国史跡 福市遺跡

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国史跡 福市遺跡

遺跡全景空中写真福市丘陵(標高25メートル)は、日野川と法勝寺川の合流点に突出するなだらかな丘陵となっていますが、この丘陵の全面に遺跡が分布していることは古くから知られていました。

昭和42年の調査では、遺跡は東西500メートル、南北400メートルくらいの範囲に確認され、山市場、御所原、南御所原、四つ塚谷、日焼山、吉塚、青木向の7支群が設定されました。

遺構は、住居跡152、土坑墓28、古墳6、横穴14、合計217が確認され、遺物は土師器を中心に須恵器と弥生土器の壺、甕、こしき、器台、土製支脚、玉類、武具などが多数検出されました。

国の史跡に指定されたのは、吉塚、日焼山の2支群で、弥生時代後期(3世紀)から古墳時代中期(5世紀)にかけての集落跡と墳墓群です。

遺構は、住居跡90、柱穴群6、溝2、土坑墓24、古墳1、横穴1、合計122が確認されました。また、遺物は、土師器片が約35,000点で最も多く、弥生土器と須恵器が若干、土製紡錘車、土製獣首、鏡片、玉類、鉄器、砥石などが多数検出されています。

住居跡この調査は、大規模な住宅団地と学校の用地造成の事前調査として実施されましたが、村落跡と古墳群を中心に構成されたこの遺跡が、山陰における古墳時代の住居構造、集落構成、変遷および土器編年を考えるうえで学術的に重要な価値を持つことが認められ、その一部を国の遺跡として保存、活用されることになりました。これは、米子市民の文化財保護運動の成果です。

福市遺跡

【参考資料】

リンク・新しいウィンドウで開きます 福市遺跡パンフレットPDF 2.07メガバイト)

掲載日:2012年4月17日