令和5年10月に、富益地区で開催した原子力防災訓練の事前説明会で用いた資料中に、優先的に安定ヨウ素剤を服用すべき対象である妊婦を、服用ができない者であるものと誤解させる表現がありました。妊娠中の方は、授乳婦、未成年者と同様に、安定ヨウ素剤の優先服用の対象となっていますので、以下のとおり訂正いたします。
訂正内容
【資料中の表現(誤解を与える表現)】
「妊娠中の方やヨウ素に対してアレルギーのある方等、服用できない方もいらっしゃいます」
【正しい表現】
「妊娠中の方や授乳中の方は、安定ヨウ素剤の副作用リスクよりも、服用しないことによる甲状腺の内部被ばくリスクの方が大きいため、40歳以上の方であっても優先服用の対象となります。但し、アレルギーのある方等であって服用できない場合もあります。」
安定ヨウ素剤の優先服用の対象者
服用を優先すべき対象者は、妊婦、授乳婦及び未成年者(乳幼児を含む)とされています。40歳以上の方は、服用する必要性は低いとされていますが、40歳以上であっても妊婦及び授乳婦は服用を優先すべき対象者です。(参考:安定ヨウ素剤の配布・服用にあたって/令和3年7月21日原子力規制庁)
その他
… 原子力防災講座の資料の誤りについて(鳥取県の原子力防災)
掲載日:2024年3月19日