米子あっちこっち第18回【韓国で今日は何を食べる日?】

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米子あっちこっち第18回【韓国で今日は何を食べる日?】

こんにちは、米子市国際交流員の나리 (シン ナリ)です。

みなさん、새해 복 많이 받으세요 [セヘポンマニパドゥセヨ]!
(韓国語で「明けましておめでとうございます」という意味です
今年初のブログ更新ですね。
本年もよろしくお願いいたします。

この前の大雪はみなさん大丈夫でしたか?
韓国は連日昼間も氷点下を下回る寒波で大変みたいです。
今日の2月3日は節分で明日の2月4日は立春ですね!
早くお天気にも春が来てくれたらいいなと思います。

ところで、今まで何回か韓国では旧暦でお正月を過ごすとお話ししたのですが、

 リンク 米子あっちこっち第10回【韓国のお正月風景】

 リンク 米子あっちこっち第14回【韓国にもお歳暮がある?】

明後日の2月5日は旧暦の1月15日で
韓国では「정월대보름 (チョンウォルテボルム)」という
いわゆる日本でいう小正月にあたる日でございます。
この日は村の豊作を祈願する日で色んな行事がありますが、
五穀飯の「오곡밥 (オゴッパプ)」といろんな種類の「ナムル」を
海苔で包んで食べる「복쌈 (ポクッサム)」を食べ、
1年中の福を祈る日でもあります。
(ポク)」は福、「 (ッサム)」は包んで食べることですので、
복쌈 (ポクッサム)」は福を包んで食べるということになります。
日本でいう恵方巻のナムル手巻きバージョン的な感じですかね。

 去年の「チョンウォルテボルム飯」
  去年の「チョンウォルテボルム飯」

個人的には健康やカロリーを考えずに食べられる
「○○の日には何々を食べる」という習慣が大好きで
できる限り守るのですが、
中でも「絶対」守るものがあります。
それは「誕生日の日にはわかめスープ」です。
よくドラマなのでも紹介され馴染みがあるかたも多いと思いますが、
韓国では産後の体調管理のために食べられるため
母への感謝を忘れないようにという意味を込めて
誕生日には必ずわかめスープを食べます。

今日はせっかくなので
牛肉のわかめスープのレシピをご紹介します。
意外と簡単ですのですぐ家でマネできると思います。


牛肉のわかめスープ(4人前 基準) 

材料

わかめスープ牛肉(カタバラ・もも) 100g

乾燥わかめ 1/3カップ(10g)

ごま油 大さじ2 おろしニンニク 大さじ2/3

しょうゆ(薄口) 大さじ3 水 7カップ(約 1300mL)

塩 少々 こしょう 少々

 

1.乾燥わかめは水に10~20分ほどふやかしてよく洗ってから水気を切り、3~4cmくらいの長さに切ります。

2.牛肉は一口サイズに切ります。

3.鍋にごま油を引いて牛肉とおろしニンニクを入れ一緒に炒めます。

4.牛肉に火が通ったら1のわかめを入れ、黒めだったわかめの緑色が鮮明になるまで炒めます。

5.水を入れ強火にして沸騰したら中火に変えて30分以上沸かします。

6.しょうゆを入れ、味が薄いときは塩で味を調整したら完成です。


ちなみに私がずっとわかめスープを「食べる」と書いているのは

韓国ではスープを茶碗に口をつけて「飲む」のではなく、
スプーンでひと口ずつ「食べる」からです。

こういう文化の違いを垣間見ることができる
「令和4年度 米子市国際児童絵画・作品展」が
2月3日の今日から2月16日(木曜日)まで米子市児童文化センターで開催されます。
コロナ禍では単独で開催され
姉妹都市の韓国・束草(ソクチョ)市と
友好都市の中国・保定(ホテイ)市の作品だけ見られましたが、
今回は3年ぶりに「米子市児童美術作品展」と併せて開催されるため
より各国の子どもたちの感性が感じやすくなったのではと思います。
例年より作品数も多く、さらに見応えがあると思いますので
ぜひお越しください。

米子市国際児童絵画・作品展会場
  束草市と保定市の子どもたちの作品は
  米子市児童文化センターの研修室(プラネタリウムの横)に展示されています。

こうやって少しずつ日常が戻ってくるんだなと思うとうれしい反面、
ここまで回復するために頑張ってくださったなと改めて感謝の気持ちが芽生えます。
新しく気をつかわないといけないことも増えていると思いますが
くれぐれもご自愛ください。

米子市国際交流員 シン ナリ

 
掲載日:2023年2月3日