公共下水道事業

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公共下水道事業

米子市の公共下水道事業の平成30年度の主な経営指標の要因や今後の取組みなどについて、比較分析結果をお知らせします。

なお、平成30年4月から地方公営企業法の財務規定を適用し、地方公営企業会計へ移行したことに伴い、平成30年度から経営指標の項目と算定方法が変更となったため、前年度比較は行っていません。

新しいウィンドウが開きます 平成30年度決算 経営比較分析表(PDF版)PDF 173キロバイト)

「類似団体」とは…

東京都及び政令指定都市を1類型とし、その他の市町村について、処理区域内人口、処理区域内人口密度、供用開始後年数をもとに類型化したグループです。
米子市と同じグループの類似団体は、処理区域内人口が10万人以上、処理区域内人口密度が1ヘクタール当たり50人未満の市町村です。

経営比較分析(平成30年度決算)

鳥取県米子市

人口 148,524
面積 132.42平方キロメートル
人口密度 1,121.61人/平方キロメートル
処理区域内人口 103,642
処理区域面積 23.19平方キロメートル
処理区域内人口密度 4,469.25人/平方キロメートル
比較分析の内容
経常収支比率

経常収益 ÷ 経常費用 × 100(単位:パーセント)

使用料収入や一般会計からの繰入金などの収益で、維持管理費や支払利息などの費用をどの程度賄えているかを表す指標で、100パーセント以上となっていることが必要です。

米子市の指数:107.68

  • 類似団体内の平均…110.01
  • 全国市町村の平均…108.69

流動比率

流動資産 ÷ 流動負債 × 100(単位:パーセント)

1年以内に支払うべき債務に対する支払能力を表す指標で、100パーセント以上となっていることが必要です。本市は61.36パーセントであり、100パーセントを下回っていますが、全国市町村の平均及び類似団体内の平均と同程度となっています。流動負債の大半は翌年度に償還する企業債ですが、使用料収入などにより支払いが可能であるため、支払能力に問題はありません。

米子市の指数:61.36

  • 類似団体内の平均…62.12  
  • 全国市町村の平均…69.49

企業債残高対事業規模比率

(企業債残高-一般会計負担額)÷(営業収益-受託工事収益-雨水処理負担金)×100(単位:パーセント)

使用料収入に対する企業債(地方債)残高の割合で、企業債残高の規模を示す指標です。現在も年次的に整備を継続しており、今後は老朽化した施設の更新を行なうため、企業債残高対事業規模比率は同程度で推移するものと見込んでいます。

米子市の指数:1,102.43

  • 類似団体内の平均…875.53  
  • 全国市町村の平均…682.78
経費回収率

使用料収入 ÷ 汚水処理費用(公費負担分を除く) × 100(単位:パーセント)

使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した指標で、100パーセント以上であることが必要です。本市は汚水処理に係る経費のほとんどを使用料で賄っており、全国市町村の平均及び類似団体内の平均と同程度となっていますが、100パーセント以上となるよう、使用料収入の増及び維持管理経費の節減に努めていく必要があります。

米子市の指数:99.71

  • 類似団体内の平均…99.83
  • 全国市町村の平均…100.91
汚水処理原価

汚水処理費用(公費負担分を除く)÷年間有収水量(単位:円/立方メートル)

有収水量1立方メートル当たりの汚水処理に要した費用で、汚水処理に係るコストを表した指標です。本市では、一般会計からの繰入金のうち、「分流式下水道等に要する経費」が減額されたことから、汚水処理費のうち公費で負担すべき割合が減った分、使用料で負担すべき割合が増加したため、昨年度に比べて数値が上昇しています。

米子市の指数:172.22

  • 類似団体内の平均…158.94
  • 全国市町村の平均…136.86
施設利用率

晴天時一日平均処理水量 ÷ 晴天時一日処理能力 × 100(単位:パーセント)
施設・整備が一日に対応可能な処理能力に対する、一日平均処理水量の割合で、施設の利用状況や適正規模を判断する指標であり、一般的には高い数値であることが望まれます。
公共下水道の整備済み面積は、平成30年度末で整備対象区域面積の68.94パーセントであり、現在も年次的に整備を継続していることから、全国市町村の平均及び類似団体内の平均を大きく下回っています。今後とも普及促進活動等により、下水道資産の有効利用に努めていく必要があります。

米子市の指数:42.32

  • 類似団体内の平均…67.07
  • 全国市町村の平均…58.98
水洗化率

現在水洗便所設置済人口 ÷ 現在処理区域内人口 × 100(単位:パーセント)

下水道が利用できる地域で、実際に水洗便所を設置して下水道を使っている人口の割合を表した指標で、100パーセントとなっていることが望ましいものです。
類似団体内の平均および全国平均に比べても低いことから、より一層の普及啓発活動に努め、収入の増加に努める必要があります。

米子市の指数:89.55

  • 類似団体内の平均…93.96
  • 全国市町村の平均…95.20

有形固定資産原価償却率

有形固定資産減価償却累計額 ÷ 有形固定資産のうち償却対象資産の帳簿価額 × 100(単位:パーセント)

有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表した指標で、数値が高いほど、法定耐用年数に近い施設が多く、将来の改築・更新などの必要性が高いことを示しています。
類似団体内の平均及び全国平均を大きく下回っていますが、今後は管渠及び施設の老朽化が進行するため、計画的な改築・更新を行なっていく必要があります。

米子市の指数4.10

  • 類似団体内の平均…33.09
  • 全国市町村の平均…38.60
管渠老朽化率

法定耐用年数を経過した管渠延長 ÷ 下水道管渠延長 × 100(単位:パーセント)

法定耐用年数を超えた管渠延長の割合を表した指標で、数値が高いほど、法定耐用年数を超えた管渠が多く、将来の更新などの必要性が高いことを示しています。
平成30年度末で、法定耐用年数である50年に達した管渠はなく、必要に応じて維持補修等を行なっています。今後は更新・補修事業費が増大していくことが見込まれるため、管渠の現状を把握・分析し、適正な維持管理・延命化を計画的に行なっていく必要があります。

米子市の指数:0.00

  • 類似団体内の平均…5.04
  • 全国市町村の平均…5.64
管渠改善率

改善(更新・改良・修繕)管渠延長 ÷ 下水道管渠延長 × 100(単位:パーセント)

当該年度に更新した管渠延長の割合を表した指標で、管渠の更新ペースや状況を把握できます。
平成30年度末で、法定耐用年数である50年に達した管渠はなく、必要に応じて維持補修等を行なっています。今後は更新・補修事業費が増大していくことが見込まれるため、管渠の現状を把握・分析し、適正な維持管理・延命化を計画的に行なっていく必要があります。

米子市の指数:0.13

  • 類似団体内の平均…0.25
  • 全国市町村の平均…0.23
掲載日:2020年7月21日