市長定例記者会見(平成30年4月3日)

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市長定例記者会見(平成30年4月3日)

 平成30年4月3日(火曜日)

 市長から

  • 高齢者の運転免許自主返納に対する支援について
  • スマートフォン用ごみ分別アプリの配信開始について
  • 第50回米子市民レガッタ記念大会開催について

 質疑


市長:
本日は、私のほうから3点ほどお知らせをしたいと思います。
まず1点目ですが、高齢者の方々の運転免許自主返納に対する支援についてのお知らせです。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 米子市高齢者運転免許自主返納者バス利用推進事業についてPDF 155キロバイト)

お手元に配付している資料のとおりではありますが、この4月1日から、運転免許を自主的に返納された満70歳以上の方を対象にしまして、この運転免許を自主返納してから1年以内に限ってですけれども、市内をバス運行していただいています日本交通株式会社並びに日ノ丸自動車株式会社が発行します高齢者向けバス定期券「グランド70」というものがありますが、これについて、6か月2万5,700円のところを、市が補助をいたしまして1,000円で購入できるようにしたいと思っております。これは今、ご存じのとおり高齢ドライバーの方の運転免許の自主返納というものが警察でも大きな課題になっております。米子市としましては、昨年10月から公共交通の利便性向上に向けて議論をしてきているところですけれども、私たち市役所の観点は、この公共交通の利便性を提供するという部分も少し入れながら、警察と協力し、高齢ドライバーの運転免許自主返納にも協力していきたいと思っております。くわしいことは、また、担当のほうから質問等でカバーさせていただきます。
続きまして、2つ目はスマートフォン用ごみ分別アプリの配信の開始についてでございます。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます スマートフォン用ごみ分別アプリの配信開始について PDF 1.58メガバイト)

お手元の資料にございますが、これはスマートフォン用のアプリで市内の地区を登録しますと、その地区ごとの、例えば今日は可燃物の日だとか、あるいは不燃物、あるいはそういった、何を収集する日かというようなことがアプリによってわかるというものでございます。単にそれだけではなくて、ごみの種類によって、これは不燃物に該当するのか可燃物に該当するのか、そういったQ&Aというものが、検索機能を含めて使えたりだとか、あと、日本語以外にも英語、中国語、韓国語にも対応しておりまして、市内に住まわれるあらゆる方、できるだけ多くの方にこのアプリを使ってもらって利便の向上を図りたいと考えております。鳥取県内では米子市が初めてということでありまして、ちなみに山陰地方では出雲市が既にやっていらっしゃるということであります。またこれもくわしくは後ほど、担当がおりますので、ご質問をお受けしたいと思います。
最後、3点目ですけれども、これは今年の7月の話になりますが、7月7日の夕方、開会式をしまして、8日の日曜日になりますけれども、第50回の米子市民レガッタ記念大会の開催を計画をしております。

【資料】
新しいウィンドウ・タブが開きます 第50回米子市民レガッタ記念大会の開催についてPDF 1.53メガバイト)

第50回ということで、ちょうど半世紀になるわけでして、記念の大会ということで、お手元に書いております日本大学や立教大学、あるいは明治大学、3大学によるエイトエキシビションレースですとか、いくつかの企画を行なって、この記念大会を実施したいと考えております。
例年、出場するクルーは大体70前後なんですけれども、今回は記念ということもありまして、100クルーを目標に出場者を募っていきたいと考えております。その一助になるかどうかわかりませんけれども、私自身も一クルーといいましょうか、ボートに乗って出場する予定にしております。これもくわしいことは担当がおりますので、後ほど質問していただければと思います。
私のほうからのお知らせは以上になります。

幹事記者:
それでは、まず最初に免許の自主返納についての質問、もしあればお願いいたします。

 

高齢者の運転免許自主返納に対する支援について

 記者:
よろしいですか。そうしますと、今回の見込み件数200件ということですけど、予算にいくら計上されましたか。

都市創造課交通政策室主幹:
予算のほうは、年間で494万円を計上しております。

記者:
この200件という根拠は何かありますでしょうか。

都市創造課交通政策室主幹:
鳥取市が同様の取り組みをされていまして、鳥取市の平成28年度の実績が186件ということで、米子市の場合は200件を見込んでおります。

記者:
鳥取市もほぼ同規模のものになるんですね。

都市創造課交通政策室主幹:
そうですね、鳥取市では2,000円で販売されております。

記者:
各自治体、いろいろやってるんですけれども、県内では最大規模とか、そういう感じになるんですか、割引率とか。

都市創造課交通政策室主幹:
鳥取県でいいますと、1年に限ってなんですが、最大の補助額になると思います。

記者:
あくまで本年度中に自主返納された方だけが対象ということになる。

都市創造課交通政策室主幹:
そういうことになりますね。

記者:
結局、1年間だけの補助で、それ以降はもう通常料金でということになるんですね。

都市創造課交通政策室主幹:
そういうことになります。一年を通じて、お試しでバスをご利用いただくという形です。

市長:
狙いとしましては、まず乗っていただいて、意外と便利だなというものを実感してもらえたら、継続して乗ってもらえるのではないかということを期待をしておりますので、この1年間に限るというのは、そういったところであります。

記者:
逆に言うと、この補助のある安い値段だから利用しようと思うんだけれども、正規の料金だと、ばからしくて利用できないという人も出てくるんじゃないですか。

市長:
その可能性はあると思っていますが、まず乗ってもらうというところが大事ですので、この企画をしたということですし、あわせて、利便性向上につきましては別途、料金のこと、あるいはルートのことなども含めて、これから事業者の方とも検討していく予定にしております。

記者:
県内では最大の補助ということなんですけど、この値段設定というのは、どういう思いを持って、市としては決められたんでしょうか。

市長:
1,000円というものが、やはりインパクトを持って、利用されると思われる方に伝わるかどうかということだと思っています。鳥取市が2,000円ということで1,000円としています。1,000円の違いかもしれませんけれども、やはりそこに多少のインパクトを持って受けとめていただくとありがたいのかなと思っています。やはり使ってもらって何ぼの企画ですので。

記者:
鳥取市のほかに、これを利用されてる自治体というのはほかにもあるんでしょうか。

都市創造課交通政策室主幹:
県内では鳥取市だけになります。

記者:
町村も含めて。

都市創造課交通政策室主幹:
定期券の補助ではなくて、それ以外のサービスもということであれば、県内19の市町村があるんですけれども、米子市を含めて11市町でこういった自主返納の取り組みを実施しております。

記者:
鳥取市では何年ぐらいにこれを始められたんですか。

都市創造課交通政策室主幹:
平成28年度から実施されております。

記者:
見込みを上回ったらどうしますか。

都市創造課交通政策室主幹:
補正で対応させていただく形になります。

 

スマートフォン用ごみ分別アプリの配信開始について

 幹事記者:
次、ごみ分別アプリのことについて、何かございますでしょうか。

記者:
これは、県内初ということですけれども、ほかに検討してる自治体とか、把握されている限りでありますか。

クリーン推進課長:
今のところ聞いておりません。

記者:
これは従来、各戸にごみ分別収集カレンダーで配ってましたよね。

市長:
そうです、はい。

記者:
あれも併用してということになるんですね。

市長:
ええ、当面は併用していく予定にしております。

記者:
市長、このアプリの配信について、今後どういう効果を期待されますか。

市長:
やっぱりごみの分別というのは、特に若い方、例えば学生生活で米子に来られた方とかが、それまで住んでいた自分の町とかと違うこともよくあることですので、これまでずっと住まわれてきた方は比較的わかっていることも、そういった新たに住まわれる方にとっては、こういったアプリを利用することによって、間違えずにごみを出すことができるようになると。それと、外国語対応もしておりますので、冊子は日本語対応になっていますから、外国語でもわかるようにしているということ。あと、将来ああいった紙も少しずつ少なくしていくことができるのかなと思っています。いろいろごみというものに関心を持ってもらうツールとして使っていただきたい。この中にごみに関する知識を問うようなクイズなんかも入ってまして、ずっと使っていれば慣れますけども、最初のうちは多少楽しめる要素もありますので、そういったところに期待しております。

記者:
今、学生さんとかにも広く利用してほしいという話がありましたけれども、ちょっと私もさっき試しにダウンロードさせていただいたんですけれども、入力が校区ごとになってますよね。

市長:
はい。

記者:
結構県外から引っ越してこられた方とか、自分がどの小学校区なのかってわからないケースも多いと思うんですけれども、例えば住所で簡単に入力できるようにっていうような仕組みにはできないものなんですか。

クリーン推進課係長:
そうですね、同じ両三柳であっても、例えばですが、加茂校区もあればまた違う校区ということもありますので、それはまた今後、考えてまいりたいと思います。

記者:
さっき私も、実際入力してみて、非常にそこが不便だなというふうに感じたので、そういう点も改善していただければなというふうに思います。

市長:
そうですね。

記者:
あと、これは、予算はかかってるんですか。

クリーン推進課長:
はい。予算としましては、平成30年度の予算でございますけども、年額で22万2,480円かかっております。

記者:
これは当初予算にもう盛り込まれてたという。

クリーン推進課長:
はい、そうです。
初年度につきましては初期設定の金額も入っていますから、平成31年度以降、継続するのであれば、少し金額は安くなると見込んでおります。

記者:
そうすると、さっき言われたように、不便な部分は来年度以降、改修できるんですかね。どうですか。

クリーン推進課長:
今ちょっと早急に結論のほうは導いてはおりませんが、今後の検討になろうと思います。

記者:
いずれ改良する方向なんですか、その検討というのがどっちにもとれるんで。

クリーン推進課長:
本年度の予算、来年度以降の予算も考えながら、この配給元のほうといろんな調整はしてみたいとは思っております。

市長:
何が難しいかというと、先ほどちょっと言いましたけども、例えば両三柳なんかが典型なんですけども、加茂地区と、それから河崎地区と、福米も一部入るんですかね。

クリーン推進課係長:
そうです、はい。

市長:
まざってまして、収集自体はやっぱり学校区ごとにやってるものですし、それから自治会も学校区になってます。そのようないくつかにまたがる区域というものが存在するものですから、かつ、三柳の場合は1丁目、2丁目という住居表示じゃなくて、入ってきたとこから順番にというか、飛んで、また戻ってきたり、こういうような番地のつけ方がしてあるものですから、かなり難易度の高いことになろうかと思いますので、検討はしてまいりますけども、ちょっと今の時点では難しいんじゃないかなというふうに思っています。確かにそこはご指摘の、難点はあるということはありますけども。

記者:
すみません、これは外部のアプリを使ってるっていう理解でいいんですか。

クリーン推進課係長:
はい。

記者:
その校区の設定とかって、変えることってできるんですか。

市長:
それは自由自在にできます。

幹事記者:
そのほか、このごみのアプリについて、何かございますでしょうか。
じゃあ、次は市民レガッタについて、何か質問があれば。

 

第50回米子市民レガッタ記念大会開催について

 記者:
市長は、これまでも参加されてた、初参加ですか。

市長:
いや、初めてなものですから、さすがに漕ぐとなると、真っすぐ行く自信もないわけでして、何です、コックスというんですか。

スポーツ振興課係長:
コックスといいまして、後ろで選手に指揮をして、舵を当てる役をやっていただくと。

記者:
あ、コックスのほうですか、漕ぐほうじゃないんですか。

市長:
ええ、漕ぐほうじゃなくて。

記者:
ちょっと期待外れかもしれない。

市長:
練習する時間があればなんですけども、ちょっとなかなか、どうもとりにくいようなことを聞いておりますので。

スポーツ振興課係長:
大体ビギナーの方でも最低2回は練習していただかないと。それでもやっぱり真っすぐはなかなか進めませんので、まあ4人のクルーがそろった練習というのが必要なものでして、漕ぐほうはさすがにちょっとお願いしにくいかなと思いまして。

記者:
これは、記念大会ということですけれども、例えばゲストとかで誰か有力選手の招へいとか、そのようなのは考えてらっしゃいますか。

スポーツ振興課係長:
有力選手の招へいというのは考えていないんですけども、米子ボート協会の杉村理事長と、その事務局の内田さんと来ていただいているんですけども、同時開催で、こちらのボート協会の主催事業といたしまして、このポスターのほうにもありますが、日大、立教、明治の3大学のエイトのエキシビションレースをやらせていただこうと思っています。このエイトというのは、ご存じのとおり、ボート競技の中で一番スピードの出る花形の種目でございますので、距離は600メートルということで、本番のレースの距離に比べると短いんですけど、かなり迫力があるものになるんじゃないかなと思います。
それと、あと、これは市民クルーなんですけども、中国5県の代表のクルーに出ていただきまして、そちらのほうの対抗レースという形で、市民レガッタと同じ日に同時開催ということでやらせていただこうと思っております。

記者:
今ちらっと目に入ったんですけど、コスプレの競技もあるんですか。

スポーツ振興課係長:
そうですね、この市民レガッタのほうなんですけども、そういう部門も設置させていただいておりまして、目立ったクルーにはコスプレ大賞ということで、炉端かばさんのほうから提供いただきました食事券等をプレゼントしたいなというふうに思っております。

記者:
これは今までもやっていらっしゃったんでしたっけ。

スポーツ振興課係長:
はい。そういう緩い感じのところもありますので。

幹事記者:
そのほか、レガッタについて何かございますでしょうか。

記者:
明治はわかりますけど、この日大と立教と絡むというのは。

米子ボート協会理事長:
この日・立・明、3大学対抗レースというのが毎年4月の日に、今年は14、15日に、レースそのものは15日の日曜日なんですが、埼玉県の戸田の、以前、東京オリンピックがあったコースでやるんです。これがもう10年以上なんですけども、地方の高校生も招へいを受けまして、鳥取県からは、この米子の選手がこれまでもずっと出ておりまして、そういった関係がまずあるということと、それから、日大のほうも米子出身で日大のボート部の卒業生もおられますし、それから立教は3年生、今年4年に進学しました林原さんという、大山町なんですけども、米子東高で漕いでいた選手が在籍しております。明治は、ご存じのように、ちょっと離れましたけど、冨田千愛や高島美晴とか古田直輝という、国体とか世界で活躍する選手が入っているということで、たまたま明治は、米子で2回合宿をしました。今の監督、角久仁夫さんが米子の出身ということもあって、そしてさらには今年、この幹事大学が明治大学ということで、角監督のほうに話を持っていったら快諾を受けたというようなことでございます。

記者:
冨田千愛さんもこのときは来られるんですか。

米子ボート協会理事長:
いや、もう、3月にファクスが届いたと思うんですけども、福井県のほうに行ってしまいましたので、彼女はもう来ないです。

幹事記者:
そのほか。 
レガッタに関しては特にありませんか。 
じゃあ、それ以外のことに関して。 
特になければ、これで終了したいと思いますが、よろしいでしょうか。

記者:
ちょっといいですか。すみません。中心市街地の活性化のことについて、少し市長にお尋ねしたいと思います。 
髙島屋の東館のリニューアルが今後進むんですけれども、まず、角盤エリアの今後の振興について、お考えをちょっと聞かせていただきたいんですけれども。

市長:
この3月議会の中で、譲渡をするということについて議決をいただきました。この後、いろいろ調整をかけて、近いうちにジョイアーバンという会社に譲渡することになります。その後、事業者のほうで東館については改装についてアイデアを固めて改装に移ると思いますが、米子市としては、こうした動きを捉まえて、次の矢、二の矢、三の矢じゃないですけども、次の手を考えていきたいと思っております。
また、具体的にできることといったら、やはりアーケードとか、要は公共部分ですので、そうしたところに何か工夫が凝らせないかだとか、あるいは空き店舗がまた出たようですので、そういったところを活用してくれる事業者さんとか、その辺の調整とか、そういったところに注力をしていきたいと思っています。
それと、これはさすがに平成30年度中は難しいですけれども、そこに連なる朝日町だとか、角盤町・朝日町エリアだとか、あるいは本通り商店街とか、あちらのほうへどうやって波及していくかということの議論は、今年度中には始めなければいけないだろうと思っております。

記者:
そういう中で、米子商工会議所の青年部さんが提言を出されていると思うんですけれども、まず、まちづくり、公共交通の見直しというところで、あのエリアにバスターミナルというか、バスのハブ的な機能というのを盛り込めないかというお話をまず1点出されてます。このことについてはいかがでしょうか。

市長:
ハブ機能の重要性は私もよく認識しておりますが、ただ、それをどこの、つまり具体的な場所となると、なかなか制約があって指定しづらいところがあります。中心市街地以外にも、ある程度郊外にも乗りかえができるような場所、ハブ機能というのは公共交通には必要なんですけれども、ただ、ある程度広い、バスがぐるっと旋回できるような場所が必要になりますので、場所の選定については多少時間がかかると思いますし、中心市街地の土地の制約がある中で、どこまでできるかというのは、ちょっとわからないところがあります。ですので、やはり米子駅というものを最大限、きちんと利用しなければいけないなというのは、これは結論としては変わらない部分だと思っています。

記者:
もう1点、最後に、すみません。東館の周辺、あの角盤町エリアの中に集客拠点、ハブ整備をできないかというような提言もありますけれども、この点については、先ほどちょっと答えをいただいていると思いますが。

市長:
具体的にはイベントスペースの必要性なんですよね。3月に駐車場のオープニングということで、よなご・マルシェですとか、一連のイベントをしましたけれども、あそこ、たまたまアーケードが使えたということはよかったんですが、ただ、必ずしもイベントを大きくするような広さではない。なので、駐車場をかなり使わせてもらいました。今後、やっぱり天候に左右されずに野外のイベントができるエリアの必要性というものは私も認識をしております。ああいったアーケードの部分がいいのか、あるいは例えば公会堂の前庭あたりに可動式の屋根が取りつけられないかどうかとか、今後の議論になりますけども、駅前のだんだん広場だとか、そういった天候に左右されずにイベントが開催できる場所というものは、これは当然検討課題の一つであると認識をしております。

記者:
ありがとうございます。

幹事記者:
そのほか、何かございますでしょうか。
よろしいですか。
じゃあどうもお疲れさまでした。

市長:
はい、ありがとうございました。

 

掲載日:2018年4月12日