令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

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令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

平成31年4月から令和元年7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。

なお、令和元年度の本調査は、原則として対象学年の全児童生徒が対象であり、米子市では小学校23校、中学校11校が調査対象となりました。※中学校は、米子市日吉津村学校組合立箕蚊屋中学校を含みます。

令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)

調査内容

児童生徒に対する調査
  • 実技に関する調査(小・中学校ともに8種目) 
    ※米子市の中学校は、20メートルシャトルランを実施
  • 運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査
学校に対する調査
  • 学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査

調査対象数

小学校5年生(23校)

1,257人(男子646人、女子611人) 

中学校2年生(11校)

1,275人(男子623人、女子652人) 

調査結果の特徴

実技調査
小学校5年生
  • 体力合計点は、男子、女子ともに全国平均値を下回っています。
  • 種目別では、男子は20メートルシャトルランが、女子は、20メートルシャトルランと上体起こしが全国平均値を上回っています。男女とも持久力に優れているといえます。一方、男子・女子ともに、握力、長座体前屈、反復横とび、50メートル走、立ち幅跳び、ソフトボール投げは、全国平均値を下回る結果でした。男女ともに柔軟性と俊敏性、投力に課題が見られました。
中学校2年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値を下回っています。
  • 種目別では、男子は50メートル走と20メートルシャトルランが、女子は50メートル走が全国平均値を上回っています。男子、女子ともに、その他の種目においては、全国とほぼ同じか下回っています。全体的な体力・運動能力の育成が必要です。
質問紙調査
<食習慣について>

「毎日朝食を食べる」という回答が、小学生男子、女子及び中学生男子、女子ともに全国値を上回っています。

<メディア視聴について>

平日のメディア視聴時間については、3時間以上の視聴割合は女子が小学生、中学生ともに全国平均を下回る一方で、男子はともに上回っています。男子は、小学生、中学生ともに4割の児童生徒に3時間以上の視聴時間がありました。

<運動習慣について>

学校の体育以外での運動時間については、小学生の男子はほぼ全国平均である一方で、女子は下回っています。中学生は男女ともに全国平均値を下回る傾向が見られました。

<体格>

小学生、中学生ともに、全国平均値とのほぼ同じ状況でした。

調査結果をうけて

今回の調査で、本市の小学校5年生、中学校2年生の児童生徒の体力・運動能力、運動習慣等の状況は、体力合計点については全国平均と比較すると、低い傾向が見られました。また、小学生は持久力、中学生は短距離の走力の面で力がついていることが分かりました。一方で、柔軟性をはじめ、基礎体力面で課題が見られました。これらは、ここ数年同様の傾向が見られます。

児童・生徒質問紙調査では、メディアの視聴時間について、小学生、中学生ともに女子は1日3時間以上の児童生徒の割合が全国平均を下回ったものの、男子は3時間以上の児童生徒が4割以上あります。メディアの視聴時間、学習時間、体づくりの時間等をバランスよくつくることで、健康づくりや体力の向上につながると言えます。

本市では、今年度も引き続き、米子市学校教育の指針に健康教育の充実を掲げ、児童生徒の体力の向上等に取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。

したがって、米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援してまいります。また、令和2年度より、米子市全ての小学校校庭の遊具の順次整備を進めることで、子どもたちの体力・運動能力やコミュニケーション力、運動意欲の向上につなげていきます。

資料

 リンク・新しいウィンドウで開きます 令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の米子市の概要についてPDFファイル 524キロバイト)

掲載日:2020年6月18日