米子あっちこっち第15回【海外から子どもの絵が届きました】

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米子あっちこっち第15回【海外から子どもの絵が届きました】

こんにちは、米子市国際交流員の나리 (シン ナリ)です。

厳しかった寒風も少しはやさしく変わったように感じるこの頃です。
本当に春が間近に来たような気がしますね。
暖かい日差しのまぶしい桜ももうすぐだと思います。
ところでみなさん、最近市役所に来られたことありますか?
実は先月の2月14日から2月18日までは米子市役所淀江支所、
2月15日から2月25日までは米子市役所本庁舎1階で
米子市とゆかりのある
韓国の束草市と中国の保定市から届いた子どもたちの絵が展示されていました。

淀江支所 市役所本庁舎
毎年冬になると「米子市児童美術作品展」と併せて開催される
「米子市国際児童絵画・作品展」ですが、
今年度は新型コロナウイルスの状況を踏まえ、
「米子市国際児童絵画・作品展」のみ市役所での先行展示の後に
米子市立図書館にて3月3日から3月20日まで開催することになりました。

世の中がコロナ禍になって早いものでもう2年が経ちますが、
なかなか行き来が難しいこのご時世でも
国際交流に対する人々の思いと
エッセンシャルワーカーのみなさんのおかげで
今年も米子市で海の向こうの子どもたちの作品を観ることが出来ました。
画面越しで世界中のどこにでも旅に出かけられる時代ではありますが、
それでも実際に観て感じられるものはまた違うと思います。
絵の中からかいま見える隣の国の景色、生活はもちろん、
この絵がここ米子市に届くまでの旅程を考えてみるのも
また良いのではないでしょうか。

図書館 来場者プレゼント
そして今回は新しい試みとして
これまで絵のタイトルは和訳のみを記載していましたが、翻訳前の原題を追加しました。
日本のように漢字を使いますがより省略した形が特徴の中国の簡体字での表記や
小学校ではなく初等学校を使う韓国の学校名、
また韓国の文字、ハングルで書いた題名など、
探せば探すほど見つかるそれぞれの文化が
よりみなさんの中にぐんと寄り添うことができればなと思います。

日本の3月は別れの時期でありますが
韓国では学校の新しい一年が始まる時期です。
日本に来てもう3年も経ちますので
4月始まりに対しての戸惑いはもうないのですが、
それでも個人的にはまだ3月の方が新しい何かへの期待が膨みます。
内心諦めている新年の計画も今ならやり直せる気がします。
次回はおそらく新年度になってからの更新になると思います。
年度末の忙しい時期ですが、くれぐれもご自愛ください。

米子市国際交流員 シン ナリ

掲載日:2022年3月4日