住民への説明概要

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住民への説明概要

このページの内容は、車尾地区の皆さんに説明したものです。

 

地域づくりモデル事業

地方分権の推進に伴い、地域のことは地域で決定し、実行し、責任をもつことが求められています。米子市は、公民館を拠点として、住民が主体となって『身近な地域におけるまちづくり(以下「地域づくり」という。)の推進』を目的としたさまざまな事業を展開して、住みなれた地域で幸せに暮らし続けられるまちをめざします。
このことを踏まえて、車尾地区は、平成24年7月、米子市の「地域づくりのモデルを検討・作成する地区」に永江地区とともになりました。
住民一人ひとりが、日常の暮らしの中で、住みよいまちづくりの主体であることを十分に自覚し、お互いに個人として認め合い、そして関わり合うことによって、お互いを支え合い、助け合っていくことが求められています。

米子市民自治基本条例

平成24年6月に施行した米子市民自治基本条例に「市は、公民館を、社会教育施設としての機能を踏まえ、身近な地域におけるまちづくりの拠点として位置づけます。」とする条文が盛り込まれました。

まちづくりはひとづくりから

「まちづくりはひとづくりから」という言葉があるように「地域づくり」では、「制度・仕組み」もさることながら『より良い地域』になっていくためには、それを担う「ひと」こそが重要であり、そこにこそ社会教育施設である公民館の役割は大きいと考えます。
一人ひとりの価値観がさまざまに分かれ複雑になってきている現代において、誰かだけが頑張っていても、住民が「住んでよかった」「住み続けたい」と思えるような満足のできる地域はできません。市役所も含めた各種の団体や個人が情報を共有し連携するつまりネットワークを築いて、有機的に機能していくことが求められています。

車尾地域づくりモデル検討会

車尾地区は、自治連合会長・社会福祉協議会長・青少年育成会長・公民館運営委員長・公民館長の地区住民5人と市役所から市民自治推進課および生涯学習課の職員3人から成る「車尾地域づくりモデル検討会」(以下「検討会」という。)を設け、平成24年10月から協議を始めました。平成27年1月現在の検討会は、14人の地区住民と3人の市職員で構成しています。

地域づくりのテーマごと懇談

検討会は、車尾地区の主な地域課題(テーマ)について、先進地視察やアンケート結果を参考に、5つのテーマ(部門)「防災安全」「地域福祉」「子育て支援」「環境美化」「健康づくり」を選定し、自治連合会など各種活動団体より数人ずつ参加して、自由討議やワークショップをはじめました。
その後検討会は、新しい組織を立ち上げるより、テーマごとに中核となる既存の活動団体を「安心安全」は消防団と自治連合会、「地域福祉」は社会福協議会、「子育て支援」は青少年育成会、「環境美化」は環境をよくする会、「健康づくり」は保健推進員会と決め、さらに「地域振興」を部門として設置し懇談を積み重ねてきました。

地域づくりモデル事業のまとめ

住民アンケートから、「生活しやすい」「店が近い」「交通が便利」など当面の課題がないということで地域づくりへの意識が低かった。
しかし、テーマごとの懇談を進めていく中で、中核となる団体の意識が変わってきています。「行政がどこまでやってくれるのか、自分たちでできることはやろう」という意識が芽生えてきました。

住民アンケート(平成25年8月下旬実施)の集計から

869世帯から回答をいただき、回答率は36.2パーセントでした。

地域で取り組むべき課題は、どんなことでしょうか。(3つまで)

アンケート結果。1位は防災・防火、災害時の対応で20.7パーセント、2位は住民同士の親睦・交流で11.1パーセントでした。

最も優先して取り組むべき課題は、何ですか。(1つ)

アンケート結果。1位は防災・防火、災害時の対応で31.6パーセント、2位は無回答で16.0パーセントでした。

車尾地区の地域づくりのイメージ

車尾地区の地域づくりには、地域振興や健康づくりなど、さまざまな取組みを実践していく必要があります。次の何からやっていくか、をご確認ください。

何からやっていくか

防災安全部門

自治連合会や消防団が中心となって、自治会ごとに団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。 

  • 消火栓の維持管理
  • 災害時要支援者の把握・その支援
  • ネットワークづくり(自治会長、消防団員、民生児童委員、老人クラブ、小中学校)

地域福祉部門

社会福祉協議会が中心となって、地域の団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。 

  • 「高齢者憩いの場(茶話会、学び、スポーツなど)」事業
    1. 特殊詐欺防止の研修
    2. 畑作業で生きがいにつなげる
  • 見守り活動のネットワークづくり
    民生児童委員・在宅福祉員・社会福祉協議会代議員の3者で話し合い、活動内容を決める。

子育て支援部門

青少年育成会が中心となって、地域の団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。 

  • 子ども見守り活動
    自治会ごとの見守り隊が、町区の要所に立ち、児童の下校時における安全確認とあいさつを励行しコミュニケーションを図る。
  • 乳幼児の交流事業
    乳幼児期の親子や子育て支援者および保育園児が集い交流する機会を提供することで、さまざまな情報を提供し合い、支え合いの関係を築いていく。
  • 子ども教室
    夏休み及び冬休み期間に、小学校で経験できない学びを、地域の名人などを講師に実施する。
  • 広報事業
    年2回、たよりを発行し、地域住民に「子どもは地域の宝、地域ぐるみで育てよう」を啓発し、賛同を得て、協働の育成活動をめざす。

 

環境美化部門

環境をよくする会が中心となって、地域の団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。

  • 米川の清掃(車尾地区内およそ2km)
    水の無くなった時期に、県維持管理課・市農林課・米川土地改良区の協力を得て、実施する。

健康づくり部門

保健推進員会が中心となって、地域の団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。

  • 健康イベント
  • 健診・検診の受診啓発
  • ラジオ体操の普及
  • 姿勢アンケート

地域振興部門

 住民有志が中心となって、地域の団体や個人が協働で、次の取り組みを行なう。

  • 地域の歴史を学ぶ
  • ふれあい祭りを企画・実施
  • 地域の名所・旧跡を探訪
掲載日:2016年5月11日