国史跡 青木遺跡

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国史跡 青木遺跡

掘立柱建物跡 青木丘陵(標高40メートル)は、長者原台地北端部のなだらかな丘陵で、福市丘陵の南側に接していますが、この丘陵に多くの古墳や遺物の散布地があることは古くから知られていました。

昭和46年から52年にかけて行なわれた調査では、8支陵、40ヘクタールの調査区域の全面から遺跡が発掘され、青木遺跡は山陰を代表する丘陵性集落(集落と墳墓群)として注目されました。

土器棺A地区からJ地区までに区分された40ヘクタールの遺跡からは、掘立柱建物、竪穴式住居、棚列、貯蔵穴、落とし穴、土坑、古墳、(方墳を含む。)、周溝墓、土坑墓、溝状遺構段状遺構など総計995の遺構が確認され、土器、石器、金属器、玉類など各時代の生活用具と、古墳副葬品など数万点が検出されました。

これらの年代は、縄文時代晩期から中近世にわたっていますが、大部分は弥生時代中期から奈良時代にかけての住居跡と古墳です。

国の史跡に指定されたのは、H地区の一部の4ヘクタールで、全体の10分の1にすぎませんが、弥生時代中期から奈良時代にかけての竪穴式住居23棟、掘立柱建物跡9棟、土坑10基、古墳17基、周溝墓2基、その他2基が確認されています。

青木遺跡

【参考資料】

新しいウィンドウで開きます  青木遺跡パンフレットPDF 3.37メガバイト)

掲載日:2012年9月3日