本との出会い 世界が広がる!自分が深まる!
オズの魔法使い
アメリカのカンザスに住む少女ドロシーは、竜巻 によって、犬のトトといっしょに家ごと巻きこまれ、不思議なオズの国に飛ばされてしまいます。
そこでドロシーは、脳みそのない かかし、心のないブリキのきこり、おくびょうなライオンと出会い、それぞれの願いをかなえてもらうために「エメラルドの都」にいると言われる大魔法使いのオズに会いに行きます。旅の仲間たちの昔のはなしや、オズ大王のひみつが少しづつ明らかになりながら、ふしぎな魔法の世界を旅する冒険物語です。
作:L・F・バウム
絵:デンスロウ
訳:渡辺 茂男
出版社:福音館書店
出版年:1990年
本の番号:933バウ
折り鶴の子どもたち
昭和20年8月6日、広島に投下された原子爆弾は一瞬のうちに広島市を壊滅させ、その放射線によって戦後も多くの尊い命をうばいました。この本には、原爆症とたたかい、12才で世を去った佐々木禎子さんと、彼女の死をいたみ、「原爆の像」をきずいた人々について、書かれています。命の尊さと、戦争のむごさ、平和の大切さについて考えてみてください。
作:那須 正幹
絵:高田 三郎
出版社:PHP研究所
出版年:1984年
本の番号:916ナス
きまぐれロボット
博士の発明したロボットは、おなかがへれば、料理をつくり、たいくつすれば話し相手になるというなんでもできる便利なロボットです。そのロボットを連れて、はなれ島にバカンスに出かけたお金持ちのエヌ氏ですが、ロボットはしだいにおかしな行動をとるようになります。
読むと止まらない、星さんのショートショート。シリーズでどうぞ。
作:星 新一
絵:和田 誠
出版社:理論社
出版年:1999年
本の番号:913ホシ
シャーロットのおくりもの
子ぶたのウィルバー、くものシャーロット。この意外な組み合わせのふたりが、話の主人公です。
上品で頭のいいシャーロットは、何度となくせまってくるウィルバーの命の危機を、すばらしい作戦で救います。命の大切さと友情のすばらしさがユーモアをこめてえがかれています。子ぶたの頃から、ウィルバーをかわいがっていた小さな少女ファーンの成長も見どころです。
作:E・B・ホワイト
さし絵:G・ウィリアムス
訳:鈴木 哲子
出版社:あすなろ書房
出版年:2001年
本の番号:933ホワ
宝島
入り江を見下ろす宿屋「ベンボー亭」にあらわれた老海賊。残された一枚の地図が少年ジムを冒険へさそいだします。ジムは小船にのって宝の島へ。戦いのシーン、仲間に裏切られるシーンなど迫力満点です。
作:スティーヴンソン
訳:坂井 晴彦
出版社:福音館書店
出版年:1997年
本の番号:933ステ
ドリトル先生アフリカゆき
ジョン・ドリトル先生は、ある時、オウムのポリネシアから鳥語(とりご)をならい、すっかり動物語の魅力にとりつかれてしまいました。
そして人間のかわりに馬やヒツジ、野ねずみ、コウモリまでが先生をたずねてくるようになり、動物と話のできる名医となりました。ある時、サルたちを恐ろしい疫病から救うために、アヒルのダブダブや犬のジップ、ブタのガブガブらを引き連れてアフリカに向かいます。
作:ロフティング
訳:井伏 鱒二
出版社:岩波書店
出版年:1986年
本の番号:933ロフ
二分間の冒険
学校の体育館をぬけだして、謎の黒ねこ「ダレカ」に出会ったことから、不思議な世界へとやってきてしまった12歳の悟。
そこで出会った少年少女は同じクラスの友だちのはずなのに、だれも悟のことを知らないといいます。それどころか悟は、いけにえとして少女かおりと竜の館に行かなければならなくなってしまいました。元の世界に戻る方法は、この世界で「一番確かなもの」に変身しているダレカをつかまえること。「一番確かなもの」とはいったい何でしょう? 悟はつかまえられるのでしょうか。
作:岡田 淳
出版社:偕成社
出版年:1985年
本の番号:913オカ
百まいのドレス
家がまずしく、いつも同じ服をきている女の子ワンダは、クラスのみんなに「百まいのドレス」を持っていると話します。
それを活発なペギーが、先頭に立って、クラス中で、ワンダをからかいます。ペギーの親友マデラインは、よくないことだと感じながら、だまって見ているのでした。先生が、クリスマスにワンダの手紙を読むシーンは、心が熱くなります。いじめや差別の問題について書かれた物語です。
作:エリノア・エスティーズ
出版社:岩波書店
出版年:2006年
本の番号:933エス
ふたりのロッテ
両親の離婚 で、全く知らずに別べつのくらしをしてきたふたごの姉妹、ルイーゼとロッテ。ルイーゼは音楽家のお父さんのもとで育ったとんちのきく活発な女の子、ロッテはミュンヘンの出版社に勤めるお母さんのもとで育った大人しくてしっかりものの女の子です。このふたごは、ぐうぜん夏休みに子どもの家で出会い、ふたごであることを知ります。そして、両親を再婚 させようと、お互いが入れかわろうという計画を思いつきます。はたしてうまくいくのでしょうか。
作:E・ケストナー
訳:高橋 健二
出版社:岩波書店
出版年:1980年
本の番号:943ケス
森は生きている
森はきれいな水を作り、土を作り、空気をきれいにしてくれる大切な存在。
森は、昔から人とつながっていて、例えば、家、橋などの建築、おわんやはしなどの日用品にはじまり、木の実の採集、山の動物の狩り、そして、森の栄養は田畑の土や水を肥やし、農業や漁業にとってとても大切なものだということを気づかせてくれます。
人間の手を適切に入れながら森と関わることが大切であるということをこの本は教えてくれます。『川は生きている』『お米は生きている』『道は生きている』もあります。
著:富山 和子
出版社:講談社
出版年:1994年
本の番号:650トミ