わたしたちの米子市に残されている、きちょうなしせき・文化ざいをしょうかいするよ。
妻木晩田遺跡
米子市と大山町の境にある弥生時代のむらのあとだよ。
たくさんの建物のあとやお墓が見つかっていているんだ。とっても大きなむらのあとで、全国でも有名な遺跡なんだよ。
げんざいは史跡公園になっていて、弥生時代の生活のようすを見たり、体験することができるんだ。
(場所:大山町妻木・米子市淀江町福岡)
福市遺跡
弥生時代から古墳時代にかけての、むらのあとが見つかっているよ。
人びとの家やお墓、道具などがたくさん見つかっているんだ。山陰地方ではじめて明らかになった古代のむらの跡として有名なんだよ。
(場所:米子市福市)
… 米子市福市考古資料館(ふくいちこうこしりょうかん)
青木遺跡
弥生時代から奈良時代にかけての、むらのあとが見つかった遺跡だよ。
見つかった当時は西日本最大級の集落として注目されて、たいせつに保存されてきたんだ。現在は住宅団地の中の緑地になっていて、いつでも見学することができるんだ。
(場所:米子市青木)
向山古墳群
今からおよそ1600年前につくられた、とても大きな古墳がならんでいるんだ。
このなかで一番大きなものは、全長がおよそ65メートルもあるんだよ。死者が入れられていた石の部屋にも入ることができるんだ。
(場所:米子市淀江町福岡)
石馬
名前のとおり、大きな石をけずってつくった馬だよ。
むかしは、向山古墳群のひとつ「石馬谷古墳」に立てられていて、古墳時代につくられたものと考えられているんだ。げんざいは、近くの天神垣神社の倉庫の中に入っているよ。
(場所:米子市淀江町福岡)
上淀廃寺跡
683年に建てられたとされている、米子市淀江町の古いお寺のあとだよ。
お寺の正しい名前がわからないため、地名をとって「上淀廃寺」とよばれているんだ。
土の中から、仏様のえがかれた壁や仏像のかけらが見つかっていて、全国的にとても有名になったんだよ。
(場所:米子市淀江町福岡)
… 上淀白鳳の丘展示館(かみよどはくほうのおかてんじかん)
尾高城跡
戦国時代のはげしい戦いの舞台となった城のあとだよ。
鳥取県西部を代表する中世の城跡なんだ。江戸時代の初めになって米子城が完成するまでは、この尾高城のあたりが米子の政治や交通の中心だったんだよ。
(場所:米子市尾高)
米子城跡
米子の市街地をのぞむ、湊山の頂上に建てられた城だよ。
吉川 広家によって1591年からつくられ始め、中村 一忠が、藩主として米子を治めはじめた江戸時代の1602年ごろに完成したといわれているんだ。城主はその後、加藤 貞泰、池田 由之へと変わり、1632年からは荒尾氏の一族が代々、城をあずかったんだ。でも明治時代に入ると、建物の多くは売られてしまい、数年後には取りこわされてしまったんだよ。
げんざいは、りっぱな石垣が残っていて、頂上からはすばらしいながめが見られるんだ。
(場所:米子市久米町)
鳥取藩台場跡淀江台場跡
江戸時代の終わりごろ、日本にやってくる外国の船を追いはらうために、各地の海岸に大砲が置かれていたんだ。その場所のことを「台場」といって、米子市淀江町の海岸にも残されているんだよ。
(場所:米子市淀江町今津)
米子市役所旧館
1930年(昭和5年)に建てられて、市役所として使われていた古い建物だよ。
佐藤功一という、とても有名な人物が設計した建物なんだ。市内に残っている昭和の初めごろの建物としては、大きさや技術は最高のものなんだって。
げんざいは、山陰歴史館として使われているんだよ。
(場所:米子市中町)
… 米子市立山陰歴史館(さんいんれきしかん)
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