました!
韓国の朝鮮時代の服「활옷 (ファロッ)」の展示です。
よく時代劇などで結婚式のシーンで女性が着る赤色の派手な袖が広い服を見かけたことがあると思います。
それが「ファロッ」なのです。
元々はお姫様の結婚式での礼服でしたが、後から結婚式のときだけは誰でも着ることができました。
実は朝鮮時代のファロッは全世界に50着くらいしか残っていない貴重なものなんです。

またこの展示が今注目されているもう一つの理由は、展示されているファロッ保存処理にBTSのRMさんの寄付金が使われていることが明らかになったからです。
元からRMさんは美術が大好きということで有名だったのですが、伝統芸術にもずっと興味があり、今回寄付をすることになったみたいです。

実際にRMさんの寄付金で保存処理された「ファロッ」
実際にRMさんの寄付金で保存処理された「ファロッ」

写真のように、実際にRMさんの寄付金で保存処理をした服には「このファロッはBTSのRMさんの後援で保存処理をしました」と書かれていました。


この展示は「景福宮」の中にある「故宮博物館」で行なわれ、12月13日までの開催となっています。
ぜひみなさん、米子―ソウル便に乗って行ってみてください!

11月なのに夏日という時期外れの天気になっています。
気温の寒暖差が大きいと体調を崩しやすいですが、体温維持のためにカロリーもたくさん使うので秋は食欲の季節になるみたいです。
秋の美食もたくさん楽しみながらくれぐれもご自愛ください。

米子市国際交流員 シン ナリ

 
掲載日:2023年11月6日