米子市クリーンセンターは、もえるごみの処理をしているところだよ。
米子市クリーンセンターはどこにあるの?
弓ヶ浜公園の近くにデッカイ煙突がある建物を見たことないかな?
煙突の上は虹色になっているよ。
クリーンセンターのしくみ ―ごみはどうなるの?―
ここからは、クリーンセンターに集められたもえるごみが、どのように処理されていくのか見てみよう!
計量棟
みんなのお家や会社などから出たごみを積んできた車は、計量棟で車ごと、ごみの重さをはかるんだ。
プラットホーム
計量棟でごみの重さをはかった車は、プラットホームに入って来るんだ。
1日に来る車はおよそ240台! そして、集まるごみの量は1日平均180トンにもなるんだよ。
ここの自動ドアが開いたときは、中のごみのにおいが外にもれないように、空気のカーテンが作られるんだよ。
ごみは、プラットホームのとびらから、ごみピットにうつされるんだ。
ごみピット
ごみピットは、収集したごみをもやすまでの間、集まったごみをためておくところ。
このごみピットには、810トンのごみをためることができるんだ。
ごみピットにためられたごみは、ごみをもやすときによくもえるように、大きなクレーンでよくまぜるんだ。
なんとこのクレーンは、コンピューターの指令を受けたら、ごみを焼却炉の入り口、「ごみホッパー」へと運ぶんだ。
中央制御室
クリーンセンターの運転は、すべてコンピューターで管理しているんだ。焼却炉の中が高い温度でもえているようすも、モニター画面でたしかめることができるんだよ。
しかも、クリーンセンターは24時間運転! みんながねている間も、クリーンセンターは動いているんだよ。
いろんな機械を、24時間切れまなく管理しているのがこの中央制御室なんだ。
焼却炉
そして、いよいよ焼却炉。ごみは850度から950度と、とても高い温度でもやされて、灰になるんだよ。ごみをもやすのに、ごみピットの空気を使うことで、ごみのにおいはなくなってしまうんだ。
クリーンセンターのしくみ ―ごみが燃えたらどうなるの?―
ごみはもえて、灰とガスになるんだ。
もし、もえない「不燃物」が混ざっていると焼却炉をいためるし、大きな不燃物が入ったら、すべての作業が緊急停止になってしまうから、ごみ処理がとまって大変だよ。また、ガスの中には、環境に悪い物もまざっているんだ。それらは薬品やフィルターなどを使ってきれいにしているんだよ。 また、灰は、資源のリサイクルをしている会社に引き取ってもらって、そこでセメントの材料に再利用されるんだ。
クリーンセンターのしくみ―余熱利用―
発電機設備
これは、ごみをもやす力を使って電気を作る機械。その名も「蒸気タービン発電機」!! なんと、発電しているんだ。
年間でおよそ22.5ギガワットアワーの電力を作ることができるんだよ。これは、およそ7,000軒の家が、1年間で使う電力量と同じぐらいなんだ。
電気をつくる方法は、ごみをもやした時に発生する熱を利用して、蒸気をつくり、この蒸気を使ってタービン(羽根車)を回して発電機を動かして発電するしくみ。
ここでできた電気はクリーンセンター内で使って、あまった電気は市内の小中学校など、いろいろな公共施設へ送っているんだよ。