” 米子の一番の魅力は「人」
親切で明るく親しみやすい ”
コープさんはイギリスのイングランド北西部に位置する都市・マンチェスター出身です。米子市出身の夫人との結婚を機に、18年前に米子に移住しました。英語教師として勤めるかたわら、消防団員としても活躍しています。
消防団に入団したキッカケは2011年に起きた東日本大震災。津波が来ることを住民に知らせるため、鐘を鳴らし続けた消防団員のことをニュースで知りました。「自分は地域のために何ができるだろうと思い、消防団に入団しました」。分団長はコープさんにもわかりやすいよう、全ての資料の文章にふりがなを振ってくれたそうです。たくさんの訓練を重ね、入団の翌年には米子市の消防ポンプ操法大会に出場しました。
米子のことが「大好き」だというコープさん。「マンチェスターと比べると小さなまちですが、海も山もあって自然豊か。たくさんの新鮮な食材にも恵まれています。何より、魅力的なのは「人」。親切で明るく親しみやすい人が多く、気軽に話しかけることができます」。さらには、コープさんのように米子に長く暮らす外国人が他にも何人かいることを挙げ、「きっと米子には外国人をひきつける魔法があって、国際化の伸びしろがある」とほほえみます。
「もちろん母国イギリスのことも好きですが、帰りたいとは思いません。東京でも大阪でもなく、ずっと米子で暮らしたいと思います」
掲載日:2020年11月27日