平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

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平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

平成30年4月から7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に、文部科学省による「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」が実施されました。
この調査の米子市の結果の概要をお知らせします。

なお、平成30年度の本調査は、原則として対象学年の全児童生徒が対象であり、米子市では小学校23校、中学校11校が調査対象となりました。※中学校は、米子市日吉津村学校組合立箕蚊屋中学校を含みます。

平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(米子市の概要)

調査内容

児童生徒に対する調査
  • 実技に関する調査(小・中学校ともに8種目) 
    ※米子市の中学校は、20メートルシャトルランを実施
  • 運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査
学校に対する調査
  • 学校における体育、保健体育の指導及び特別活動等に関する質問紙調査

調査対象数

小学校5年生(23校)

1,367人(男子676人、女子691人) 

中学校2年生(11校)

1,291人(男子639人、女子652人) 

調査結果の特徴

実技調査
小学校5年生
  • 体力合計点は、男子、女子ともに全国平均値をやや下回っています。
  • 種目別では、男子、女子ともに、20メートルシャトルランが全国平均値を上回っています。
    男女とも持久力に優れているといえます。また、男子は立ち幅跳び、ソフトボール投げについて、全国平均値をやや上回る結果でした。長座体前屈においては、男女ともに全国平均値を大きく下回る結果でした。柔軟性に課題が見られました。
中学校2年生
  • 体力合計点は、男子、女子とも全国平均値を下回っています。
  • 種目別では、男子、女子ともに、50メートル走が全国平均値を上回っています。女子は、20メートルシャトルランにおいて全国平均値をやや上回る結果でした。男子、女子ともに、その他の種目においては、全国とほぼ同じか下回っています。全体的な体力・運動能力の育成が必要です。
質問紙調査
<食習慣について>

「毎日朝食を食べる」という回答が、小学生は男子、女子ともに全国値を上回っています。中学生については、男子がやや下回り、女子がやや上回るという結果でした。

<メディア視聴について>

平日のメディア視聴時間については、長時間視聴の割合が小学生では男子が全国平均を下回る一方で、女子は若干上回っています。中学生は、男女ともに全国平均に比べ視聴時間が長い傾向が見られました。

<運動習慣について>

家の人から運動(体を動かす遊びをふくむ)やスポーツを積極的に行なうことをすすめられることに関しては、小学生男子が全国平均を上回る一方で、女子は下回っています。中学生は男女ともに全国平均値を下回る傾向が見られました。

<体格>

小学生、中学生ともに、全国平均値とのほぼ同じ状況でした。

調査結果をうけて

今回の調査で、本市の小学校5年生、中学校2年生の児童生徒の体力・運動能力、運動習慣等の状況は、体力合計点については全国平均と比較すると、やや低めの傾向が見られました。小学生は持久力、中学生は短距離、長距離問わず走力の面で力がついていることが分かりました。一方で、柔軟性をはじめ、基礎体力面で課題が見られました。これらは、ここ数年同様の傾向が見られます。

児童・生徒質問紙調査では、メディアの視聴時間について、小学校5年生の段階においては男子、女子ともに全国平均を下回る傾向が見られるものの、中学校2年生では長時間視聴の傾向にあります。メディアへの依存と体力・運動能力には一定の相関関係があると言われています。体力・運動能力の向上に向けた課題の一つと言えます。

本市では、今年度も引き続き、米子市学校教育の指針に健康教育の充実を掲げ、児童生徒の体力の向上等に取り組んでいます。しかし、体力向上、運動習慣や生活習慣の定着は、学校だけでなく、家庭や地域社会と連携を図ることも大切です。

したがって、米子市教育委員会では、今後も、学校が家庭や関係機関と一体となって、体育の授業の改善、日常生活の中での運動習慣の確立、確かな生活習慣の定着など体力づくりや生活習慣の改善に取り組めるよう支援してまいります。

資料

リンク・新しいウィンドウで開きます 平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の米子市の概要についてPDFファイル 593キロバイト)

掲載日:2019年9月2日