”皆のチャレンジを応援し、
助け合いたい”
実重さんはトライアスロンチーム「身から出たサビ」の代表として活動しながら、自転車競技の練習会「モーニングライド」の調整役も担うなど、トライアスロンを通じた人との関わりを楽しみながら競技を続けています。
実重さんがトライアスロンの大会に初めて出場したのは46歳のとき。それまで競技の経験はなく、水泳に関しては「カナヅチだった」と笑います。娘さんの水泳教室のついでに自分も水泳を習い始めたのが42歳のとき。4~5年かけて1キロメートルを泳げるようになったころ、アクアスロンという競技を知り、出場。完走したことで「自分もトライアスリートになりたい」と挑戦を決意しました。
トライアスロンに出るために、実重さんが知人の紹介で参加したのが「モーニングライド」。米子市出身のトライアスロン競技オリンピアンである小原工さんが始め、20年以上脈々と続くロードバイクの練習会です。「そこで出会った先輩選手から、実重さんなら100位以内に入ると言われたことがうれしくて」と目を細めます。その後、初めて出場した皆生大会を完走し、以降毎年出場しています。
自身の挑戦を応援してもらった経験から、「チームや練習会は皆のチャレンジを応援し、助け合う場にしたい」と、ほほ笑みます。周囲の人たちと励まし合いながら、実重さんにとって9回目の皆生大会が今、始まります。
掲載日:2023年6月24日