東日本大震災

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東日本大震災

東日本大震災の被災地に給水支援隊を派遣しました

平成23年3月11日に発生した東日本大震災において貴い生命を失われた多くの方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申しあげます。
米子市水道局では、社団法人日本水道協会からの給水応援要請を受け、給水車1台、支援車両1台、職員4名を被災地に向け派遣しました。
3月14日(月曜日)午後1時、水道局駐車場において出発式を行ない、派遣職員を激励しました。

また、日本水道協会鳥取県支部(支部長:米子市)所属の鳥取市、倉吉市、八頭町からも同様に給水車と支援車両を派遣しており、被災された皆さんへの給水支援を実施しておられます。
当初、福島県郡山市をめざした支援隊は、福島県内の原子力発電所火災事故発生の影響で一旦新潟市へ退避、その後の日本水道協会からの応援要請を受け、3月17日(木曜日)午後岩手県盛岡市上下水道局に到着しました。報道でご承知のとおり、現地は積雪と厳しい冷え込みに加え、ガソリン、灯油など物資が欠乏しており、特に津波による被害の大きい太平洋岸の市町村とは道路事情や通信状態も悪く、被災地の状況もよくわからないなかでの支援活動となりました。

3月18日(金曜日)現地対策本部の指示により、午前11時頃から米子市は広島市と合同で岩手県下閉伊郡しもへいぐん普代村ふだいむらへ、倉吉市は光市と合同で下閉伊郡田野畑村たのはたむらへ、八頭町は広島市と合同で九戸郡くのへぐん野田村のだむらへ、それぞれ調査に向かいました。現地の天候は晴れですが正午現在の気温2度、各村に向かう道路は積雪のある山道で、啓開情報も途中までしか得られないといった状態の中、注意して向かいました。
午後、受け持ちの各村に到着した支援隊ですが、現地の上水道はほぼ復旧しており、支援は必要なかったとのことで、災害対策本部のある盛岡市に帰還しました。

八頭町は3月18日をもって活動を終了し帰路につかれ、3月19日夜に全員無事帰着されたとのことです。
次の写真は、八頭町から提供いただいた給水支援活動の様子です。連日の長距離移動や悪天候のなか夜間に及ぶ作業など、本当にお疲れさまでした。

3月19日(土曜日)午前10時から、米子市は倉吉市と一緒に、岩手県釜石市の給水支援に向かいました。釜石市では、県営住宅受水槽への加圧給水を中心として、広島市・高松市の支援隊と合同で作業にあたりました。倉吉市は丸亀市・光市と共に、市内の応急給水拠点(小白浜、花露辺、大石、旧釜石商業高校)で被災者への給水支援にあたられたとのことです。

現地対策本部と協議した結果、応急給水については全体的に終息に向かっており、追加支援の要請はないとのことで、体制を縮小する方向で調整されており、これを受けて日本水道協会中国四国地方支部所属の給水支援隊は19日の給水支援をもって作業を終了し、引き上げることとなりました。

3月20日(日曜日)、米子市支援隊は盛岡市から秋田市へと移動し、北陸道を経由して23日に無事帰着しました。倉吉市支援隊も21日夕刻、無事倉吉へ帰着されたとのことです。 今後の支援活動は、主に破損した水道管の復旧作業にシフトしていくものと思われますが、平成12年の鳥取県西部地震の際に各地から暖かい支援をお寄せいただいた当市としましては、被災されて飲料水にも不自由しておられる多くの皆さまが一日でも早く平穏な生活を取り戻されますよう、引き続き被災地の復興支援に取り組んでまいります。


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掲載日:2013年4月22日